GIカットとは
GIカットとは、アメリカの兵士たちが行う髪型のこと。もともとヘルメットをかぶりやすい髪型としてアメリカ兵士の間で広まっていたものが、「GIカット」という名で流行しているのです。GIカットはスポーティーな短髪ですが、細かく分けると主に7つのスタイルに分けられます。
GIカット7つのスタイル
GIカット①クルーカット
サイドをバリカンで短く刈り上げ、トップにボリュームを持たせたスタイルが「クルーカット」です。短くまとまっているため、とても爽やかな印象があります。また、シンプルなスタイルですので、社会人でも挑戦しやすいでしょう。
GIカット②アイビーカット
「アイビーカット」は髪を七三で分けたジェントルマンなスタイル。七三と聞くと古臭いイメージを抱くかもしれませんが、サイドを刈り上げているため、モダンでクラシカルな髪型になっています。また、ジェルできちんとセットすれば清潔感も出ます。
GIカット③ツーブロック&坊主
GIカットの定番は、ツーブロックと坊主をミックスしたスタイル。サイドから後ろまでバリカンでしっかりと刈り上げて坊主にし、トップのみ髪の毛を残します。トップとサイドにラインが入るため、スタイリッシュでおしゃれな印象。
ただし、綺麗な状態を保つためには、定期的にサイドと後ろを刈り上げなければいけません。こまめなメンテナンスが必要ですが、これぞGIカットというスタイルを楽しみたい方におすすめです。
GIカット④フェードカット&坊主
トップに軽くボリュームを残し、サイドにフェードカットを施したスタイルも人気です。いま日本で流行しているツーブロックよりもスタイリッシュでおしゃれな印象。また、軽やかな髪型なため、暑い夏にぴったりです。
GIカット⑤マリンカット
サイドから後ろをしっかりと刈り上げてラインをはっきりさせ、トップの髪型で遊ぶスタイルが「マリンカット」です。アレンジが効いているため、おしゃれ好きな男性におすすめ。個性派ではありますが、スッキリとしていて清潔感があります。
GIカット⑥ミリタリーカット
GIカットのなかでもスポーティーな雰囲気が強い「ミリタリーカット」。トップを長めに残しているため、ヘアアレンジを楽しむことができます。セットの仕方次第で違った雰囲気になれるのがミリタリーカットの特徴です。
GIカット⑦ネオGIカット
海外で流行中の「ネオGIカット」。こちらのスタイルはサイドを刈り上げて、トップを七三でわけています。また、「ポンパドール」といって前髪にふっくらとしたボリュームを持たせるのがネオGIカットの大きな特徴です。海外のトレンドを取り入れたいという方は、ネオGIカットがおすすめ。
GIカットをセルフでする方法
GIカットは、バリカンを使ってセルフで作ることも可能です。美容院で作ってもらうのが一番綺麗に仕上がりますが、カット代を節約したい、今すぐGIカットにしたいという方はセルフがおすすめ。なお、セルフでGIカットを行う場合はバリカンとすきバサミを用意しましょう。
【セルフGIカット手順】
①耳前を約1cmほどバリカンで刈り上げる(バリカン4.4mm)
②トップの髪の毛を七三に分ける
③サイド耳上を刈り上げる(バリカン10.4mm)
④①で刈った部分と③で刈った部分のラインがなくなるように刈り上げる(バリカン6.4mm)
⑤後ろをバリカンで刈り上げる(バリカン6.0mm)
⑥後ろとサイドのバランスを取るために調節する(バリカン11.0mm)
⑦耳後ろから後頭部を馴染ませる(バリカン8.0mm)
⑧刈り上げた部分と残っている髪の毛のラインをすきバサミで馴染ませる
⑨トップの髪の毛もすきバサミを使って馴染ませたら、セルフGIカット完成
GIカットは1000円カットでもオーダー可能なのか
店舗にもよりますが、基本的には1000円カットでもGIカットのオーダーは可能です。1000円カットで有名な「QBハウス」では、ハサミとバリカンで対応できる髪型であれば何でもOKなのだそう。また、GIカットのようなこだわりのあるオーダーしても別料金を取られることはありません。
GIカットは床屋・美容院どちらでオーダーするのが正解なのか
髪の毛を床屋か美容院どちらで切るか、男性なら一度は悩んだことがあるのではないでしょうか?カットや技術面で両者に大きな違いはありませんが、どちらかというと床屋の方が男らしく仕上がり、美容院ではおしゃれに仕上がります。
また、床屋はカミソリを扱うことが許されているため、カット代に顔やヒゲ剃りが含まれていて少しお得。さらに、美容院よりカット代がリーズナブルな傾向にあります。
一方、美容院はその人をいかに良く魅せられるかを目的としており、自分の骨格に合わせてのカットも可能。さらに、最先端の流行ヘアスタイルやトレンドを取り入れることができます。
床屋、美容院どちらにも良い部分がありますので、「GIカットをするならこちらが良いですよ」と言い切ることはできません。そのため、自分がどのようなスタイルになりたいかに合わせて選ぶのがおすすめです。
GIカットのオーダー方法
GIカットにしてみたいと思ったものの、どのようにしてオーダーすればいいのか分からないという方もいることでしょう。そこで、GIカットのオーダー方法をご紹介します。
①写真を見せて伝える
最も手っ取り早く、そして正確に自分のなりたいスタイルを伝えられるのが写真を見せる方法です。雑誌の切り抜きでもいいですし、ネットでGIカットを検索して写真を見せてもOK。
美容師と自分とで同じものを見て、同じ完成形をイメージできるため、「こんなはずじゃなかった」という失敗がありません。また、口下手な人でも簡単に自分の理想を伝えられます。
②口頭で伝える
髪型にこだわりがある方は写真だけを見せるのではなく、口頭でオーダーするのがおすすめ。前髪や刈り上げの長さなど、細かく注文するとより自分の理想に近づきます。ただし、口頭でのオーダーは美容師と自分との間で相違が生まれやすくなります。そのため、できるだけ分かりやすくオーダーしてあげましょう。
GIカットが似合う芸能人①川谷修士さん(2丁拳銃)
2丁拳銃の川谷修士さんのGIカットは、トップが長めでとてもオシャレ。サイドと後ろを刈り上げていますが、さほど見えている範囲が広くないため、刈り上げるのにためらいがある方におすすめ。また、刈り上げている部分と髪の毛のラインがハッキリしていない分、誰でも挑戦しやすいスタイルとなっています。
GIカットが似合う芸能人②千原せいじさん
サイドから後ろまで広範囲を刈り上げ、トップに軽めの髪の毛を残しているスタイルの千原せいじさん。トップとサイドのラインがはっきりしており、男らしくワイルドな印象。全体的にスッキリとしているため、夏にぴったりなスタイルです。
GIカットが似合う芸能人③宮川大輔さん
宮川大輔さんはサイドを長めに刈り上げて、トップにもボリュームのあるスタイル。サイドからトップのラインがなだらかで、ナチュラルな印象です。前髪をオールバックにしているため、かなりスッキリとしており、清潔感があります。
まとめ
GIカットといっても、様々なスタイルがあります。自分に合ったスタイルを見つけて、ぜひチャレンジしてみてくださいね。ラインや刈り上げの長さなどにこだわりのある方は、セルフでカットしてみてはいかがでしょうか?