ロシア料理の定番【ボルシチ】は、実はベラルーシでも最もよく食されているスープです。ベラルーシの人々にとっても人気の料理で、レストランやカフェではそのお店オリジナルのボルシチが必ず提供されており、注文が絶えず売り切れになる日もしょっちゅうだそうです。ベラルーシ流でいただくには、スメタナという生クリームを発酵させたものを入れて召し上がってみてください。
小籠包のような見た目の【ダンプリング】は、ベラルーシの名物料理の一つ。小麦粉とジャガイモの粉をベースにして作られたプリップリもちもちな皮がベラルーシでいただくダンプリングの特徴です。中に入れる具材によって食事のメインとしてお肉を入れたり、デザートとしていただく時はクリームチーズを入れて、スメタナとジャムをかけたりとバリエーション豊富にアレンジできるのが人気の理由でもあります。
ベラルーシの国民料理【ドラニキ】は、ロシア料理でも見られる東欧風のパンケーキです。ジャガイモを練って作られた生地を、表面は油を使ってカリッと仕上げ、中はもっちりしていて、ロシア料理のドラニキと比べると薄いのが特徴です。スープにもメインの付け合せとしても、相性バツグンにパンの代わりとしていただく事ができます。そしてここでもスメタナは外せません、たっぷりかけていただきましょう。
メインの料理としても欠かせないベラルーシ名物【ドラニキ】。甘く味付けされた玉ねぎやひき肉とたっぷりのドラニキを混ぜ合わせ、仕上げにチーズをふんだんにかける”つぼ焼き”は定番中の定番料理です。お肉や野菜、チーズの乳製品をこの一皿で摂取できるバランス満点の逸品です。
フライパンにお好みの具材を乗せて、それを一皿として出される盛り合わせの料理です。ベラルーシやロシアでは定番の人気料理。最もポピュラーな具材は、ソーセージに目玉焼き、それに加えてベラルーシの特徴であるジャガイモを使用したドラニキとクレープが盛り付けられたものです。そしてもちろん、スメタナをお忘れなく。
東京でもベラルーシ料理をいただけるお店があるんです。ベラルーシ出身の女性が営むレストラン【ミンスクの台所】は、東京メトロの六本木一丁目駅より徒歩2分の距離に建つベラルーシ料理をいただける貴重なレストラン。こちらでは、ロシアのお酒ウォッカやジョージア、モルドバのワインをはじめ周辺の国で作られたお酒も用意されています。前途しましたベラルーシ名物のドラニキやピロシキなどの家庭料理を満喫できます。”現地ベラルーシに行ったこと無いのに、どこか懐かしい味”と来店される方はおっしゃるそうです。
空気や景色などを満喫するには現地への旅行が一番ですが、こちらのレストランでも十分にベラルーシの旅行気分に浸れます。
東京都港区麻布台1-4-2☎03-3586-6600
ミンスクの台所 | ベラルーシの家庭料理
ミンスクの台所はベラルーシの味を皆様にお届けする家庭料理レストランです。レシピを全くアレンジせずに、ベラルーシ料理の中から日本人の口にあったものだけをメニューに取り入れて家庭の味を再現するのが当店の自慢のポイントです。
ここまでいかがでしたでしょうか?ベラルーシを代表する料理をご紹介してきました。あまり日本では見かけない料理の数々ですが、自然豊かな土地で生まれたやさしい味の料理。海がない内陸の国土のうち約半分が森に囲まれ、緑豊かな風景が広がりどこまでも続く森。ぜひ一度は東京のレストランを訪れていただき旅行気分を味わい、いつの日か現地を旅行できるとすてきですね。どうぞごゆっくりベラルーシ料理をお楽しみください。