新潟糸魚川のおすすめ観光スポット1:親不知・子不知
糸魚川の観光ポイント、まず最初は15kmにわたって断崖が続く親不知・子不知の海岸です。ここは急峻な日本アルプスが日本海へ落ち込む場所にあたり、断崖と海との間の通行は非常に難しく、その最中は親子でさえも、お互いに気遣う余裕もない所から「親不知(おやしらず)」と呼ばれたのです。今では国道8号線や北陸自動車道、北陸新幹線で簡単に通過できます。
現在の親不知は遊歩道が整備されているため見学が可能で、天気が良ければ波打ち際まで降りることもできます。見学周遊コースは、国道8号線沿いで駐車場もある天険コミュニティ広場から約2kmのコースで、親不知コミュニティーロードと呼ばれる旧国道を歩き、旧国道トンネルや展望台を巡ります。展望台は絶好のビューポイントで海岸沿いの海上を通過する北陸自動車道も眺望することができます。
新潟糸魚川のおすすめ観光スポット2:フォッサマグナミュージアム
続いてのおすすめスポットはフォッサマグナミュージアムです。有名な大地溝帯フォッサマグナの西側の断層線にあたる糸魚川・静岡構造線の起点に位置するのが糸魚川で、多くの鉱物、地質構造等が観察できる貴重な場所として観光スポットにもなっているのです。糸魚川の代名詞とも言えるヒスイの原石の展示は見所です。
フォッサマグナミュージアムの詳細情報
住所:新潟県糸魚川市一ノ宮1313/電話番号:025-553-1880/アクセス:北陸自動車道糸魚川ICから車で約10分、糸魚川駅から路線バス美山公園・博物館線で約10分/駐車場有
新潟糸魚川のおすすめ観光スポット3:小滝川ヒスイ峡
宝石として知られるヒスイの町糸魚川のおすすめスポット、続いてはそのヒスイの産地である小滝川ヒスイ峡です。国の天然記念物でもある小滝川ヒスイ峡は、小滝川の峡谷に明星山の岩壁がそびえる絶景地帯で日本一のヒスイの産地になっています。このヒスイは小滝川の本流である姫川を下って海岸に打ち上げられるため、付近はヒスイ海岸とも呼ばれており、ヒスイ探しを楽しむことができるのです。
小滝川ヒスイ峡の詳細情報
住所:新潟県糸魚川市大字小滝/アクセス:北陸自動車道糸魚川ICから車で約30分/駐車場:ヒスイ峡学習護岸20台、ヒスイ峡展望台15台
新潟糸魚川のおすすめ観光スポット4:雨飾山
最後に紹介するのは登山愛好家の方におすすめのスポットで、新潟県と長野県の県境に位置する日本百名山の一つ雨飾山です。標高1963mで岩場もあれば穏かな稜線もあり、頂上付近には高山植物と色々な山の姿を堪能できます。そして山頂からは360度の大パノラマが広がり、天気が良ければ北アルプスから中央アルプス、遠くは佐渡島まで見渡すことができる絶景です。
雨飾山の最適な登山シーズンは6月中旬~10月下旬で、美しい新緑のブナの原生林の中を歩いたり、秋の紅葉を楽しむことができます。紅葉の色付きは10月初旬からで、中頃には見頃を迎えます。この雨飾山の登山コースは、糸魚川駅からバスで40分、JR大糸線根知駅からバスで20分、北陸自動車道糸魚川ICから車で60分の雨飾温泉登山口からになります。往復7時間半の中級者向けコースで、上りはかなり急なコースが続きますので、しっかりとした登山準備が必要です。天気が良ければ最高の眺望が頂上で待っていることを楽しみに登れるコースです。
新潟県:雨飾山の登山案内
日本百名山・雨飾山のご案内
新潟糸魚川の温泉・ホテル情報
フォッサマグナの縁にあたる糸魚川には数多くの温泉が湧き出ています。糸魚川、姫川、笹倉など5つの温泉は総称して翡翠(ひすい)温泉郷とも呼ばれ、多くの温泉旅館や温泉ホテルがあります。効能や泉質もさまざまですが、それぞれの温泉では、内風呂に加えて露天風呂でも糸魚川観光の疲れを癒して、のんびりと温泉を楽しむことができます。
翡翠温泉郷以外にも、5~11月に営業する雨飾山麓の雨飾温泉、3~10月に営業する標高1475mの絶景が素晴らしい蓮華温泉のような山岳地帯の温泉もあります。一方、温泉以外のホテルとしては、観光スポット親不知にある親不知観光ホテル、市街地にあるホテルルートイン糸魚川が代表的なホテルになっています。
まとめ
新潟県糸魚川市はフォッサマグナの町、ヒスイの町として知られています。今回は世界ジオパークにも認定されている糸魚川の観光スポットを厳選して紹介しました。親不知子不知の海岸やヒスイ峡を含め、世界的にも貴重な地質スポットが多く存在し、温泉も数多く湧き出る糸魚川をぜひ訪れて下さい。