タイの観光スポットはバンコクだけじゃない!
タイの旅行先といえば「バンコク」と言うほど、ほとんどの方はそう思ってらっしゃるのではないでしょうか?実は、バンコク以外の地方都市に穴場はたくさんあるのです。もちろん、バンコク市内でも観光客のあまり知らない名所があることも事実。そこで、今回はバンコクを含む、タイ全土のおすすめ穴場観光スポットをご紹介していきます。
タイ穴場観光スポット1:ワット・サマーン・ラッタナーラーム(チャチョエンサオ)
バンコク市内からは約2時間のところにある「ワット・サマーン・ラッタナーラーム」、別名「ピンクガネーシャ」とも呼ばれます。ここはかなり大きな敷地の寺院、というよりテーマパークに近い感覚かもしれません。なぜか、日本のアニメキャラの像が至る所にあります。
ガネーシャの周りには願いをガネーシャに伝えてくれるネズミの像が配置されていて、自分の誕生日の色のネズミ像に耳元でお願い事を囁くと、通常の3倍の早さで願い事が叶うというミラクルパワースポットです。ちなみに、お願い事を囁く時は、必ず願いが漏れない様にもう一つの耳を塞いで下さいね。
基本情報
英語表記:Wat Saman Rattanaram Temple
住所:Bang Kaeo, Chachoengsao 24000, Thailand
タイ穴場観光スポット2:サンプラーン・リバーサイド(サムプラン)
バンコクの南西約30kmに位置する広大なレジャーランド「サンプラーン・リバーサイド」(旧ローズ ガーデン リバーサイド)は、ゴルフ場や宿泊施設があり、他にもさまざまな体験型アクティビティが用意されています。
1日1回、14:45頃から開催されるカルチャーショーでは古典舞踊や伝統儀式、ムエタイ、農村での昔ながらの暮らしぶり、象の曲芸などを見学でき、タイの文化を存分に楽しむことができます。タイ文化体験施設内には、タイシルクや伝統手工芸、タイ武術や田植え作業など、1日では全てを楽しむことができないほどのアクティビティが人気です。
ここでは象に乗ることもできますので、ぜひ一度体験してみてくださいね。
基本情報
英語表記:Sampran Riverside
住所:Km. 32 Pet Kasem Highway, Sam Phran 73110, Thailand
タイ穴場観光スポット3:ワット・パクナム(バンコク)
最近人気が急上昇しているバンコクの寺院「ワットパクナム」。吸い込まれそうなほど美しい、宇宙のような天井画が有名です。バンコクの定番観光スポットがあるエリアから少し離れた場所にあるのですが、「インスタ映え」スポットとして人気急上昇の観光スポットなんです。
ワットパクナムにはいくつか見どころがあるのですが、大きな白い仏塔の5階でこの美しい天井画を見ることができます。この天井に描かれているのは「仏陀の生涯図」だそうです。見ていてとても心が洗われるような気持ちになります。
基本情報
英語表記:Wat Pak Nam
住所:Soi Pak Nam, Thoet Thai Road | Pak Khlong Phasi Charoen, Phasi Charoen, Bangkok 10160, Thailand
タイ穴場観光スポット4:サームパン・ボーク(ウボンラーチャターニー)
「タイのグランドキャニオン」とも称される「サームパン・ボーク」は、「3000個の穴」という意味を持つクレーターの美しい観光スポットです。ここはメコン川とラオス、カンボジアと接したタイの東北部に位置しています。
「サームパン」が3000という意味で、「ボーク」がラオス語で穴と言う意味らしく、ミッキーマウスの形をしたボークなどがあり、タイの雄大な自然を楽しむにはおすすめのスポットです。
基本情報
英語表記:Sam Phan Bok
住所:Lao Ngam subdistrict, Pho Sai 34340, Thailand
タイ穴場観光スポット5:カオラック
タイの中でも観光客が少なく、静かにのんびり過ごせるビーチリゾート地の「カオラック」。多数あるビーチの中でも特におすすめなのが「Pak Weep Beach」です。
目の前に広がるとても広大なビーチは清潔で美しく、タイの他のビーチよりも圧倒的に観光客が少ないので、静かでのんびりとした時間を過ごすことができます。家族連れで楽しむのにもおすすめのビーチです。
基本情報
住所:Khao Lak, Thailand
タイ穴場観光スポット6:プーチーファー(チェンライ)
タイ北部のチェンライにある、ラオスと国境を接した山「プーチーファー」。毎年11月~1月頃の乾季の時期になるとタイでは珍しい美しい雲海が眼下に一面に広がります。
多くの人が雲海とともに楽しむのが、その雲海から登る見事な御来光です。特に、乾季の週末は多くのタイ人観光客で賑わいます。朝が早いので前日から一泊する人がほとんどで、周辺の宿泊施設も満室になっていることが多いですので、早めに予約を入れるのがベストです。
基本情報
英語表記:Phu Chi Fa Forest Park
住所:Thoeng, Thailand
タイ穴場観光スポット7:サンクチュアリ・オブ・トゥルース(パタヤ)
「サンクチュアリ・オブ・トゥルース」はパタヤの北部に建設中のモニュメントで、釘を一切使わず全て木材のみで作られているという興味深い建物です。この建物が造られた目的は、昔からの木造建築伝統技術を現代に残すため、そして同時に木に彫られた芸術、神への信仰を表すためと言われています。
1981年に着工が開始されましたが未だ完成しておらず、建築と補修が進められています。そのため、建物内に入るにはヘルメットを着用しなければなりません。広大な園内にはレストランや池、遊歩道などもあり、タイダンスなどのショーも楽しむことができますよ。
基本情報
英語表記:Sanctuary of Truth (Prasat Sut Ja-Tum)
住所:Naklua Soi 12, Pattaya-Naklua Rd, Pattaya, Thailand
Sanctuary of Truth
タイ穴場観光スポット8:サメット島(ラヨーン)
バンコクから近い、穴場の絶景ビーチ「サメット島」。透明度が高い青く澄み切った海と、鳴き砂の白いパウダービーチが魅力です。
手つかずの自然が多く残り、秘島気分を味わえるのが一番の魅力とも言えます。ラグジュアリーな高級バンガローから格安のバンガローまで、さまざまなホテルが幅広くそろっているのも嬉しいポイント。他のリゾート地よりもゆったりとパラセイリングやボートクルージングを楽しむなら、サメット島がおすすめです。
基本情報
英語表記:Koh Samed
住所:Phe, Thailand
koh samed
タイ穴場観光スポット9:ジム・トンプソンの家(バンコク)
タイシルクを世界にひろめたことで有名なアメリカ人「ジム・トンプソン」が住んでいた「ジムトンプソンの家」。彼が生前にコレクションした骨董品や絵画の数々が展示してあり、美術館や博物館など文化的な観光スポットが少ないバンコクの中でも、気軽に楽しむことができるおすすめのミュージアムです。
手入れが行き届いた庭には南国の花々が咲き乱れ、都会の喧騒を忘れた美しい風景を堪能することができます。
基本情報
英語表記:Jim Thompson House
住所:6, Soi Kasem San 2, Rama 1 Road | Wang Mai, Pathum Wan, Bangkok 10330, Thailand
The Jim Thompson House
タイ穴場観光スポット10:バン・パイン宮殿(アユタヤ)
アユタヤの南20kmに位置する王室専用の離宮「バンパイン宮殿」。タイ様式をベースにヨーロッパ風や中国風などの建築様式を持つ、独自な美しさが人気の宮殿です。
池の中に建つまばゆい宮殿は、インスタ映えする撮影ポイントとして最近人気急上昇の観光スポット。写真撮影が好きな方には必ず訪れてほしいおすすめスポットです。
基本情報
英語表記:Bang Pa In Palace
住所:Ban Len, Bang Pa-in 13160, Thailand
Bang Pa In Palace
タイ穴場観光スポット11:エラワン祠(バンコク)
「バンコク最強のパワースポット」と言われている「エラワン祠」。少し前に残虐なテロがあり、多数の人々が亡くなったことでも知られる場所ですが、現在は参拝する人もだいぶ戻ってきていて、大勢のバンコク市民や観光客がお祈りを捧げる人気の観光スポットです。
エラワンの祠にある仏像はプラフマーと呼ばれる神様で、ヒンドゥー教の三最高神の一人であり、世界の創造と破壊後の再創造を担当していると言われています。花・ろうそく・線香の三点セットを持ち、お供えしながら一周します。「願いが叶う」と評判なので、ぜひお祈りしてみてくださいね。
基本情報
英語表記:Erawan Shrine (Thao Mahaprom Shrine)
住所:494 Ratchadamri Road. | Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330, Thailand
タイ穴場観光スポット12:アナンタ・サマーコム宮殿(バンコク)
華麗なルネッサンス様式の庭園が美しい「アナンタ・サマーコム宮殿」。ここは「ウィマンメーク宮殿」の中にある、旧国会議事堂の建物です。女性は適切な長さのドレス、またはスカートに袖のあるトップス、男性は長いパンツに袖のあるシャツとドレスコードがありますので、服装には要注意してください。またカメラ等、荷物は入口で預けなければならないため、宮殿内部の写真撮影はできません。
イタリア産の大理石を使用し、イタリア人の設計によって造られた宮殿は、まるでヨーロッパの宮殿を見ているような感覚になります。広い敷地の中の芝生の緑と白い建物のコントラストがとても美しく、タイにいながら同時にヨーロッパの雰囲気を楽しむことができる貴重なスポットです。
基本情報
英語表記:Ananta Samakhom Throne Hall
住所:U-Thong Nai Road, Bangkok, Thailand
Ananta Samakhom Throne Hall
タイ穴場観光スポット13:ウィハーン・プラモンコンボーピット(アユタヤ)
タイの中で最も大きい黄金の仏像がある「ウィハーン・プラモンコンボーピット」。アユタヤ遺跡公園の先にある大きな仏教寺院です。ビルマ軍によって破壊されてしまった歴史がありますが、その後、何度か修復され現在の姿となっています。
高さ13mの金箔で装飾された美しい仏像を前に目を閉じて瞑想すると、身も心も洗われるようなスッキリした気分になりますよ。
基本情報
英語表記:Vihara Phra Mongkhon Bophit
住所:Pratuchai Subdistrict, Ayutthaya 13000, Thailand
タイ穴場観光スポット14:ノンヌット・トロピカルガーデン(パタヤ)
パタヤにある「ノンヌット・トロピカルガーデン」は動植物とタイをテーマにした巨大なテーマパークで、象に乗って楽しむこともできるアクティビティ豊富な観光スポットです。
ここの見どころは、庭園内で行われるタイダンスやエレファントショー、そして庭園内のそこかしこで見られる無数のオブジェです。
広大な庭園内ではエリアごとに異なるテーマが存在していて、エリア数自体も40か所以上あるので一日で周りきるには難しいほど。気になるエリアをピックアップしながら楽しんでくださいね。
基本情報
英語表記:Nong Nooch Tropical Botanical Garden
住所:Km. 163, Sukhumvit Road, Pattaya, Thailand
タイ穴場観光スポット15:クーハーカルハット宮殿(ホアヒン)
ホアヒンから南へ50kmほど進んだ場所にある神秘の宮殿「クーハーカルハット宮殿」。まずは最寄りの海岸から宮殿が建つ「プラヤナコーン洞窟」を目指すのですが、約1時間ほどかけて山道を徒歩で越えるしか行く方法がありません。むき出しの岩が続く山道はかなり険しいので、必ず運動靴など歩きやすい靴を用意しましょう。
険しい山道を超えて洞窟へ進むと、そこにはまさに絶景とも言うべき感動の風景が広がっています。洞窟の中のひんやりとした空気が、より宮殿の神々しさを引き立てるような感覚です。
基本情報
英語表記:Phraya Nakhon Cave
住所:ROH Road 4033 Sam Roi Yot | at Sam Roi Yot National Park, Sam Roi Yot, Thailand
タイ穴場観光スポット16:スコータイ遺跡
スコータイ王朝は、13世紀ごろタイ族が最初に開いた王朝です。スコータイ王朝の面影を残す遺跡が残っていてユネスコ世界遺産に登録されています。レンガや石で作られているので、今でも形がきれいに残っている遺跡も多く、観光スポットとして回っても満足することができます。
きれいな遺跡が青空にとても映えています。スコータイ遺跡はとにかく広大なのですが、有名な遺跡のみを抑えようと思ったら自転車で回ることも可能です。スコータイ遺跡入り口付近にレンタルサイクリングのお店があります。そこで自転車をレンタルできます。
ただスコータイは灼熱の暑さです。太陽も容赦なく照りつけます。自転車で回るときは熱中症に気をつけ十分な水分補給をしたり木の木陰で休憩したりしましょう。スコータイ遺跡はバンコクから北へ440キロメートル、チェンマイから南へ350キロメートルの場所にあります。
タイ穴場観光スポット17:チェンマイ
チェンマイはタイの古都として知られる街で、「北方のバラ」というニックネームで知られるほどに美しい都市です。街のあちこちに昔の名残が伝わってくるような古い城壁や門、建物がみられ、街をただ歩いているだけで楽しくなる場所です。
外国人観光客も多いので、比較的英語も通じるので観光客が旅行しやすい場所です。チェンマイでは美味しくておしゃれなカフェショップが多いのも魅力です。実はタイは知る人ぞ知るコーヒーの産地で、良質なアラビカ種が栽培されています。
有名なコーヒーの産地はチェンライですが、チェンマイとチェンライは比較的近く新鮮なコーヒー豆を入手しやすい環境なのです。チェンマイのカフェを回ってお気に入りのコーヒー豆をお土産に買って帰るのもおすすめです。コーヒー好きの人は要チェックです。
チェンマイで開かれるナイトマーケットではタイ少数民族が作った伝統工芸品をはじめ、草木染めのストールやオーガニック石鹸などお土産になりそうな雑貨が数多く売られていて魅力的です。ナイトマーケットは毎日開かれるもの、曜日ごとに場所が変わるものなどあり、売られているものも違いますので、チェックして行くことをおすすめします。
チェンマイにきたらぜひ食べて欲しいのがこちら!カオソーイです!カオソーイとは、揚げカレーヌードルのことです。上げてパリパリになった麺にココナッツカレーをたっぷりとかけていただきます。ココナッツカレーのおいしさと麺のパリパリが絶妙です。
カオソーイはタイ北部で食べられる郷土料理なので、バンコクではなかなか見かけません。それでチェンマイに行った時にはぜひ食べてみてください!お店によって味が微妙に違うので食べ比べするのもおすすめです。
【番外編】バンコクの穴場で楽しむナイトマーケット:ロットファイ・ラチャダー
「ロットファイ・ラチャダー」はバンコクのタイランドカルチュラルセンター駅の近くにあり、飲食店の屋台、バーレストラン、洋服、雑貨など、あらゆる種類の露店が立ち並ぶ、比較的新しいナイトマーケットです。
穴場としておすすめなのが、駅上にそびえるエスプラネード・ショッピングセンターから見下ろすナイトマーケットの夜景。色とりどりの露店の屋根やライトが美しく灯る光景はカラフルな宝石箱のようで、「インスタ映えする」と人気急上昇のスポットです。先に夜景を見てから露店巡りをするのがおすすめです。
基本情報
英語表記:Train Night Market Ratchada
住所:Ratcadaphisek Road, Bangkok 10400, Thailand
【番外編】バンコクの穴場で楽しむタイグルメ:T&K シーフード
バンコクの中華街「ヤワラー」にある「T&K シーフード」は、バンコクで最近人気の「シーフードBBQ」のお店。店の中にも少し席がありますが、お客さんの大半は歩道に設置されたテーブルで食べるので屋台のようなイメージです。歩道で食べると、よりディープでエキゾチックなヤワラーの雰囲気を楽しむこともできます。
炭火焼きしてくれるエビやカニなどの安くて美味しい魚介類はバンコク市民にも大人気。他にも、牡蠣のオムレツ、カニチャーハン、トムヤムクンなどどの料理もとても美味しいので、いつも満席状態になっています。時間に余裕を持って行くのがおすすめです。
基本情報
英語表記:T&K Seafood
住所:49-51 Soi Phadung Dao | Chinatown, Bangkok, Thailand
【番外編】バンコクの穴場で楽しむナイトライフ:シロッコのスカイバー
バンコクでも最近急増している「ルーフトップバー」。その中でもおすすめなのが、「State Tower」の63Fにある「シロッコ」に併設された「スカイバー」です。ドレスコードがあり、スポーツユニフォーム、サンダルなどは不可です。また、男性は袖無し、短パンなども不可なので、服装にはご注意ください。
スカイバーはスタンディングのみで支払いもキャッシュオンなので、初心者でもルーフトップバーを楽しむことができますよ。ぜひ、見晴らし抜群のバンコクの夜景を美味しいカクテルとともに堪能してみてください。
基本情報
英語表記:SIROCCO・Sky Bar
住所:1055/42 Silom Road,Silom,Bangrak | State Tower 63rd Floor, The Dome at Lebua, Bangkok 10500, Thailand
おわりに
これまでタイのおすすめ穴場スポットをご紹介してきましたが、いかがでしたか?なかなかちょっとディープな場所で行きにくい場所も、大きな都市からの現地ツアーなどもありますので、うまく活用して行ってみてくださいね。