引用: https://www.flickr.com/photos/34085730@N06/14585688863/
イギリスの首都、ロンドンは、EUのなかでも、一、二位を争う人口の多い都市であり、歴史と伝統のある都市としても知られています。また、世界における金融、文化、交通、教育、メディア、娯楽、観光などの中心的都市の一つであるとされ、さまざまな研究調査において、トップクラスの「世界都市」に位置付けられています。そんな魅力たっぷりの都市、「ロンドン」。当然、魅力的な観光地も数多く存在します。またイギリスには、「世界で一番美しい村」と誉れ高い「コッツウォルズ」をはじめとする風光明媚な地方都市も数多く存在しています。
引用: https://www.flickr.com/photos/mjhbower/7095273843/
「バッキンガム宮殿」は、観光客数世界トップクラスの名所。世界屈指の観光地です。敷地は約1万坪。1837年のヴィクトリア女王の時代より、イギリス王室の公式の宮殿となっています。部屋数はなんと775部屋。観光客は、7月26日から9月24日の間のみ入場可能です。この間は、エリザベス女王の執務室や広大な庭園を見学できます。とくに1953年に、エリザベス女王が即位したときのドレスや王冠は必見。当日券は売り切れになることが多いので、見学希望の方は、事前にインターネットで購入するか、ツアーに参加した方が無難です。
引用: https://www.flickr.com/photos/hernanpc/14511233727/
「バッキンガム宮殿」の目玉は、「衛兵交代式」。最初から最後まで見学する場合は、約1時間ほどかかります。衛兵は5隊で構成されており、それぞれ制服が微妙に異なります。見学は無料。4月から7月までは毎日1回、他の月は2日に1回ずつ、午前11時30分(日曜日は10時。大雨の日は中止)に行われます。
バッキンガム宮殿チケット
この夏、バッキンガム宮殿のステート・ルームを訪問しよう。枚数限定販売、事前予約は必至です!VisitBritainショップにてチケット販売中。
引用: https://www.flickr.com/photos/jiuguangw/5135511674/
イギリス南部ウィルトシャーのソールズベリーにある巨石記念物の環状列石遺構。外側に直径 100mほどの堀があり,その内側に石柱列が四重に環状にめぐらされている。中央には巨石が馬蹄形に立っており,その中心に祭壇石がテーブル状に置かれている。前3000~前1520年の間に 6回にわたってつくり上げられたと推測され,古代の祭祀遺跡の代表的なものである。1986年エーブベリー遺跡とともに世界遺産の文化遺産に登録。
「ストーンヘンジ」は、誰が何のために造ったのかということですが、ストーンヘンジとほぼ同時代に140以上ものストーンサークルが作られているという理由から、スコットランドの先住民族ピクト人が巨石文明を築いたのではないかという説もありますが、真偽のほどは不明。宇宙人の目印のために造られた説、宇宙観測基地や、石にヒーリング効果があると考えた古代人たちの治療場説など、諸説があります。行く前に予備知識があった方が断然楽しい観光地です。
引用: https://www.flickr.com/photos/vintagedept/4720947997/
毎年、「夏至の日」にはニューエイジの祭典があります。一時は3万人をこえる人々が集まっていましたが、参加者に遺跡が壊されるなどのトラブルが発生し、現在は、2万人の制限付きで参加が許可されています。詳細は公式サイトをご確認ください。ストーンヘンジへはツアーを利用するか、ロンドンから出ている長距離バス(所要時間:2時間半)などがおすすめ。
引用: https://www.flickr.com/photos/boonerator/4854420578/
「大英博物館」には、古今東西の美術品や書籍や略奪品など約800万点(うち常設展示は約15万点)が収蔵されています。もちろん、一日で全部見ることは不可能。日本語版の公式案内書(6£)もあります。施設維持費は寄付とグッズ販売でまかなわれ、特別展示以外、入場料は「無料」。
引用: https://www.flickr.com/photos/mindstalk/4883974333/
開館時間は、10:00-17:30。休館日は、元日・聖金曜日・12/24-26。入場無料なので、美術ファンなら何度でも訪れたいおすすめの観光地です。
Visiting
The British Museum is free to all visitors and open every day from 10.00 – 17.30. The Museum is open
引用: https://www.flickr.com/photos/con4tini/10825143473/
「ロンドン塔」は、ロンドンを流れるテムズ川の畔に築かれた中世の城塞。1988年にユネスコの世界文化遺産に登録されています。1625年までは、国王が居住する宮殿として使われていましたが、その後、銀行や動物園、監獄や処刑場など、紆余曲折を経て、現在では儀礼的な武器などの保管庫、礼拝所などとして使用されています。「ロンドン塔」では、世界最大級のカット・ダイヤモンド「カリナン」も鑑賞することができます。
引用: https://www.flickr.com/photos/dougtone/15313561016/
占い師に「6羽のカラスがいなくなるとロンドン塔が崩れ、ロンドン塔を失った英国が滅びる」と予言され、現在でも一定数のワタリガラスを飼育する風習があります。気性の荒いワタリガラスからは距離をおくことをおすすめします。また、この場所で、姦通の咎で処刑されたアン・ブーリンは、王との間に子どもができなかったために厄介払いされたとの説があり、彼女の幽霊が出没するといわれています。城内の観光には4時間程度かかります。歩きにくい階段などもありますので、ウォーキングシューズなどがベスト。
引用: https://www.flickr.com/photos/davidstanleytravel/8081567358/
ウィンザー城 (Windsor Castle) は、ロンドンの西34kmに位置し、テムズ川南岸に築かれたイギリスの君主の公邸の一つです。イギリス王室の所有で、女王エリザベス2世が週末を過ごします。床面積は、45,000平方メートル、ウィンザー城は住居者がいる世界最大の城です。
引用: https://www.flickr.com/photos/scottdwelch/5414117499/
城内にある聖ジョージ礼拝堂の天井や内陣は、ガーター騎士団の勲章を授与した貴族の家紋を描いた旗やエンブレムで飾られています。映画ハリーポッターのような外観のお城は、とてもフォトジェニック。日本語のオーディオガイドもあります。ウインザー&イートンリバーサイド(WINDSOR&EATON RIVERSIDE)駅下車、徒歩5分。
引用: https://www.flickr.com/photos/13523064@N03/7157188430/
引用: https://www.flickr.com/photos/leateds/4904971794/
「ジャイアンツ・コーズウェー(Giant's Causeway)」は、北アイルランドにある、火山活動で生まれた4万もの石柱群が連なる地域。もっとも高い石柱は12メートルにも達します。1986年にユネスコの世界自然遺産に登録され、翌年には、自然保護区に指定。また、2005年には「ラジオ・タイムズ」誌 (Radio Times) の読者投票で、「イギリスの最も偉大な自然の驚異」の第4位に選ばれた観光地です。石柱群の上を歩ける場所は世界的に見ても珍しいスポット。日本では、兵庫県豊岡市の玄武洞、佐賀県の七つ釜、福井県の東尋坊(安山岩)、国後島のMis Stolbchaty(「円柱状の岬」)などに同様の柱状節理が見られます。
「巨人の石道」の名は、アイルランドの伝説の巨人フィン・マックールに因んでいます。彼が対岸のスコットランドの巨人と戦いに行くためにつくっただとか、スコットランド北西のヘブリディーズ諸島に住む巨人の女性に恋をし、彼女をアイルランドに渡らせるためにつくったなど、今でもさまざまないわれが語り継がれています。
引用: https://www.flickr.com/photos/giuseppemilo/17101840068/
「ネス湖」は、ネッシーと呼ばれる未確認動物がいるといわれ、かつて一世を風靡した湖です。スコットランド北部ハイランド地方にあり、長さが約35キロメートル、幅約2キロメートルの、非常に細長い湖。水深は最大で約230メートル。ラムサール条約(湿地の保存に関する国際条約)登録地です。ネッシーの目撃情報はいろいろと出ていますが、いずれも真偽のほどは不明。ぜひ、その目で確かめてください。ネッシー探しのネス湖クルージングもおすすめ。写真は、「アーカート城」。ネス湖、湖畔に建つ城跡です。13世紀に建てられた城は17世紀にイングランド軍によって破壊されました。心なしか寂しげです。
引用: https://www.flickr.com/photos/nagillum/2779162624/
ネス湖のあるハイランド地方は、イギリスの中でも手つかずの大自然が残る風光明媚な場所。エディンバラからのツアーがおすすめです。
引用: https://www.flickr.com/photos/rcoxxie/35956165991/
「英国で最も美しい村」とよばれている「コッツウォルズ (Cotswolds)」 は、イングランド中央部に広がる標高300m以上に達する丘陵地帯です。特別自然景観地域(Area of Outstanding Natural Beauty)に指定されています。コッツウォルズは「羊の丘」という意味。かつては羊毛の交易で栄えていました。黄色みを帯び「蜂蜜色の石」「ライムストーン」とも称される石灰岩「コッツウォルズストーン」を使った建物群が特徴的な大人気の観光地。
引用: https://www.flickr.com/photos/tejvan/5136226290/
周囲360度が撮影ポイント。インスタ映えする景色です。まるで絵本の世界のような観光地ですね。 北はチッピング・カムデンから、南はカッスル・クームまで、約160kmにわたって美しい村が点在しています。 都会の喧騒を離れのんびりしたい人におすすめの観光地。ただ、都市部からの交通アクセスは発達していませんので、レンタカーか現地のオプショナルツアーの利用をおすすめします。
引用: https://www.flickr.com/photos/dun_deagh/6258070508/
「エディンバラ城(Edinburgh Castle)」は、スコットランド・エディンバラにある城。キャッスル・ロックという岩山の上に建つ古代からの要塞で、エディンバラのランドマーク的存在です。エディンバラの要塞はかつて、軍事活動の中心地でした。エディンバラの街も城下町として発展し、中世の街並みを今に残しています。エディンバラの街のどからでもお城が見えるロマンティックな観光都市。お城の入り口にいるスコットランドの伝統衣装を身につけた兵士も必見。まるでハリーポッターの世界ですね。作者のJ.K.ローリング氏はエディンバラ城が見える窓際の席でシリーズ第1作「ハリー・ポッターの賢者の石」を書いていたといわれています。
「ワン・オクロック・ガン(The One O'clock Gun)」とは、日曜を除く毎日ほぼ13時きっかりに、エディンバラ城に設置された大砲「モンス・メグ」で行われる空砲です。1時ちょっと前に、兵士が登場し空砲を1発打ちます。観光客に人気のイベントです。迫力があり好評です。
引用: https://www.flickr.com/photos/richardjo53/3874595040/
「ロンドン・アイ (London Eye) 」は、ロンドンにある大観覧車。1999年末の開業です。高さは135mで、現在世界第4位。2015年以降、コカ・コーラがスポンサーになり、ライトアップの照明は青から赤に変わりました。どちらがお好みですか?
引用: https://www.flickr.com/photos/vgallova/14254112634/
乗客を乗せるカプセルは32個で、それぞれにエアコンが付いています。一つのカプセルは25人乗り。一周約30分。天気の良い日にはヒースロー空港やウィンザー城まで見渡すことができます。チケット購入の時間的ロスを避けるため、前売りの購入をおすすめします。地下鉄ウォータールー駅から徒歩約5分。
London Eye
Welcome to the official website for the London Eye.
引用: https://www.flickr.com/photos/firepile/3891716438/
木造の建築物が多い日本人にとって、中世から同じたたずまいのイギリスの建築物は異国情緒たっぷりで、海外旅行気分を満喫させてくれますよね。イギリスは、観光だけではなく、アフタヌーンティーやパブも楽しめ、刺激に満ち溢れた楽しい旅行になること間違いありません。※掲載の情報は2018年5月現在のものとなります。最新情報は公式サイトをご確認ください。