イギリスのsimカード利用にあたって
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海外旅行において便利なsimカード。携帯キャリアによるネット環境がなくフリーWi-Fiがない環境でも、現地で観光中に情報収集をしたり地図アプリで現在地を確認できたりするため、格段に旅行のしやすさが上がります。今回は、イギリス旅行で利用したいsimカードについての紹介です。
simカードを利用するにはsimフリー機種を
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まずはじめに、simカードを利用するには「simフリー携帯を所有している」ということが必須条件となります。日本の携帯会社のスマホのほとんどはキャリア制限を設けてるため、イギリスに限らず海外のsimカードには対応していません。携帯会社やスマホの機種によってはsimフリー対応に変更できる場合もありますので、旅行前に一度日本の携帯会社で確認してみると良いでしょう。
イギリス旅行に使うsimカードは「プリペイド型カード」
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イギリスで販売されているsimカードには大きく分けて2種類あります。一つ目は、「月極契約型カード」という文字通り1ヶ月単位で通信会社と契約を結んで利用するsimカードです。主に1ヶ月以上のイギリス長期滞在者や留学生が利用します。
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そして二つ目は「プリペイド型カード」という、通信会社との契約を結ばず必要なデータ量だけを購入して利用するsimカードです。「Pay as you go SIM」と言われているものですね。前者より割高になりますが、契約の手間がなく空港やコンビニ・街中などで購入してその場で利用できる気軽なものなので、主に短期旅行者の利用が多いです。本記事は旅行者向けの記事なので、後者のプリペイド型カードについての紹介をします。
イギリスのプリペイドsimカード 大手4社かんたん比較
短期のイギリス旅行ではデータ容量が1GBもあれば充分すぎるくらいなんですが、結論から言いますと1GBであれば料金自体に差は無く、どの通信会社も1GB 10ポンドの料金設定です。比較材料として、各社のそれぞれの特徴を紹介いたします。
①EE(イーイー)
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使用容量が多いプランほど他社より高い印象を受けるかと思いますが、EEの電波は群を抜いて強いそうなので辺鄙な場所を旅行する方などにはおすすめです。デザリング対応しています。
2:Vodafone(ボーダフォン)
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電波は良いですが容量やプランによってはかなり高いと言われているVodafoneですが、イギリスだけでなくヨーロッパ全体で対応しているため、ヨーロッパ周遊旅行をする方には一番おすすめできます。デザリングも対応しています。
3:O2(オーツー)
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上述の2社ほど電波は強くありませんが、イギリス最大手の通信会社であるO2。デザリング対応しています。料金水準はEEと同じくらいと高めですが、元々国営の通信会社のため加入者が多く、安心して利用できます。
4:Three(3/スリー)
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所謂「格安sim」と呼ばれるThreeのsimカードは、ロンドンなどの都市部を離れると電波が安定しにくくなるそうですが、月極契約の場合はダントツで料金が安いです。格安simということもあってか、デザリングは対応していません。短期旅行者より都市部への長期滞在者や留学生におすすめです。
イギリスのsimカードは空港で購入するべからず
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イギリスの玄関口「ヒースロー空港」には、simの自動販売機やsimカード販売している「WHSmith」などのお店がありますが、sim料金として約10ポンドほど加算されるので、個人的に空港でのsimカード購入はおすすめしていません。街中で買うとsim料金の加算がないため、すぐにネット通信が必要ではない限りは街に出てからの購入をおすすめします。
おわりに
イギリスのプリペイドsimカードを4社比較してみました。結論として個人的には、短期旅行にはEE・ヨーロッパ周遊のついでにイギリスに来られる方にはVodafone・長期滞在の方にはO2かThreeをおすすめします。イギリスでsimカードを購入するときに参考にしていただければ幸いです。