サーキュレーターと扇風機の違いって?
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羽根が付いている、そして風を起こすという意味では同じように見えるサーキュレーターと扇風機。でも、この2つ、何が違うんでしょうか。
効果あり?なし?サーキュレーターと扇風機の違いを検証①《風が違う》
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扇風機の風は、大きく外側に広がって吹いてきます。扇風機の前に座ると、心地よい風を受けることができますよね。一方、サーキュレーターの風は、まっすぐ方向性を持って吹いてきます。直接風を受けると、強すぎるな、と感じるような風です。
効果あり?なし?サーキュレーターと扇風機の違いを検証②《うちわ代わりの扇風機》
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扇風機は、その名前の通り、「扇の風を起こす機械」です。扇やうちわは、身体に直接風を当てることで、体表の温かい空気を動かすことで、涼しく感じることができます。この原理で、扇風機の風は涼しく感じるのです。
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そんな扇風機は、角度のついた羽根により、機械の後ろにある空気を押し出す構造により、前方へ空気を送ります。この時の羽根の角度により、風は外側に拡散されるように送られるのです。
効果あり?なし?サーキュレーターと扇風機の違いを検証③《空気をかき混ぜるサーキュレーター》
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サーキュレーターは、英語で「循環する」の意味。その名の通り、空気をかくはんさせることで、室内の空気を循環させる機械です。空気をかき混ぜることで、室温を均一にならす効果があります。
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空気をかき混ぜるには、風を遠くまでまっすぐ送る必要があります。そこでポイントになるのが、扇風機とは異なる、「風切り羽根」と呼ばれる構造。この構造により、風が広がらずに、直進性を持って遠くまで送られるのです。
効果あり?なし?サーキュレーターと扇風機の違いを検証④《冷房ではどう使う》
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近年の夏は「猛暑」とか「酷暑」などと呼ばれ、毎日エアコンの冷房機能をフル稼働させているお宅も多いのではないでしょうか。その冷房をより効果的に活用するために、併用してほしいのがサーキュレーターや扇風機です。
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冷房のエアコンから放出された冷たい空気は、部屋の下のほうにたまります。一方、部屋の上のほうの空気は温かいまま。これを均一化するには、サーキュレーターを天井に向けて、空気をかき混ぜます。こうすると、部屋の中の空気ムラが少なくなり、体感温度も下がるため、快適に過ごすことができます。
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また、冷房の風を直接身体にあてるのはしんどい、という方は、扇風機の風を併用すると、より涼しく感じることができます。冷房なしでは暑い空気が風に乗って身体に来るだけですが、冷房の効いた部屋では、適度に冷えた空気が風を通して身体に当たるので、より涼しさを得ることができます。このとき、エアコンの風向を水平にしておくと、身体に直接エアコンの風が当たらないので、おすすめですよ。
効果あり?なし?サーキュレーターと扇風機の違いを検証⑤《暖房ではどう使う》
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一方、冬の暖房シーズンにもサーキュレーターは大活躍です。エアコンの暖房で発生した暖かい空気は部屋の天井付近にたまるため、この空気を下におろせば、暖房温度を低めにしても、体感で暖かく感じることができます。そのためには、サーキュレーターはやはり天井に向けましょう。また、エアコンの風向きを下にしておくと、暖房効率もアップします。
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また、扇風機の場合も、上方に向けて風を送れば、暖房している部屋の空気をかき混ぜることができ、温度ムラを抑えることができます。直接身体に向けると寒く感じるので、人がいない方向に向けておきましょう。
効果あり?なし?サーキュレーターと扇風機の違いを検証⑥《暖冷房以外の利用法は》
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サーキュレーターの直進する風を使えば、部屋干しの洗濯物も乾きやすくなります。強い風を洗濯物にあてて、一気に水分を飛ばせば、乾燥もスピーディに。天気がぐずつく梅雨時などに、ぜひ試してみたいですね。
効果あり?なし?サーキュレーターと扇風機の違いを検証⑦《気になる電気代は》
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でも、エアコンもサーキュレーターも使うと、電気代がよりかかるのでは？と思った方へ朗報です。ある実験で、日中をエアコンの暖房のみで過ごした場合と、エアコンの設定を1度下げたうえでサーキュレーターを併用した場合での電気代を比較したそう。
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それによると、エアコンの暖房のみ使った場合が6.95kWhだったのに対して、サーキュレーターを併用すれば6.53kWhまで電力の使用量が下がったそう。電気代に直すと10円以上下がっていました。半日でこの差なので、1日中つけっぱなしで何か月も…と考えると、結構な電気代の節約になりますね。設定温度を下げても、体感温度は変わらないそう。試してみたくなった人、多いのではないでしょうか。
効果あり?なし?サーキュレーターと扇風機の違いを検証⑧《最近は一体型も登場》
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サーキュレーターと扇風機の違いを見てきましたが、最近は扇風機なのにサーキュレーターの構造を取り入れた商品が多く登場しています。
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これまでの扇風機は風が広がり、遠くまで風が届かないものが多かったのですが、近年はん版されているものでは、遠くまで直進性を持った、サーキュレーターの構造を組み込んだ扇風機も登場しました。
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また、左右だけでなく上下の首振りができたり、真上に向くような構造の扇風機も登場し、この1台でサーキュレーター機能も使える、という商品もあります。これなら、扇風機とサーキュレーターの2台を買わなくても、1台でオールシーズン利用することができますよね。
また、消費電力を押さえた「DCモーター」型の扇風機も登場。これは、電気代を格段に安くすることができるほか、そよ風のような“超微風”を起こすことも可能。強い風が苦手な人にも使いやすい扇風機もあるんですね。
サーキュレーターと扇風機で快適な住空間を
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構造の違いから冷房や暖房における活用方法まで、サーキュレーターと扇風機についてご紹介してきました。それぞれの利点をうまく組み合わせ、そしてエアコンと上手に併用することで、電気代を押さえながら、快適な体感温度にすることができます。
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サーキュレーターと扇風機を上手に使って、住み心地のよい生活空間を作っていきませんか。
