オーストリアの特徴
オーストリアは長い歴史を持つ国である。中でも首都のウィーンは、ハプスブルク家の栄光や悲劇が未だ宮殿や王宮として残っています。現在のオーストリアの人口は約800万人ほどと言われている小さな国です。そして、首都ウィーンには人口のおよそ4分の1が存在していると言われています。オーストリアではドイツ語が話されており、人口の7割ほどがローマ・カトリックを信仰するキリスト教徒です。オーストリアはドイツ同様にクラシック音楽が有名で、かつてモーツァルトやシューベルトといった偉人を輩出しています。
オーストリアの人々の特徴
オーストリアに住む人々はどのような性格をしているのでしょうか。その地に住む人々の特徴を知ることで治安以前の問題の現地の人とのいざこざを防ぐこともできます。オーストリアの人々は欧州の中では珍しく、オープンなイメージというよりは閉鎖的で保守的な人が多いようです。しかしオーストリアの人が不親切というわけではなく、助けを求める人には快く手を貸してくれるようです。ドイツと歴史的には同じ国であったことからオーストリアの人たちはドイツ人と比較されることを嫌い、一緒にされたり間違えられることも嫌うので気をつけましょう。
オーストリアの治安
結論から言うと、オーストリアはヨーロッパの中でも治安のいい国であると言えるでしょう。しかしそれでも全くスリや置き引きなどの犯罪行為が全くないと言うことではありません。オーストリでは田舎よりも都市部での犯罪行為が多いようです。またとその都市の中でもウィーンでの犯罪が圧倒的に多いです。ウィーンにはたくさん観光名所があるのでそこを訪れる観光客を狙ったものも存在します。
ウィーンの治安
では次に、首都ウィーンについて見ていきましょう。最も人口が集中しているところでもありますのでその分犯罪行為にも注意したいです。レストランやカフェでの食事中も気を付けなけれななりません。カバンは背もたれにはかけず、膝の上や目に見えるところに置いておきましょう。ビュッフェスタイルの食べ物を取りに行く際でもカバンを持って移動するなどして行動してください。公共交通機関でも同じような注意が必要です。公共交通機関においても置き引きなどの被害が起きています。そのためリュックなどは前にかけ、チャックはしっかり閉めておくことが大事です。エレベーターに乗る際にも同じことが言えます。
その他の都市の治安
ウィーンに行く旅行者が多いとは思いますがその他の都市に行くときにも注意が必要です。アルプスの麓であるインスブルックではドイツ人が多く、英語の表記がなく、ドイツ語しか話せない人が多いです。多くの人はマナーがしっかりとしていますが、路上喫煙が多いです。タバコの臭いや煙が嫌いな人にはタバコ臭く感じるでしょう。また町中に落書きが多数ありますが、これはいろんな都市で見られることなので心配する必要はないでしょう。
オーストリアのテロ状況
去年外務省が発表した
— clover@鳩 (@d982898e2f2a442) May 17, 2016
「テロ脅威マップ」 pic.twitter.com/qDB0FHKyAx
近年パリなどの観光都市でもテロがあったりとヨーロッパのどの都市でも心配になります。イギリスの外務省が発表した世界の様々な国の「テロの脅威」を表すマップを発表しました。エジプトやフランスはテロの危険性が高い国であると位置付けられたのに対してオーストリアはテロの危険性は「低い」と発表されています。しかしあくまでも目安であるので全くないとは言えません。夜中で歩くのはやめておく、など最低限の対処は必要になります。
治安やテロのついての事前準備
テロや犯罪行為に巻き込まれないために事前に準備できることがいくつかあるので紹介します。まず一つ目は海外に行く前に「外務省海外安全ホームページ」を使って確認してください。もう一つは「たびレジ」に登録しておくことです。たびレジとは3ヶ月未満の渡航者に向けた海外安全情報サービスです。またニュースなどでヨーロッパのどの地域が危ないかを博しておくことも大事でしょう。
夏休みに海外へ旅行へ行く人は要チェック。世界の地域別に、テロ関連等の安全性情報だけでなく、現地で流行している感染症の情報も入手できる便利なページをご紹介。アクセスはこちらから→『外務省 海外安全ホームページ』 https://t.co/qlGlgNPWkO pic.twitter.com/4sp7dHqpMf
— 今村顕史 (@imamura_kansen) July 20, 2017
まとめ
オーストリアの治安やテロの問題について見てきましたが、オーストリアはヨーロッパの中でも治安がいい国で、またテロにおける危険性も少ないと言えます。しかし、今の世の中ではどの国においても「必ず安全」であると言うことは言えません。そのため海外に行く際にはリュックを前にかけたり、夜中には1人で出歩かない、など些細ではありますがとても大事になります。またインターネットを使って事前に情報収集することも大事です。