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林原めぐみ

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【林原めぐみ】椎名林檎とコラボ!楽曲をご紹介

2021.06.29

一線級を走り続けるカリスマ声優・林原めぐみさん。強烈な個性を放つカリスマアーティスト・椎名林檎さん。実はそんな一流の二人、林原めぐみさんと椎名林檎さんがタッグを組んだ夢のような楽曲が存在します。今回はお二人のコラボ曲についての情報をまとめてみました。

  1. 林原めぐみさんとは
  2. 【林原めぐみ】歌手としての仕事
  3. シンガーソングライター・椎名林檎
  4. 【林原めぐみ】出演する『昭和元禄落語心中』とは
  5. 【林原めぐみ】演じる「みよ吉」という女
  6. 林原めぐみ×椎名林檎・夢のコラボ
  7. 林原めぐみ×椎名林檎・魅惑のジャケットワーク
  8. 初タッグ曲『薄ら氷心中』
  9. 再度の協演『今際の死神』
  10. 【林原めぐみ】椎名林檎とのコラボまとめ

林原めぐみさんのプロフィール

林原めぐみさんは長年活動されている人気声優さんです。東京都北区出身。身長155センチ、体重は45キロの、どちらかといえば小柄な女性です。たくさんの作品に声優として出演し、そのうちのいくつかは十年を超える息の長い作品、そしてキャラクターとしてファンに愛され続けています。
愛称は「めぐさん」「閣下」「食料大臣」など。「めぐさん」はお名前からだとすぐわかりますが、残り二つにも理由がありました。
飲み会で集まると、その際の食べ物は林原めぐみさんが仕切ることから「食料大臣」と呼ばれるようになりました。また、林原めぐみさんがパーソナリティーを務めるラジオ番組、「林原めぐみのHeartful Station」内の企画コーナー「遊星セガワールド」において出演者に「(何か)お寄越し」と繰り返しているうちに「閣下」が定着。今は来歴は知られないまま呼称だけが独り歩きしていると林原めぐみさんが別のラジオ番組にゲスト出演した際に語っています。

林原めぐみさんの持ちキャラクター

「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイ、「らんま/1/2」の早乙女らんま、「ポケットモンスター」のムサシ、「名探偵コナン」の灰原哀など、アニメファンでなくとも知っている作品で重要キャラクターを演じています。 また、「スレイヤーズ」のリナ=インバース、「シャーマンキング」の恐山アンナ、「幽☆遊☆白書」の少女幻海なども林原めぐみさんが声を当てています。
OVA「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」のイベントにおいて、椎名恵さんの代役で主題歌を歌うことになり、それがきっかけで歌手デビューを果たします。そこから同作品のイメージソングとして『夜明けのShooting Star』という楽曲が作られます(本編では未使用)。その後は林原めぐみ名義のCDや、早乙女らんまとしてのキャラソンCDなど、次々と発売されました。
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また、自身の曲だけではなく、後輩声優さんなどの曲にも詞を提供しています。実は林原めぐみさんの書いた詞は、小学校の教科書にも載っているのです。 テレビアニメ「BLUE SEED」で使用された曲に、林原めぐみさんが詞をつけて歌ったものです。
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カリスマアーティスト・椎名林檎

椎名林檎さんと言えば独特の世界観と高い歌唱力で数々のヒット曲を世に送り出しているシンガーソングライターです。椎名林檎さんのお兄さんは同じシンガーソングライターの椎名純平さん、叔父さんはイラストレーターでブックデザイナーの辰巳四郎さん、従姉妹はイラストレーターの藤森玲子さんと、芸術家肌の家系のようです。
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「椎名林檎」という芸名は高校生の頃、JASRACへ著作権登録をする際に必要に迫られてつけたもの。あくまで一時的に使用するだけのつもりでした。
紡ぐ歌詞のほとんどが自身の実体験に基づくものですが、「歌舞伎町の女王」だけは完全なるフィクションとのこと。

ロックバンド「東京事変」での活動

「東京事変」は椎名林檎さんを中心に結成されたロックバンドです。2003年、引退も視野に入れるほど音楽活動へのモチベーションを維持しにくかった椎名林檎さんが、メンバーのためなら心の持ちようが変わるのではないかと考え、結成されました。「東京事変」としての活動中に椎名林檎個人としての活動も再開しているので、当初の目論見は当たったと言えるでしょう。
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椎名林檎さんのソロ活動の再開と同時に「東京事変」としての活動は限定的なものになりますが、最終的に2012年に解散しています。
『昭和元禄落語心中』は漫画家・雲田はるこさんが描いた落語をテーマに据えた漫画です。
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大戦の記憶も薄れゆく、高度成長期を過ぎた昭和の時代。強次は刑務所の慰問に訪れた八代目有楽亭八雲の「死神」を聞いて感動を覚え、出所直後のその足で八雲の寄席に押しかけ、弟子入りを志願します。今まで弟子を取らずにいた八雲は強次を付き人にし、与太郎という名前を与えます。
八雲や八雲の養女・小夏と接するうち、彼らの過去も徐々に知ることになり、物語の舞台は一旦過去へ。八雲が『八雲』となる前の二代目助六との経緯を語る過去篇を挟んで時代はバブルの弾けた昭和末期から平成初期に進み、与太郎が三代目助六を襲名して己の落語を確立していくさまが描かれます。
落語という厳しい芸の世界でのたうつ男たち、落語のために捨てられる女、それらを数々の名作落語が彩ります。繊細かつ骨太なストーリーに椎名林檎さんと林原めぐみさんのコラボ曲はぴったりと嵌まっています。
菊比古(八代目八雲)の芸に隙がない(=色気がない)ことを指摘した師匠の七代目八雲が紹介した垢ぬけた美人、それがみよ吉です。実は、七代目の愛人でした。
みよ吉の人生は男を愛し、男をアテにし、男に利用され、そして男に捨てられる人生でした。今までの男たちと違い、自分に色目を使わない菊比古を愛し、しかし結局は芸を選んだ菊比古からも捨てられることに。破門された二代目助六と共に姿を消しますが、働かない助六に愛想をつかし、みよ吉は助六と娘も捨てて出ていきます。
みよ吉は夫や子供に一切構わず、再会した菊比古に執着します。しかし事故で窓の外へ落ちたみよ吉を助けようと咄嗟に飛び出したのは、自分が文句ばかりつけていた助六でした。その時になって初めて、菊比古は助六の叫びから「みよ吉」という女の本当の名前を知るのです。菊比古がずっと「みよ吉」と呼んでいた女は、「ゆりえ」という名を持っていました。
立川志の輔さん(ラジオ「落語DEデート」)との対談で林原めぐみさんは「『女』って筆で書いたようなキャラクターを演じることになるとは思わなかった」と語っています。
「落語なんて嫌いよ」というキャラクターなので、あえて落語には触れる機会を作らないまま収録を終えています。その後、ようやく落語を見るとこう感じたそうです。
「林原めぐみとしてはげらげら笑ったけど、落語の中の女性は幸せではないから自分の中のみよ吉は「やっぱり落語なんて嫌いよ」と言った」。
まず「心中」というワードから番組ディレクターが椎名林檎さんを連想し、思い付きを林原めぐみさんに話します。林原めぐみさんはそれを「ムリだよ」ではなく「思うはタダだ、言ってみよう」と後押し、実際にお願いしてみたら快諾、コラボが実現しました。
椎名林檎さんももともと落語に興味があったこと、そして林原めぐみさんの仕事ぶりをご存じだったことからこの仕事に全力で取り組みました。みよ吉が喋っているような自然なキーにしたかったため、林原めぐみさんの声素材をもらってキーを確認するところからの丁寧なお仕事です。
また、林原めぐみさんも椎名林檎さんの短い感想や指示の微妙なニュアンスを汲み、彼女の思い描く歌声を作り上げました。
最初のコラボ曲『薄ら氷心中』のジャケットワークも椎名林檎さんプロデュースです。自身のスタッフを貸し、チャイナドレスも椎名林檎さんのスタイリストが二人分のイタリア製の生地を選び、中国に縫製に出しています。
二度目のコラボ曲『今際の死神』でも一枚目に引き続いて椎名林檎さんが全面プロデュース、MVについても一枚目から引き続き映像作家の山田智和さんが担当されています。
実は『薄ら氷心中』のMVで林原めぐみさんが使用しているファーは椎名林檎さんの私物。現場の濃密な二人の時間を想像できますね。
椎名林檎さんがオールプロデュースした「昭和元禄落語心中」のアニメ主題歌です。ディレクションも椎名林檎さんが行い、仮歌も椎名林檎さんが歌っています。
椎名林檎さんの仮歌は激しめの情念のこもった歌い方でしたが、実際にはこれとは違う、みよ吉が喋っているような歌い方がいいと言われ、林原めぐみさんが180度違う「みよ吉」を表現しました。椎名林檎さんから「ばらまいて~」の「ら」は巻き舌ぎみにしましょうかと言われ、そのように歌ったとラジオ番組で明かしています。
歌詞は椎名林檎さんお得意の旧かな遣い、「ぢゃあ」「腸(わた)」「嫌ひ大嫌ひ」など、雰囲気のある言葉が並びます。その文字の狭間から匂い立つような情を、林原めぐみさんが淡々と歌う圧巻の名曲です。
カップリング曲も作品を意識して椎名林檎さんが手がけています。『薄ら氷心中』は「道行き」、カップリング曲の『我れは梔子』は「蜜月」にあたるもの。梔子(クチナシ)は果実が熟しても割れないことからこの名がついたとも、蛇(=くちなわ)くらいしか食べないという意味だとも言われています。蜜月だというのに刹那的でどこか不穏な歌詞が、物語の往き着く先を暗示しているようです。
薄ら氷心中 Single, Maxi
価格 ¥ 1,156
実は林原めぐみさんに提供した『薄ら氷心中』についてはセルフカバーとして椎名林檎さんのアルバムにも収められています。アレンジ、テンポ、歌い方も違う『薄ら氷心中』、どちらも名盤です。
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価格 ¥ 2,621
2017年2月22日にリリースされました。「昭和元禄落語心中」のアニメ二期の主題歌です。カップリング曲もやはり作品を意識し、椎名林檎さんがプロデュースしました。古典落語の名作「死神」や、死に際したみよ吉の三分間の心情を織り交ぜた曲となっています。
今際の死神 Single, Maxi
価格 ¥ 700
椎名林檎さんのコメントによると、『今際の死神』は「黄泉」、『命の息吹き』は「見初め」に当たるとのこと。その通り「始まりと終わり」、あるいは「終わりからの始まり」と捉えることもできる、美しいテーマ性をはらんだ素晴らしいシングルです。そして先の二枚を合わせると、みよ吉の熱烈で自分勝手な愛の場面が四つ出揃うことになります。
林原めぐみさんと椎名林檎さんのコラボ曲についてまとめてみました。 発売された二枚のシングルは単なるアーティストからの楽曲提供ではなく、高いレベルでの個性と才能の切磋琢磨の産物と言えるのではないでしょうか。 またこのようなコラボが行われるのか、注目していきたいところです。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51rla-EHJeL._SY355_.jpg