誕生日:11月7日
身長:149cm
体重:44kg
得意科目:理科全般
苦手科目:国語全般
将来の夢:研究員
3年E組のクラスメイトである寺坂竜馬から「毒メガネ」というあだ名を付けられています。
三つ編みに眼鏡、制服のスカートはきっちり膝丈という、誰もが想像する「真面目ちゃん」のルックスそのものです。しかし目は大きく垂れ目で顔自体は可愛いと思われるので、眼鏡を外すと美人!というパターンかと思いきや「3」の字の目をしているというのび太パターンです。
その真面目で大人しそうな外見通りの性格で、物腰は柔らかく同級生であっても丁寧に敬語で話しています。純粋すぎるといってもいい素直な性格で嘘がつけずそれ故騙されやすいという損な性格でもあります。
奥田は得意科目を理系全般としていますが、一般的な中学生の「得意」とは別次元の理系の才能を持ち合わせています。中でも化学の才能はズバ抜けており、自ら水酸化ナトリウムや強力下剤、酢酸タリウムなどの劇薬を生成できるレベルで、まさに天才です。
副担任の烏間曰く、「自分が教えられる範囲を超えている」ほどの実力。
学内テストでも当然その実力は現れており、理科の一学期中間テストでは学年17位、同じく一学期期末テストではなんと1位になっています。
そんな天才とも言われるほど化学の才能に長けていて真面目で素行も非常に良い奥田にも関わらず、なぜ「エンドのE組」なんて不名誉な名で呼ばれてしまうクラスにいるのか?その理由は意外なところにありました。
理系では才能を見せる奥田ですが、足を引っ張っている非常に苦手な教科があります。それは国語です。そもそも理系以外の教科には一切興味がなく、理系以外は全体的に成績は良くはありませんでした。そんな中でも特に国語の成績が最悪。それがE組に落とされた原因です。
国語が苦手というのが原因か、奥田は人とコミュニケーションを取るのが苦手でした。しかしそんな奥田に殺せんせーは、「標的を騙すため、そして将来的に理科の才能を活かすためにも人に物事を効果的に伝えるための国語力を身につけること」が必要だと教えます。
いくら理科の才能がすごくても、正しく人に伝えられなければその才能は埋もれてしまうと考えたのでしょう。殺せんせーからの指導を受けた奥田は殺せんせーの教え通り、自らクラスメイトとコミュニケーションを取るよう心がけ、親交を深めるようになりました。
常に生徒とも暗殺とも正面から向きあう殺せんせーはアドバイスだけでなく、放課後奥田に「一緒に先生を殺す毒薬を研究しましょう」と誘ったことも。
読者の間では奥田愛美と赤羽業(カルマ)の噂がよく囁かれています。
赤羽業とは赤髪長身のイケメンキャラ。フランクな性格や戦闘力の高さで活躍の場面も多いことから作内でも上位に食い込むであろう人気キャラクターの一人です。一見、奥田のようなクラスメイトとは関わりを持たなそうに見える赤羽ですが、関係が噂されるようになったきっかけはなんなのでしょうか?
カルマは修学旅行時にクラスメイトから「気になる女子」を聞かれた際に奥田の名前を挙げているのです!しかし肝心なその理由はというと理系の天才的な才能を見込んで「怪しげな薬とかクロロホルムとか作れそう(イタズラの幅が広がるから)」という理由から‥。カルマらしい答えですね。ちなみにクロロホルムというのは手術時に使われる吸入麻酔薬です。
しかし奥田とカルマが注目されている理由はそのワンシーンだけではありません。カルマはクラスの女子から怖がられている一面もあるのですが、それを奥田が庇うというシーンもありますし、渚とカルマが一騎打ちになったときは「カルマくんにも勝ってほしいです!」との発言が。普段の奥田はそういった個人的な感情・意見を主張することが少ないため、より注目されるワンシーンとなったようです。
そして極め付けには、カルマのことを「積み重ねてきた覚悟と努力を知っている」と語ります。頭の回転が早く成績優秀、戦闘能力も抜群であるカルマはなんでもさらっとこなすイメージが強いのですが、そんなカルマは決して天才型というわけではなく、人一倍努力をしてきた結果だということに奥田は気づいているんですね。
二人に恋愛的な特別な進展があるわけでもありませんが、きっと作内には描かれていない部分で恋愛とまでいかなくてもクラスメイトとして、他の人以上に親しみ合うところがあったのではと予想する読者が多いようです。
理系の天才で誰よりも愛する、奥田愛美にしか言えないであろう名言をピックアップしてみました。
「本当の理科は暗記だけじゃ楽しくないんです「君が君である理由を理解ってるよ」ってちゃんと言葉にして伝えてあげたらこの理科すっごく喜ぶんです」
優しい奥田らしい考え方ですよね。だからこそ理系がここまで得意になったのかもしれませんね。
中学生の時点で将来の夢は研究員としていた岡田ですが、7年後はというと国立国際先端医療研究センターに務めており、そこで再会したクラスメイトの竹林孝太郎と共に、殺せんせーの活性粘液を参考にしたどんな血液型にも輸血できるという人工血液の開発をしています。その才能は健在なようです。夢が叶ってよかったですね。
映画暗殺教室の奥田愛美役に抜擢されたのは、女優・タレント・モデルと多方面で活動中の上原実矩(うえはらみく)さんです。
大人気少女漫画「君に届け」の映画にて主人公・黒沼爽子の少女期を演じたのが上原さんです。以降も映画「大人ドロップ」やテレビドラマ「新宿セブン」など多数出演しました。また、あの大人気バンド「KANA-BOON」と「SHISHAMO」のミュージックビデオにも出演し注目を集めています。
アニメ暗殺教室で、奥田愛美役の声優を務めたのは、声優矢作紗友里さんです。
矢作さんは2005年にテレビアニメ「かりん」で声優デビュー。そのデビュー作でいきなり主人公・真紅果林役に大抜擢されました。以降「To LOVEる -とらぶる-」「バクマン。」など多数の作品に出演しました。
矢作さんは様々なタイプの役柄を演じ分けることができ、純情少女を演じたかと思えばクールで無口な女性を演じたり、悪役に関しても「やりがいがある」と述べています。奥田同様天才肌なのでしょう。その実力が大変評価されている声優さんです。
今回は奥田愛美をピックアップしてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?学園ものでは必ず一人はいるといってもいい定番の真面目眼鏡キャラの奥田ですが、「劇薬・毒薬を作れるレベルの化学の天才的才能を持つ」という特徴が加わったことでグッと暗殺教室らしさが出て魅力的なキャラクターになりました。カルマとの関係は分からず終いですが、読者が各々想像するのもまた醍醐味ですね。