北海道一泊二日一人旅モデルコース①札幌エリア
北海道庁旧本庁舎
「北海道庁旧本庁舎」は、「赤レンガ庁舎」の愛称で知られているレンガ造りの建物です。現在の新庁舎が建てられるまでの約80年間、北海道のシンボルとして人々に愛されてきました。開拓の歴史が刻まれている建物はアメリカ風ネオ・バロック様式で、明治期のガラス窓などが保存されており、重要文化財に指定されています。現在では無料開放されていて誰でも入ることができます。内部は北海道の歴史を知る資料が展示されています。
さっぽろ羊ヶ丘展望台
「さっぽろ羊ヶ丘展望台」は札幌の南にあり、「少年よ、大志を抱け」と語ったクラーク博士の像が建つ有名な観光スポットです。もともと国の農業試験場でしたが、名勝地として当時から人気があり観光客が押し寄せていたため、展望台を開設したそうです。ジンギスカンが食べられるレストランや雪まつりの資料館、足湯などさまざまな施設があり、年間を通して多くのイベントが開催されています。
北海道一泊二日一人旅モデルコース②函館エリア
五稜郭
「五稜郭」は、江戸時代末期に江戸幕府によって建造された城郭で、北海道唯一の国指定特別史跡に登録されています。現在では五稜郭公園として一般開放されており、市民のやすらぎの場となっています。五稜郭タワーから見下ろすと、その名の通り星形の五角形という珍しい形をしています。五稜郭公園の中心部には、箱館奉行所が復元公開されています。4月下旬には桜が一斉に満開になり、外堀が桜の花びらでピンク色に染まります。
函館山
「函館山」は標高334メートルで、牛が寝そべっているような形をしていることから「臥牛山」ともいいます。山頂へは麓からロープウェイで行くことができ、ガラス張りのゴンドラの中から元町の教会群や函館港を見ることができます。函館山の展望台からの夜景は世界一といわれるほどの絶景です。おすすめは夕暮れになる前に山頂でスタンバイしていることです。徐々に街に明かりが灯る様子は、街が生きているように感じます。
北海道一泊二日一人旅モデルコース③富良野エリア
ファーム富田
ラベンダー観光発祥の地である「ファーム富田」は、毎年全国からたくさんの観光客が訪れます。ファーム富田は24時間出入りができるので、日の出前の時間帯ならば観光客も少なく、ラベンダー畑をゆっくりと観賞できます。軽食が食べられるレストランやラベンダーの香水や石鹸などが販売されているショップや、ラベンダーのエッセンシャルオイルの香りを体験できる教室など多彩な施設があります。
富良野チーズ工房
「富良野チーズ工房」は白樺の木々に囲まれた自然の豊かなところにあり、ガラス越しに富良野の新鮮な牛乳を使ったチーズの製造や熟成庫を見ることができます。2階にはチーズの試食コーナーがあります。またバターやアイス、チーズなどの手作り教室も人気です。アイスミルク工房ではアイスやジェラードを販売していて、大好評です。工房で製造したチーズや牛乳、バターを使って作ったお菓子なども販売しています。
北海道一泊二日一人旅モデルコース④旭川エリア
旭山動物園
日本の動物園で最北に位置するのが「旭山動物園」です。動物をただ展示するのではなく、行動や生活に主体を置いた見せ方をしたことで、一躍有名になりました。毎朝、公式サイトや園内掲示板に発表される「もぐもぐタイム(動物の食事時間)」は、最大のポイントです。これを軸に見学の順序を計画しましょう。特にホッキョクグマのもぐもぐタイムは、可愛くて迫力があります。
高砂酒蔵
「高砂酒造」は明治42年創業の老舗地酒蔵で、日本酒「国士無双」が有名です。北海道の素材を使って、北海道ならではのお酒を造ることにこだわっています。重厚感のある木造の建物は、旭川の歴史的建造物にも選ばれています。現在は一般見学と共に、日本酒を試飲することもできます。また蔵元限定の生酒などを販売するショップがあり、夏には酒粕ソフトクリームが人気となっています。
まとめ
いかがでしたか? 今回は北海道一泊二日の一人旅についてエリア別モデルコースをご紹介しました。北海道に行かれる際にはぜひ参考にしてくださいね。