はじめに:スワンナプーム国際空港について
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タイの首都バンコクの玄関口であるスワンナプーム国際空港は、バンコク中心部より約30kmほど東に位置しており、総面積は日本の成田国際空港の約3倍もの広さを誇る大規模な空港です。
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スワンナプームとは、サンスクリット語で「黄金の土地」を意味しています。タイにはもう一つドンムアン空港という空港があり、タイを訪れる人たちの多くはこのスワンナプーム国際空港かドンムアン空港のどちらかを利用することになるかと思います。
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今回は、スワンナプーム国際空港を例に、タイ入国についての詳細やタイの出入国カードの記入方法・タイ入国においてのビザ情報やビザ申請の流れについてご紹介いたします。
【2018年】飛行機着陸後からタイ入国までの流れ
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スワンナプーム国際空港に飛行機が到着後、空港内に入ります。スワンナプーム国際空港のターミナルは1つとなっており、国内線と国際線が共用で利用しています。
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到着後は、案内板の指示に従って入国審査(イミグレーション)へ進んでいきましょう。他の乗客の人たちも同じルートを辿ると思いますので、ついていけば到着するかと思います。
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入国審査を通過後は、手荷物の受け取り・税関通過を経て空港を出るとタイの地に足を踏み入れる流れとなります。
【2018年】タイの入国手続き
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入国手続き自体は他の国と大きく変わりませんが、入国審査場(イミグレーションカウンター)では、タイ人専用と外国人専用で分かれていますので、外国人専用のレーンに並んでください。
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カウンターにて、事前に記入隅の出入国カードと自身のパスポートを一緒に提出し、出国カードとパスポートを受け取ります。ここで、タイの入国手続きに必須項目となる「出入国カード」について、以下より解説していきましょう。
【2018年】タイの出入国カードとは?
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「出入国カード」とは、タイへの入国および出国時に必要なカードのことを指します。パスポートとともに提出が必要で、出国・入国のカードは切り取らず繋がったままの状態で提出するようにしましょう。2017年にリニューアルされた現在のタイの出入国カードは英語表記となっていますので、記入の際もローマ字・英語で記入してくださいね。
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英語表記の出入国カードは、見慣れない方や英語が不得手な方にとっては少し戸惑う要素にもなると思うので、ガイドブックやインターネットなどで事前に情報収集をし、記入をスムーズにできるようにしておくと良いでしょう。この出入国カードはどこで入手するのかというと、多くの場合ではタイへ向かう飛行機の中で配布されます。また、空路だけでなく陸路でタイへ入国する場合にもこの出入国カードの提出は義務付けられており、国境ゲートやバスの車内で配布されます。
【2018年】タイの入国カードの書き方(表面)
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下の画像右部分の、「入国カード」の書き方のご紹介を左上から順番にご紹介いたします。
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Family Nameは苗字を、First Nameは名前を記入し、Middle Nameはあれば記入して無ければ空欄にしておきましょう。次に、性別をMale(男)かFemale(女)より選択し、Nationality(国籍)は「Japan」と記載します。日本以外の国籍の方は国名を変えてください。
次に、Passport No.はパスポート番号を、Date of Birthの欄には日付・月・西暦の順で誕生日を記入してください。 続いて、Flight Vehicle No.にはタイまでのフライトで利用した飛行機の便名を記入します。何らかの種類のビザを取得し、その目的で渡航している場合にはそのビザの番号をVisa No.の欄に記入しましょう。もちろん、ビザを取得していない人は空欄で大丈夫です。
Occupationには職業を記入しましょう。その次の項目では、タイへのフライトで利用した飛行機が出発した国を問われていますので、日本から出発した場合は「Japan」と記入し、他の国から出発した場合には国名を記入しましょう。Purpose of visitはタイ入国の目的を記入し、その次にはタイでの滞在日数を記入しますが、滞在日数が未定の場合でも記入しておかないと疑問に思われます。また、ビザなしでの滞在は30日以内なので、特別なビザ申請などを行なっていない場合はその範囲で記入しましょう。
続いての項目には、日本で現在住んでいる場所の市区町村を記入し、Address in Thailandにはタイでの滞在先住所を記入します。タイでの滞在先住所がわからない場合は、ホテル名だけの記入でも大丈夫です。この項目は、まだホテルを決めていなかったりしていたとしても空欄のままカードを提出すると審査官に詰問されるので、ガイドブックなどを見て適当にでも良いのでとりあえずホテル名を記入しておきましょう。ここでもし適当にホテル名を書いたとしても、実際に記入されたホテルへ滞在の確認連絡などは行われないので安心してください。
その下のTelephoneにはタイで繋がる電話番号を、E-mailにはEメールアドレスを記入し、最後のSignatureの署名欄には、パスポートと同じサインを日本語で記入しましょう。
「Occupation(職業)」欄の記入例
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「会社員=Office Worker、法人会社社長=President of Business Firm、個人経営者=Proprietor、地方公務員=Local Government Official、学生=Student、主婦=Housewife、無職=None」という例に習い、職業欄への記入を行いましょう。また、特殊な職業な場合は事前に辞書などで調べておきましょう。
「Purpose of visit(タイ入国の目的)」欄の記入例
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「観光=Sightseeing、商用=Business、入学=Education、雇用=Employment」という例に習い、入国の目的の欄へ記入を行いましょう。ちなみに、この記入事項に沿ったビザ取得やビザ申請がなされていない場合は入国拒否されます。
【2018年】タイの入国カードの書き方(裏面)
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観光でタイを訪れる場合には、入国カード裏面にも記入欄がありますので忘れずに記入しましょう。全て選択式なので左上から簡単に説明いたします。
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まず飛行機に関して、Charter(貸切便)とSchedle(定期便)の選択肢がありますが、ほとんどの方が「Schedle(定期便)」になるかと思いますので、そちらをチェックしてください。次に、タイへの入国は初めてなのか否か・今回の入国はツアーか個人旅行かを聞かれるので、 YesかNoで答えましょう。
Accommodationは宿泊先を問われており、該当のものを選択しましょう。普通に観光目的でタイへ訪れる方のほとんどは、Hotel(ホテル)やGuest house(ゲストハウス)になるかと思います。一番下の項目では次の目的地を問われています。たいていの旅行客は日本に帰国することになるかと思いますので、日本の空港名を記入しましょう。もし万が一、タイから他の国へ渡航する場合は渡航先の国名を記入しておきましょう。
続いて右上に移ると、タイに来た理由を問われていますので該当のものを選択しましょう。観光の場合はHoliday(休暇)を、出張などの場合はBusiness(商用)を選択すれば大丈夫です。ここでも、上述の「タイ入国の目的」と同じように、ビザを取得していないにも関わらず就労や教育を選択しているなどといった矛盾する点がある場合には、審査官からの質問攻めに遭ったり、入国拒否をされることもありますので注意してください。最後の項目では年収を問われており、だいたい1ドル100円前後の計算で算出して、該当するものにチェックを入れておくと良いでしょう。
【2018年】タイの出国カードの書き方
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下の画像左部分の、「出国カード」の書き方のご紹介を上から順番にご紹介いたします。
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Family Nameには苗字を、First Nameには名前を記入しましょう。Date of Birthには日付・月・西暦の順で誕生日を記入し、Passport No.にはパスポートの番号を記入します。Nationalityには国籍を記入するので、「Japan」で大丈夫です。帰りの飛行機・バスの便名を記入する欄は、航空券の便名やバスチケットを見て記入しましょう。最後の一番下の欄には、パスポートと同じサインを日本語で記入します。
【2018年】タイ入国審査後はパスポートのチェックを!
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タイ入国審査時の注意点として声を大にして警告しておきたいのが、パスポートを必ずチェックするようにしてください!というものです。まず、入国審査が終了してパスポートが返却されたら、出国カードも一緒に返却されているかをチェックしておきましょう。タイを出国する際にもし出国カードが無い場合は、紛失ということになり再発行などの手続きに手間や時間がかなりかかるため注意が必要です。
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また、返却されたパスポートの入国スタンプも同時にチェックしておきましょう。入国のスタンプがあるのか・また押されたスタンプの日付は正しいのかを、その場でしっかり確認しておいてください。後述いたしますが、入国スタンプの押印漏れや日付間違いなどは、不法入国を疑われたり罰金を科せられたりといったトラブルに発展しかねないので注意が必要です。
【2018年】出入国カードの内容によってはタイ入国時に詰問される
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タイの入国審査の際で審査官に詰問されるケースとしては、出入国カードの未記入項目や記入事項の疑問点についてです。カードの未記入部分に関しては後から記入すれば良いのですが、例えばビザを取得していないにもかかわらず就労目的の渡航であったりと、カード記入項目との矛盾点などがある場合はスムーズに入国ができません。
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タイでは英語を流暢に話す人が多いわけではないため、審査官も英語が話せなかったりすることが多いので、向こうが疑問に思い質問してくるようなことがないように慎重にチェックしておきましょう。
【2018年】タイ入国拒否に陥るケース
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タイへの入国審査時に入国を拒否される大きな理由としては、入国審査官に対して暴行・暴言を浴びせる行為・不法入国・出入国スタンプの押し忘れが多いです。
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特に、出入国スタンプの押し忘れや日付違いなどは稀に発生しているそうなので、必ずチェックするようにしてください。押印漏れなどがあった場合には出国や入国の際にトラブルに発展しかねませんし、最悪の場合は不法入国を疑われるケースもあり得ます。
【2018年】タイ入国には観光ビザ申請が必要?
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結論から言うと、日本国籍の方は観光目的で30日以内の滞在であればビザ申請・取得無しでタイへ入国・滞在が可能です。
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日本国籍・観光目的のほかに、空路入国が30日・陸路入国が15日までの滞在であること、6ヶ月以上のパスポート残存期間があること、タイ入国時にタイ出国のための航空券を所有しており提示すること、といった条件を満たす必要があります。また、31日を超える滞在を希望する場合は、観光ビザ申請が必要となります。
【2018年】タイ入国におけるビザの種類
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タイのビザは大まかに説明すると、観光ビザ・トランジットビザ・就労ビザ・教育ビザなどの種類が存在します。そのほかにも、ボランティアビザや年金ビザなども様々の種類のビザに細かく分かれています。渡航・滞在目的に合わせてビザ申請を行うようにしましょう。
【2018年】タイ入国におけるビザ申請方法
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ビザ申請方法は、種類によって微妙に違う場合もありますが大まかに説明いたします。どの種類のビザであっても、タイ大使館にて直接ビザ申請を行う必要があります。ビザ申請は本人もしくは代理人でも可能ですが、代理人の場合は委任状の提出が必要です。
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ビザ申請時に必要な書類としては、ビザ申請書・顔写真・パスポートのほかにも、預金通帳のコピー、航空券のコピー、宿泊先ホテル予約確認書のコピーなども必要です。また、これもビザの種類によって多少変わりますが、申請料として約4000円前後の手数料も支払います。
【2018年】タイ入国におけるビザ申請の注意事項
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タイのビザ申請においていくつかの注意点があるので、簡単にご紹介しておきます。まず、申請時の書類は申請日より起算して3ヶ月以内に発行されたもののみが有効となります。
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また、タイのビザ申請は郵送などでの対応は行っていませんし、発行手続きには時間がかかることもありますので余裕を持って申請を行うようにしてください。
【2018年】タイ入国時の荷物の受け取り
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タイの入国審査を通過した後は、案内電光掲示板を頼りに手荷物受け取りカウンターへ進みましょう。自分が乗ってきたフライトの便名と手荷物が流れてくるベルトの番号を照合し、手荷物を受け取ります。
【2018年】タイ入国時の税関通過・空港出口
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税関通過に関してですが、申告事項がある方は赤のブースへ・ない方は緑のブースへ進みましょう。ただし、タイではタバコの持ち込みに関して非常に厳しい取り締まりを行なっているため、税関を通過した後であったとしても稀にバッグや持ち物の中身をチェックされる場合がありますので注意が必要です。
タイ入国後の市内アクセス
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ようやく空港の外を出たなら、バンコク市内へ移動しましょう。市内へのアクセス手段としては、エアポートレールリンク(高速列車)・公共バス・リムジン・タクシーの4つのアクセス方法がメジャーかと思います。
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個人的におすすめの移動手段は、ぼったくりの心配もなく交通状況などによって到着時間が左右されることのないエアポートレールリンクですね。
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旅のスタイルによってアクセス手段のおすすめは多少変わりますが、時間と労力はかかってもとにかく費用を抑えたい方は公共バスを、安心して快適に移動したい方はリムジンの利用をおすすめします。
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タクシーを利用の際は、しつこい客引きやぼったくり・メーターが動いているかの確認などに注意してくださいね。
おわりに
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今回は、タイのスワンナプーム国際空港の入国・出入国カードの記入方法・タイのビザについて・入国手続きについてをご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。文字だけで読んでいると一見難しそうで大変そうなイメージを持つ方もいらっしゃるかと思いますが、いざ入国時になると意外にもスムーズに入国ができるかと思います。注意点としては、出入国カードをミスや矛盾点・未記入なく埋めることが重要となってきます。皆さんのタイ入国がスムーズに行えるようにするための手助けができれば幸いです。