そもそもこごみとは何?
クサソテツと呼ばれる植物
そもそもこごみとはどのような食べ物なのか皆様はご存知でしょうか。こごみは、クサソテツと呼ばれる植物の若芽のことを指します。上記の画像のようにくるんと先端が丸まっているのが特徴で、その姿が人がかがんでいるように見えることから「かがみ」→「こごみ」と呼ばれるようになったと言われています。味は癖が少なく、あっさりとしており、少し独特のぬめりが感じられます。
美味しいこごみの見分け方
美味しいこごみの条件は、茎が太くしっかりしているものを選ぶのが原則。先端の毛が生えている部分が大きいのも美味しいと言われています。また、茎の部分に白い粉や毛のようなものが多く表出しているのも新鮮なこごみの証拠です。
【こごみの簡単な下処理方法】①まずは水洗いでごみをとろう
こごみの内巻き部分を丁寧に洗う
まずはこごみの下処理をしていきましょう。とはいっても下処理は簡単。こごみはアクが少なめなので、水洗いするだけでも美味しく食べることができます。水洗いをする場合には、先端の丸まっている部分を丁寧に洗うこと。毛のようなものが残らないように、優しく洗ってあげましょう。
【こごみの簡単な下処理方法】②王道の茹でるアク抜き方法
アクが少なめなこごみはさっと茹でるだけでOK
こごみは、ほかの山菜と違ってアクが少なめなので、アク抜きをする場合にもさっと茹でるだけでOKなことが多いのも嬉しいところ。食塩を一つまみ加えたお湯で、1~2分ほどさっと茹でるだけでアクを抜きながら火を通すことができます。
【こごみの簡単な下処理方法】③重曹を使ったアク抜き方法
重曹を使えばこごみをより柔らかくできる
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41FTKjbhYhL.jpg
こごみが固い時には、重曹を使って柔らかくすることも可能となります。やり方は、重曹を小さじ一杯ほど入れたお湯でこごみをさっと茹でて、流水で洗い流すだけ。重曹の効果によって、固かった茎部分が適度に柔らかくなります。また、重曹はアクを溶けださせる作用もあるため、アクが気になった場合にもおすすめです。
重曹の使い過ぎに注意
重曹は、アクを抜いたりこごみを柔らかくするのに効果的ですが、使い過ぎには要注意。使いすぎてしまうと、食感が重要なこごみが柔らかくなりすぎてしまいます。重曹を使うときには小さじ一杯程度を厳守するようにしましょう。
こごみの美味しい料理のレシピをご紹介!
こごみの下処理が終わったら、さっそく調理に取りかかりましょう。以下は代表的な天ぷらと和え物のレシピ。どちらも非常に簡単なのでぜひチャレンジしてみてくださいね。
【こごみの美味しいレシピ】①こごみの天ぷら
こごみの天ぷらのレシピ
引用: https://img.cpcdn.com/recipes/5121193/m/edf253d0db600675be16cbf3d17fc51c.jpg?u=18202927&p=1528880294
【材料】こごみ40本、薄力粉1カップ、冷水200ml、卵1個、塩適量
1.ボウルに水を張りこごみの先端を洗って毛のようなゴミをとる。
2.こごみに天ぷら衣をつけて170度の温度で2分程度さっと揚げる。
3.こんがりと揚がったら完成!
☆ポイントは衣をつけすぎないこと。衣を薄くつけることによって、こごみの食感が生きる天ぷらになります。
【こごみの美味しいレシピ】②こごみの和え物
こごみの和え物のレシピ
引用: https://img.cpcdn.com/recipes/3181918/m/16c5f937c0a48f44ef48938f56f85ef3.jpg?u=850040&p=1431911178
【材料】こごみ、だし醤油小さじ半分、白だし小さじ半分、すりごま適量
1.こごみをさっと茹でてアク抜きをする。
2.茹で上がったら水気を切って調味料とあえて完成!
☆ポイントは、水気をキッチンペーパーなどできちんとふき取ること。水分が残っていると水っぽい和え物になってしまいます。
簡単な下処理方法でこごみを美味しくいただこう!
以上、こごみの下処理の方法やレシピを画像つきでご紹介いたしました。こごみは山菜の中でも簡単に下処理できる部類。画像では少し分かりにくいですが、こごみには毛がついています。基本的にはさっと茹でるだけなので、料理が苦手な方も安心でしょう。下処理したこごみは、天ぷらや和え物にして美味しく食べましょう。