ドイツの名城ノイシュヴァンシュタイン城の歴史とは？
ドイツを代表する名所ノイシュヴァンシュタイン城は、一見、歴史ある建造物のようですが、その歴史は意外と浅く、1869年に建造が開始された比較的新しいお城です。当時のバイエルン王、ルードヴィッヒ2世の命により着工されたノイシュヴァンシュタイン城ですが、彼の死と共に1886年、完成を待たず建造が中止されます。
ノイシュヴァンシュタイン城建設には、若い頃からワーグナーの世界に傾倒していたルードヴィッヒ2世の中世騎士道やロマンチシズムへの強い憧憬が背景にあります。しかしワーグナー歌劇の世界を具現化しようと着工されたノイシュヴァンシュタイン城は、彼の王国の財政を圧迫する事となり、後の悲劇へとつながっていきます。
ノイシュヴァンシュタイン城とルードヴィッヒ2世の悲劇とは？
ノイシュヴァンシュタイン城が建設されていた当時のドイツは、ルードヴィッヒ2世が納めるバイエルン王国の他、プロイセン、ザクセン等、大小の国が存在していました。19世紀後半のヨーロッパ情勢は、きわめて不安定でしたが、夢見がちな性格だったバイエルン王は、現実から目を背けるように自身の夢の世界の実現に没頭していきます。
そんなルードヴィッヒ2世の現実世界との乖離は年を追うごとにエスカレートし、ヘレンキームゼー城、リンダ―ホーフ城等の建設に情熱を燃やしました。そして遂に1886年、側近たちの不興を買い、精神薄弱で統治不能と軟禁されてしまいます。
1886年の5月からはノイシュヴァンシュタイン城に居住していたルードヴィッヒ2世ですが、その身柄はベルク城に移され、彼が夢の城に住んだのは172日間という短さでした。そして時間をおかずルードヴィッヒ2世は軟禁されていた城近くの湖で謎を多く残したまま返らぬ人となりました。
ドイツのノイシュヴァンシュタイン城への行き方！【2018年度版】
ドイツノイシュヴァンシュタイン城への行き方1：フュッセン経由、鉄道→バス
個人旅行でノイシュヴァンシュタイン城を訪れる場合、最もスタンダードなのが、2018年現在、ドイツ鉄道でフュッセンまで行き、バスに乗り換える行き方です。ミュンヘン―フュッセン間は特急で2時間ほどになりますが、フュッセンからお城のあるホーエンシュヴァンガウまではバスで8分程なので、十分日帰りができますよ。
ドイツノイシュヴァンシュタイン城への行き方2：ミュンヘン発の現地ツアー
ドイツ南西部にあるノイシュヴァンシュタイン城は、アクセスが余りよくないため、ミュンヘン発着の現地ツアーに参加するのも定番の行き方です。2018年現在、ミュンヘンからは様々な日本語のツアーが出ていてとても効率的なんです。尚、ツアーの詳細予約は以下のサイトでも可能なので併せてチェックしてみて下さいね。
ドイツノイシュヴァンシュタイン城への行き方3：シュヴァンガウで一泊し徒歩で
ドイツに長期滞在中の方やゆったりした旅行を楽しみたい方は、シュヴァンガウの街に一泊し、ノイシュヴァンシュタイン城に行くのもおすすめです。シュヴァンガウからはバスもありますが、お城までは5㎞程なので、あえて徒歩かレンタサイクル等で、周辺の美しい自然を堪能しつつ散策を楽しむのも素敵ですよ。
ノイシュヴァンシュタイン城のお土産では何がおすすめ？
ノイシュヴァンシュタイン城でおすすめのお土産1
ノイシュヴァンシュタイン城のお土産では、パッケージにお城がプリントされたチョコレートやワインなどが食べ物系ではおすすめです。手ごろな値段で味も悪くないので、贈る方を選ばないおすすめのお土産ですよ。
ノイシュヴァンシュタイン城でおすすめのお土産2
ノイシュヴァンシュタイン城のお土産では、スノードーム、キーホルダー、コースターなども定番ですがおすすめです。人気の観光名所なので、ノイシュヴァンシュタイン城がデザインされた様々なお土産物が現地でお求めになれますよ。旅行の記念にご自分用にお求めになるのもいいアイデアですね。
ドイツのノイシュヴァンシュタイン城を楽しもう！
という事で、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城の歴史や行き方、そしておすすめのお土産等、2018年の最新情報をご案内いたしました。数あるドイツの名所の中でも特に人気のスポットなので、ぜひ一度、予定を組んで足を運んでみて下さいね。
