韓国は、日本人にとって一番身近な旅行先のひとつです。ひとり旅って、自分の思うがままに旅ができるのでいいですよね。ここでは、韓国ひとり旅におすすめの旅行術や、おすすめの観光スポットを中心に集めてみました。
まず初めに飛行機韓国に行くときに最もよく使う方法でしょう。低予算でありながら、日本各地からダイレクトで飛んでいます。ここでは、おすすめの航空会社をいくつか紹介しておきますね。あと、ソウルは2つ空港があります。国際線中心の仁川(インチョン)国際空港と国内線中心で一部国際線が発着する金浦(キンポ)空港です。間違えると大変なので、注意しましょう。LCCなので、機内食は出ませんし、席も狭いのですが、2時間と少しなので、我慢できると思います。
なんといっても羽田から出ているのが魅力ですね。実は日帰りでもソウルに往復できるんです。時代は変わったものだなと実感します。羽田を1:55に出て、仁川(インチョン)国際空港に4:55に到着するので、仕事帰りにそのままソウルに行きたい方にもおすすめです。
筆者自身もLCCを何社か体験してきましたが、クオリティが高いと感じる会社です。チェジュ航空には独自のポイントシステムがあって、乗るたびにポイントがたまるんです。頻繁に韓国に旅行される方にはおすすめです。
九州地区と韓国を結んでいましたが、最近になって大阪や東京も結ばれるようになってきました。地方空港とのつながりも深いのでお世話になる方も多いかもしれません。
大韓航空系のLCCです。長距離国際線だと、一応機内食は出ます。機内wi-fiもありますよ。
アシアナ航空の富山や米子といった地方路線をどんどん置き換えているLCCです。シートピッチが広いと評判の航空会社です。
2007年に設立された近年の成長が著しいLCCです。コストパフォーマンスがいいとの声も散見されます。
エアプサンはエアソウルの兄弟のような会社で、同じアシアナ航空系列です。こちらは、釜山や大邱へ向かう路線を中心に路線を展開しています。
LCCの弱点は荷物をたくさん預けられないことです。運賃によっては手荷物預け入れ枠がなかったり、あってもせいぜい15kgまでなので、ショッピング目的の方は、ひとり旅では、荷物も2人以上でシェアできないので、追加料金に注意です。予算オーバーにならないように各種手荷物料金はチェックしましょう。
予算は、ほぼタダに近いようなバーゲンセールのようなものから、高い時期だと、お盆休みや、年末年始、それから注意してほしいのが旧正月で、これらの時期は非常にチケットが高額(3~4万円程度)だったり、満席になることがあります。
とにかくLCC並みに安いことが多いのに、23kgを2つまで預け入れられるのが魅力です。エチオピア航空とありますが、成田からソウルを経由して(以前は香港経由でした)、エチオピアの首都、アジスアベバに向かいます。ソウルで乗降できるので、成田~ソウル/仁川の利用もできます。機内では本場のエチオピアコーヒーを味わえます。
東京在住の一部の方や、特に横浜・川崎在住の人には羽田のほうが便利ですが、羽田からは中心市街地に近い金浦空港まで、大韓航空、アシアナ航空、ANA(全日空)、日本航空(JAL)が運航していますが、値段はちょっとお高めです。その代わり、ANAやJALでは、日本語でのサポートが受けられるのが魅力です。LCCが就航していない空港利用の人や、ピークシーズンはLCCより安いこともしばしば。
このサイトを押さえておけば、まず大丈夫です。運が良ければ片道1万円程度(成田発)で行けます。ただ、このサイトは最後に検索した人の価格ですので、値段が変わっていることもありますし、航空会社の規則によっても違うので、ざっくりとした予算程度の検索に向いてますが、最終的には各サイトで確認してくださいね。
船で韓国に向かう方法もあります。日本からは大阪、境港、下関、博多、厳原(対馬)、比田勝(対馬)から出ています。各航路、特徴がたくさんあるので、まとめておきます。下の予約サイトもおすすめです。LCCと比べて予算も組みやすいです。
ダイレクトフェリーズ: 世界最大のフェリー予約サイト
ダイレクトフェリーズなら、Tallink Silja、Tirrenia、St Peter Line、Seajets、パンスタークルーズ、カメリアラインなど大手が運航する、世界各国のあらゆるフェリーを予約できます。チケットの購入はこちら。
瀬戸内海を西へ向かう1泊2日の行程です。往復32000円ですが、学生さんだと片道8000円くらいになりますので、大阪周辺で時間があるけど、お金がない方向けの手段としては最適になります。関釜フェリーもそうなんですが、自家用車も積載できますので、自家用車で旅行という珍しい体験もできます。1番安い部屋で往復2万円(学生16000円)ぐらいです。
「ゲゲゲの鬼太郎」の作者の出身地、境港港から、韓国東海岸の「東海」を通って、極東ロシアのウラジオストクまで伸びる航路です。(写真はウラジオストク港にて筆者撮影)江原道(カンウォンド)へ向かうにはこの航路が最適になります。今年オリンピックが行われた平昌(ピョンチャン)もこの港が最寄になります。週1便なので注意が必要です。なお、日韓の航路でペットOKなのはここが唯一です。公式サイトは更新が止まっているので、境港市や鳥取県のサイトが参考になります。
低予算で釜山へ渡るには関釜フェリーがおすすめです。日本海を進む最中に、インスタ映えする夕日や朝日を見ることができると思います。18きっぷを見せると半額になるキャンペーンもたまに行われます。
「ビートル族」という免税品目当ての観光客もいるくらいにメジャーな福岡からの足。博多からジェットフォイルで3時間。最安値で4900円(片道)とコスパも抜群で、予算に余裕が出たら免税品でショッピングというのも乙なものです。ニューかめりあという夜行便と合わせれば福岡から日帰り釜山旅行も可能です。コビーという未来高速が運航するフェリーもありますが、公式サイトは韓国語のみなので、フェリー予約サイトで予約しましょう。
厳原(いづはら)と比田勝(ひたかつ)という対馬市の違う場所から出ている高速船です。対馬と釜山を同時に観光するボーダーツーリズムはツアーではなかなか実施されないので、ひとり旅にぴったりのプラン。ただ、対馬まで行くのが予算的に大変なのもあります。「オーシャンフラワー」の予約は、対馬国際ラインへ。
対馬~韓国は多い時で1日10便ぐらい運航されています。「ボーダーツーリズム」は国境を見たり、実際に国境があることを実感する新しい観光の形です。
ボーダーツーリズム推進協議会公式サイト
北海道稚内市、根室市、長崎県対馬市など国境・境界地域への旅を通じ、国境・境界地域の地方創生に寄与することを目的に活動している「ボーダーツーリズム推進協議会のサイトです。活動報告、ツアー紹介、会員募集などの情報を掲載しています。
国際フェリーに関しては、上記のサイトが詳しいです。
あまり考えたくはありませんが、「万が一」ということもあり得ます。そこで、役に立つのが、海外旅行保険です。2000円前後で入れます。持病をお持ちの方にはAIG損保の海外旅行保険がおすすめです。
両替する場所にも悩みますよね。でも、ソウルだと明洞(ミョンドン)地区がレートが良いと有名です。1番悪いのが成田空港なので、仁川などで市内までの移動費を両替して、市内で両替したほうがいいです。
メガバンクやりそな銀行、スルガ銀行などで発行しているVISA、JCBデビットカードというのもあります。預金から現地通貨がそのまま引き出せるので便利です。クレジットカードのキャッシングは一時的にお金を借りるようになりますが、両替の手間を考えるといいのかも。
近年は、韓国でもwifiが無料で使えるところが増えてきたとはいえ、いろいろと情報を集めるには、スマホは必需品ですよね。wifiレンタル料金は、1日450円程度といえそうです。韓国現地で受け取るほうが若干安いですが、日本語が通じない場合や、通じても多少の場合があります。一方で、長期の滞在におすすめしたいのが、SIMカードで、こちらは5~8日間使用し放題で、1500~2500円程度です。
韓国国内、網の目のように張り巡らされて鉄道より便利かもしれません。ソウルから釜山への移動の場合は、、江南(カンナム) の高速バスターミナル(京釜ターミナル)を利用するのが一般的です。
韓国を南北に縦断する京釜線などでは、KTXという韓国版の新幹線が走っています。コレールパス(KORAIL PASS)おいう、外国人周遊乗車券も発売されているので、使いこなすのもありかと思います。
安く移動したいならムグンファ号もおすすめです。夜行列車も運転されているので、宿代を節約したいときにもぜひいかがでしょう。
済州島や釜山へは金浦国際空港からLCCなどが飛ばしています。
韓国のホテルもゲストハウスから高級ホテルまでピンからキリまであるわけですが、booking.comで見ますと、10000円くらいでかなり良いホテルです。5000円で普通のビジネスホテルに泊まれます。節約して泊まりたいのならゲストハウスという手もあります。
韓国系ですが、セジョンホテルには日本語ができるスタッフがかなりいます。また、ロワジールホテルやグレイスリーホテル(藤田観光が経営する)は、日系ですが、やや値段が張ります。また、日本でおなじみの東横インもあります。日本とほとんど同じような作りです。韓国のホテルの予算を見積もるときに東横インを基準にするといいかもしれません。日本の電化製品もそのまま使えるコンセント差込口もあります。日本でも韓国でもポイントがたまるので、よく筆者も使っております。ほかには7000円くらいで泊まれるソラリア西鉄ホテルなどもあります。
旅慣れた人にはゲストハウスもおすすめです。低予算ですみますし、何よりほかの旅行者とのコミュニケーションができるのも魅力です。その分、プライバシーがホテルと比べて低いのと、安全・衛生面でもホテルには劣る場合が多いようです。口コミサイトで評判を十分に注意しながら選びましょう。
ひとり旅で自由きままに行動したいけど、現地でここぞというときにオプショナルツアーをつけたいときにおすすめです。
ソウル市内には、テレビの撮影に使われる景福宮(キョンボックン)やショッピングや屋台でのグルメが楽しめる明洞(ミョンドン)、弘大(ホンデ)などがあります。近代的な建物が立ち並ぶ江南(カンナム)、中心街の仁寺洞(インサドン)、鍾路(チョンノ)もおすすめです。
明洞の観光については上記で述べていますので、ご参照されるといいでしょう。
梨泰院(イテウォン)、狎鴎亭洞(アックジョンドン)がまちあるきにはおすすめです。落ち着いた街並みを歩いてみるのもいいです。
るるぶソウル’19 超ちいサイズ (るるぶ情報版海外小型)
価格
¥ 1,080
また、上記のような小さいサイズのガイドブックも販売されているので、参照されるといいでしょう。モバイルwi-fiのパケット量もばかになりませんからね。
ダークツーリズムの一種ですね。家族連れやカップルではまず行くことがない場所なので、ひとり旅で訪れる機会も多いのではないでしょうか。いまだに南北に分断されたままの朝鮮半島。統一の日が来ることを願うばかりですね。ただ、単独行動はできなくて、もちろん限られた旅行社で申し込む必要があります。
DBSクルーズフェリー以外の船で韓国に来る時の最初の玄関口、「釜山港国際旅客ターミナル」や、エアプサンなどのLCCやJALなどのレガシーキャリアが行きかう「金海国際空港」があります。釜山で見逃せないスポットは、チャガルチ市場などの市場めぐりなどですが、梵魚寺や甘川文化村なども文化的なスポットも面白いでしょう。
前述したKTX、ムグンファ号のほか、金浦国際空港からLCC、大韓航空、アシアナ航空が運航。高速バスもあります。
南浦洞(ナンポドン)は、釜山屈指の繁華街で、ショッピングを楽しむにはおすすめの場所となっています。写真のようなおいしそうな屋台も並んでいるのが特徴です。ロッテ百貨店やチャガルチ市場も見逃せないポイントです。
梵魚寺(ポモサ)も見どころです。韓国仏教最大の宗派、曹渓宗では重要な寺です。
カラフルな街並みが広がる甘川文化村(カムチョンムナマウル)も見どころの1つです。
城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)は、済州島を代表する観光地で、絶景が眺められます。
韓国屈指のリゾート地だけあって、グルメも豊富で、海産物がとてもおいしいことで有名です。
美しい海が広がる木浦(モッポ)・務安(ムアン)では、日本統治時代の建物が見られます。赤煉瓦の木浦文化センターでは、日本統治時代の生活も垣間見えます。日本からの直行便も務安との間に開設されました。
ソウルから高速バスで2時間40分(17000ウォン)でつきます。雪岳山(ソラクサン)国立公園をはじめとした自然景観に恵まれた町です。北朝鮮からの脱北者も多く、独特の文化も根付いています。
キムチ5000ウォンから10000ウォン程度。韓国のりだと、まとめて5000ウォンくらいです。
大都市ソウルからちょっと聞きなれない地方都市まで取り上げてみました。予算はなるべく節約して、グルメやショッピングに使いたいですよね。日本と韓国との移動方法も様々あります。時間とも相談しながら、楽しい韓国旅行を。