フィンランドの治安情報
2016年には「MERCER」による”Quality Of Living Survey世界生活環境調査”都市ランキングが総合3位だったフィンランドの都市「ヘルシンキ」ですが、2018年衛生部門におけるランキング見事世界第2位!(日本の神戸が衛生部門第8位)2017年から今年も総合ランキング10には入らない悪い結果となりました。(日本は東京が世界第50位)ですが日本よりもランキング上位の都市であり、治安が悪いイメージは持たれていませんが、それでも犯罪被害は増加しているのが現実です。
フィンランドの治安◆主な犯罪
・スリ・ひったくり・置き引き・詐欺
外務省においてもフィンランドは治安の良い国とされていますが、それでも日本を1歩出ればそこは外国。日本と同じ感覚ではいられませんし、旅行者を狙う軽犯罪は発生しており、中欧東欧系の組織による窃盗被害は多数報告されています。人の良い日本人、人を疑わない日本人、無防備な日本人はターゲットにされやすいのも事実です。海外では最低限のご自身のバッグや、混雑時のリュックサックの位置、周りの警戒は必須です。
フィンランドの治安◆旅行中での注意
・スリやひったくり
観光地で鑑賞に夢中になっている瞬間、お店でショッピングをしている瞬間も絶えずご自身のバッグや周りは警戒していましょう。移動時の電車内や乗り降りする時も一瞬にファスナーを開け、中の財布を盗られます。日本のようにリュックサックを後ろに背負い、混雑した場所へ行くのは危険です。斜めがけにしたバッグでも同様にファスナーを開け中身を盗みます。数人のグループで一人が話しかけたり注意を引き、その隙きに別の犯人が犯行に及びます。また道路ではひったくりに注意が必要です。
・対策
特に人が集まり混雑しているスポットは、見通しが悪く、他人と体が触れる距離でしか身動きが取れない場所では注意が必要です。バッグを前に抱え、ファスナーを手でガードし、開けられないように常に周りを警戒することです。リュックサックの場合は体の前にかけ、同じくファスナーを手でガードします。列に並んでいる時、もリュックサックは前に、ショルダーバッグも体の前に、ファスナーを押さえておきましょう。そして道路を歩く際は、バッグを道路の反対側に持ちます。
フィンランドの治安◆ホテルやレストランでの注意
・置き引き
ホテルのロビー、昼食や休憩で立ち寄るレストランでも気は抜けません。ちゃんとしたホテルだからといって、スリグループがいないとは限りません。日本のようにご自身のバッグを座席に置いて、席を離れようとしていませんか?絶対にやめてください。席に戻った時にバッグが残っているのは日本だけです。他には、犯人の一人が話しかけたり、コーヒーをわざとこぼし、拭いている時に別の犯人がバッグを窃盗するようなグループでの犯行手口も被害が増加しています。
・対策
スリグループもありとあらゆる手口で犯行しようと必死です。どうしてもホテルの中やレストラン内では、リラックスして無防備になりがちですが、スリグループも出入りは自由にできることをお忘れなく。ご自身のバッグや持ち物は、体に添わせておき、手で触れておくのが理想的です。周りを警戒していれば、スリグループにもそれは伝わります。隙きをつくらない事が大事です。
フィンランドの治安◆街での詐欺に注意
・主な手口
見知らぬ人に街で話しかけられ、なんだか好感持てる人だから話してみたら、会話も楽しく安心してきた、と思っていたら!お金を貸してほしいと頼まれ、信用して連絡先と一緒にお金を渡してしまった。そのあとは連絡とれずという事例や、観光客を装い日本が好きと言って近づき、あまり人気のない場所で少し会話をし写真を撮り別れた。そしたら次は、私服警官と名乗る二人組が、”麻薬を売買していた疑い”という理由で財布の提示を要求してきた。渡して後で確認すると中身が抜かれていた事例なども外務省で把握している被害事例です。
・対策
警察官が身分証の提示を求める権利はありますが、財布の提示はありません。関係ありません。オカシイです。本当にその人物が警察官かもわかりませんので、周りの人を呼びましょう。また、国を超えて知らない人と出会えるのも旅の醍醐味の一つですが、金銭問題が出てくるのもおかしな話です。きっと冷静になれば判断ができることも、海外での旅行中は特に普段とは違う気持ちになりやすいものです。いつも冷静に対処していかなければいけません。
まとめ
フィンランドで気を付けるべき点をまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか?世界的に見ても治安は良くキレイな街並みを誇るフィンランドです。よっぽどでなければ雰囲気の悪い場所にも行かれないと思いますが、ご自身の持ち物をきちんと気を付けておくと、楽しく素晴らしい旅行になること間違いありません。どうぞすてきな時間をお過ごしください。