関東の奥地、穴場スポット群馬県とは？
群馬県は北関東にある！
群馬ってどこ？関東ではないと思っていたという声が続々と出てくる謎の県、群馬。その真実はというと、北関東の1番端に位置する、鶴の形をした県です。漫画、『お前はまだグンマーを知らない』で一躍有名になりましたが、その実態はまだまだ謎に包まれた県であるといえます。草津温泉などの温泉地としても有名で、赤城山、妙義山、榛名山に囲まれた風と寒暖の差が厳しい土地でもあります。人々の性格は温厚で親切。お節介とも言えるほど情に厚く、小麦粉がよく穫れるために絶品のうどんも魅力の一つです。
群馬の有名な観光スポットは？
群馬といえば美術館より温泉？
そんな群馬県が誇る日本一有名なおすすめスポットといえば草津温泉ではないでしょうか？湯量、効能、文化ともに非常に優れた温泉地です。草津温泉に並び、万座温泉、伊香保温泉、四万温泉と、温泉大国でもあります。磯部温泉は温泉マークの発祥の地でもあり、温泉とは縁が深い県です。さらに、近年では富岡製糸場が世界遺産に登録されたのに引き続き、上野三碑がユネスコの世界の記憶に登録され、非常に盛り上がりを見せています。また、縄文時代においては、日本の中心だったとも言われている群馬。首都圏からも気軽にいけるので、とってもおすすめです。
都内から群馬へのアクセスは？
関東というイメージがつきにくい群馬。ですが、北関東に位置していますので、関越自動車道、または北関東道で約2時間ほどで到着します。新幹線だと1時間少々、新宿からは直通の湘南新宿ラインというのがありますので、そちらに乗れば自動的に群馬へ連れていってくれます。特急、各駅停車と種類はありますが、都内から来るのは意外と簡単です。山に囲まれ自然あふれる背景に、都会的な建物が見え隠れする部分もあれば、田んぼが広がるのどかな風景もあります。都内から2時間で来られるのは便利ですよね。
群馬は美術館が充実した県でもある！
温泉だけじゃない、美術館だって充実
群馬といえば温泉ばかりに注目されそうな県ですが、実は美術館も充実しており、数々の芸術作品と出会えるところでもあります。その数、なんと、20ヶ所以上。博物館も加えると40ヶ所以上はあるので驚きです。県内各地に美術館があり、美術好きな方は、ぜひレンタカーを借りて美術館巡りをするのもおすすめです。カフェが併設されている所もあるので、芸術作品お併せてグルメも楽しめます。
1.群馬県立近代美術館
群馬県立近代美術館は、高崎市の県立美術館で、群馬の森という広い公園の中にある自然豊かな美術館です。お隣にある県立歴史博物館とも繋がっています。地元の作家はもちろん、近代作家の作品が約2000点ほど収蔵されています。福沢一郎、山口薫、岸田劉生、ゴヤ、モネ、ルノワール、モロー、円山応挙など、常設展では思いがけない大作や有名な芸術作品に出会えます。とても広く、さらに公園や博物館に人が分散されるので、非常に静かにゆっくりと作品を鑑賞することができるのが特徴です。バスなどの公共交通機関でのアクセスが多少悪い点もありますので、行く前には交通手段をきちんと調べてからの方が良いです。
2.群馬県立館林美術館
平成13年に出来たばかりの、比較的新しい県立美術館です。広大な土地の中に雄大な建物が建てられており、まさに絶景ともいえます。ステキなロケーションに、美術館外でのお散歩も楽しめるのがポイントです。レストランや物販などが手前にあるので、レストランだけよって、お散歩して帰ることもでき、非常に心地の良いおすすめの美術館です。常設展は彫刻などが多く、フランソワ・ポンポンなどが置いてあるのも魅力的です。駐車場も無料で、流れる水のアプローチが行く人の気分を盛り上げてくれます。
3.高崎市美術館
高崎駅西口から徒歩5分ほどにある、現代作家を中心に取り扱う美術館です。企画展は参加型のものや子供が楽しめるものも多く開催され、高崎ゆかりの作家の芸術作品も、もちろん収蔵しています。また、近代的な建物の中を抜けると、旧井上邸というお屋敷がひっそりと佇んでおり、その中も閲覧可能です。ちょっとした休憩スペースもあり、都会と田舎を同時に楽しめるという面白いつくりになっています。また、企画展などの入館料が良心的なのも魅力です。こちらは駐車場は契約駐車場になっていて、1時間無料券が発券されるので、よく調べてから行ってみてくださいね。
4.高崎市タワー美術館
高崎市美術館と全く反対側にある、日本画を中心とした展示を行う美術館です。近代作家、現代作家はもちろん、有名な平山郁夫や横山大観などの芸術作品ももれなく収蔵しています。大人な雰囲気と見た目以上に広い展示室内に、非常に満足すること間違いなしのおすすめ美術館です。日本画にあまり興味がわかない方にも楽しんでもらえるような、わかりやすく楽しい企画展示をしているのも、おすすめのポイントです。タワーマンションが併設しているため、入口が若干わかりにくいのですが、駅からまっすぐで4階の展示室に入り、3階に下りる展示室内の作りになっています。
5.ハラ ミュージアム アーク
伊香保温泉にきたら、ぜひ立ち寄りたいのがハラミュージアムアーク。隣には伊香保グリーン牧場がある、自然豊かな美術館で、東京にある原美術館の別館となります。国宝や重要文化財の原六郎コレクション特別展示室に加え、野外にもアンディウォーホルなどの芸術作品が点在しているので、フォトスポットとしても人気です。展示スペースは建物が4つに分かれているので、非常に広く開放的に楽しめます。おしゃれなカフェではパスタやサンドイッチが楽しめ、作家とコラボのデザートがあったりと面白さ満点です。非日常感あふれる美術館です。
6.竹久夢二伊香保記念館
日本を代表する美人画家、竹久夢二は、大正ロマンそのものを映し出した幻想的で魅力あふれる作品が見る人を虜にします。そんな竹久夢二の芸術作品を味わえるのがこの竹久夢二伊香保記念です。作品だけでなく、夢二の資料や、子供絵、デザイン画なども数多く収蔵され、さらには当時の調度品の数々も、この美術館に味わい深さを加えています。また、大人気の夢二デザインの小物やポストカード、ノートなどの他にも、お菓子類などが売っているショップは見ているだけでとても楽しいです。1階の展示室ではオルゴールの演奏も行われているので、大正時代にトリップしてしまったかのような面白さが味わえます。大正ロマンを体じゅうで味わえる異空間となっていますので、伊香保温泉に立ち寄った際にはぜひ足を伸ばしてみてください。
7.星野富弘美術館
この星野富弘美術館の特徴はm道の駅が併設されている所です。また、ダム湖も近くにあり、景観は抜群です。星野富弘先生が、まだ事故にあわれる前から現在に至るまでの過程を詳しく展示しています。心温まる優しい作品に触れ、気持ちが穏やかになること間違いない、とてもおすすめの美術館です。ドライブがてら行きやすいのも、気分転換にはもってこいです。入館料も500円、カフェのお料理のお値段も良心的で、星野富弘先生のお気持ちが非常に伝わってくる美術館です。手土産のポストカードは大人気なので、購入してお部屋に飾るのも素敵ですね。また、体調が良い時はご本人もいらっしゃるということなので、先生と直接お話しできるかもしれないです。胸をワクワクさせ、温かい気持ち人って帰れる美術館で、ゆっくりと過ごしてみるのはいかがでしょうか。
まとめ
温泉だけではなく、近代・現代美術においても非常に楽しめる美術館が多い群馬県。首都圏内からのアクセスも良好なので、群馬県に寄った際は、ぜひどのかの美術館に立ち寄ってみると、そこに非日常が広がっているかもしれません。温泉帰りに寄れる美術館も、新幹線に乗る前に立ち寄れる美術館も、ドライブとして行くにも良い美術館もたくさんあります。ぜひ休日を群馬の美術館でリフレッシュしてくださいね。
