ポルトガルの物価は安い?高い?旅の予算は?1・食べ物編
旅行する上で、やはり避けて通れないのがホテルと食事ですね。個人手配でポルトガルに行った場合はたとえ朝食はホテルで頂けたとしても、残り2食は確実に外食か持ち帰りでホテルで軽く、ということになります。一般的に言って、ポルトガルの食事の物価は周辺ヨーロッパ諸国の中ではダントツに安いと思います。
一般的なリスボンのカフェテリアで軽めのディナーを頂いた場合、スープが200円くらい、魚料理1ポーションが800円くらい、デザートが300円くらい、ビールが150円くらいで子供のジュースが200円くらいでした(ビールよりも子供のジュースが高いんです!)他にエスプレッソを頼んだのですが、エスプレッソに至っては100円以下と言う驚愕の安さ!もちろんお店にもよるかとは思いますが、例えばスイスで同じような食事を頼んだら、確実に3倍、いや、4倍はするかもしれません。
ポルトガルで食事をする際にレシートを見て気を付けて頂きたいことは税金です(IVA)これは食品によって課税率が違い、レストランで食材から調理する品に関しては13%、仕入れしたビールなどについては23%の課税となります。
ポルトガルの物価は安い?高い?旅の予算は?2・ホテル編
ホテルの金額はもちろんホテルの星の数によって決まりますが、基本的にリスボンに限って言うと一番安いホテルで5000円代、ゲストハウスで3000円代といった感じかなという感想です。実は筆者がポルトガルで一番おすすめしたホテルは、田舎にある「ポサーダ」です。歴史ある修道院や古城、貴族の屋敷などを宿泊施設にしている、ポサーダ。ヨーロッパならではの雰囲気が味わえるポサーダは地元の料理を提供するレストランも併設しており、イギリスのマナーハウス、スペインのパラドールと似たコンセプトとなっています。
正直に言うと、宿泊料金は安くなく一泊4万円くらいからです。でも日本で古城ホテル泊まろうと思ったら1泊4万円ではきかないと思います。せっかく遠いポルトガルに行ったのであれば是非1泊か2泊はポサーダへの宿泊をおすすめします!
ちなみに筆者が宿泊したマルバオンというスペインの国境に近い山の上にあるポサーダ「ポサーダ ド マルバオ」ですが、当日に宿泊予約もせずに飛び込みで泊まったところ少し割引がありました。チェックイン後に霧が晴れ、天空の古城から見えた景色は一生が忘れることが出来ません。
ポルトガルの物価は安い?高い?旅の予算は?3・交通費
公共交通機関が発達しているリスボンにしぼって交通費を考えてみると、日本よりは少しだけ安いのではないかな?と思います。
リスボンの古い街並みに美しくなじむケーブルカーは、片道が2.9ユーロ、地下鉄は片道が1.45ユーロとなっておりケーブルカーよりは割安です。また、路面電車は片道2.9ユーロとなっています。
旅行者にとってお得だな、と思うのは1日24時間使える1DAYチケットで、1枚たったの6.3ユーロ!地下鉄、路面電車、ケーブルカー全てに使用できるうえにサンタジュスタのエレベーターまで乗れてしまうので「今日は1日リスボン観光だ!」と決めたら是非この1DAYチケットを購入するのがおすすめです。
そして筆者が大好きなポルトガルのカントリーサイドですが、田舎を回るにはパックツアーに申し込むか、自分でレンタカーを運転していくしかありません。ツアーに関しては日数によって料金も違いますが、日本からのツアーで田舎を細かく回るツアー自体が少ないのが難点です。レンタカーの場合はホテルなども決めずに気分でドライブできるのでおすすめですが、こちらは都心に近づくとかなりアグレッシブなドライバーも多いのでご注意ください!ちなみにレンタカー代金は実際に借りた感覚から言うとほぼ日本と同じかなというイメージです。
ポルトガルの物価は安い?高い?旅の予算は?4・パックツアー?個人手配?
ポルトガルまで個人手配で旅行すると、自分たちの好きなところへ好きなルートで回れますのでおすすめです。基本的にパックツアーは割安な場合が多いですが、ポルトガルに限って言うと供給が少ないため他のヨーロッパ諸国と比べて決して安くはない印象です。できるなら、飛行機とホテル、そしてレンタカーを個人で予約して、メリハリをつけた旅を是非お楽しみください!
まとめ
いかがでしたか?周辺のヨーロッパ諸国と比べて物価が安く見どころも多いポルトガル。是非次の旅行ではポルトガルをリーズナブルに楽しんできてくださいね!