山形県
引用: https://instagram.com/p/BoMBNxvHXVp/
東北地方の南西部に位置する「山形県」。首から上の人の横顔のような形をしています。北部は鳥海山、秋田県と隔てられ、東は、奥州山脈を境に宮城県、福島県と接し、南部は吾妻産地と飯豊山を境に福島県と、南は朝日山地を隔てて新潟県と隣接しています。面積は、東北地方では、宮城県に続いて二番目の広さを誇っています。
引用: https://instagram.com/p/Bn0zYvkhp3t/
山形県は名前の通りの山国で、面積のほとんどが山間部になっていますが、見所もたくさんあります。山岳信仰で知られる出羽三山や樹氷で有名な蔵王山、出羽富士ともよばれる鳥海山などの自然豊かな山々から、温泉も多く、上山温泉、天童温泉、蔵王温泉、鳴子温泉、銀山温泉などたくさんの温泉、名湯があります。産業ではなんといっても「さくらんぼ」。全国一の収穫量をほこる山形県の一番の名物です。そんな山形県は、自然もあり、温泉もあり、美味しいグルメもたくさんある魅力のたっぷり詰まった場所です。
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【山形】山寺立石寺、有名な階段や絶景スポット、周辺の見所1 「山形市」
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山形県の首都「山形市」。山形市は、上山市とともに山形県の東部に位置しており、東は宮城県と、南はかみのやま温泉で知られる上山市、北は将棋の駒で有名な天童市と隣接しています。山形市の中心には大きな国道13号線が通っており、昔は、奥州街道と笹谷街道の交差している宿場町として栄えてきました。
引用: https://instagram.com/p/BpehSFoFzOS/
現在は、山形県の政治・文化・経済の中心地となっており、人口は25万人をこえています。市内には見所も多く、南には、蔵王、北東には、山寺、市街地には霞城公園、東北随一の木造建築と言われるお寺、国の重要文化財や、多くの美術館が集まる所です。山形県は冬になると雪深いところですが、山形県の内陸部にあたるため、冬はあまり雪も降らず過ごしやすい場所です。しかし夏はとっても暑くなり以前は日本一暑い場所として40.8度を記録したこともあります。
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【山形】山寺立石寺、有名な階段や絶景スポット、周辺の見所2 「立石寺」
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「閑さや 岩に染み入る 蝉の声」という松尾芭蕉の句で有名な山寺 立石寺。山形県と仙台を結ぶ仙山線の山寺駅から北にそびえる小高い山の上にあるお寺です。「山寺」という名前で親しまれており、国の名勝・史跡にも指定されています。立石寺は、比叡山延暦寺の別院として、磁覚大師により開かれた天台宗の名刹です。昔は今よりももっと多くの建物があったそうですが、今でももちろん立派なお寺です。
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岩でできた山全体が境内となっており、山麓から山頂まで、たくさんのお堂が建ち並んでいます。各お堂は岩にへばりついているように建てられ、山頂の奥の院までは全部で1015段の階段を登らなくてはなりません。しかし山頂からの景色は素晴らしく、パワースポットにもなっているのでぜひ一番上の山頂まで登ってみてください。山寺の山麓には、たくさんのお土産屋さんや、お食事処があり、名物のお蕎麦や、玉こんにゃくが味わえます。山から下りてきた後に食べればより美味しく食べられますよ!!
【山形】山寺立石寺、有名な階段や絶景スポット、周辺の見所3 「根本中堂」
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「山寺」と総称して呼ばれている立石寺は、とても広い境内で、その中でも本堂にあたるのが根本中堂と呼ばれるお堂です。現在たっている根本中堂は、1356年に初代の山形城藩主が再建したお堂で、とても見事な作りです。お堂は、入母屋造り、五間四面の建物です。お堂の約6割をしめているのがブナ材で、ブナを使った建物としては日本最古と言われている貴重な建物です。この本堂には、慈覚大師の作品と伝えられる木造の薬師如来座像を安置しており、実際に目にすることができる貴重なご本尊様です。
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【山形】山寺立石寺、有名な階段や絶景スポット、周辺の見所4 「せみ塚」
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立石寺の境内にあり、奥の院に向かう途中にある「せみ塚」。このせみ塚には、かの有名な松尾芭蕉が訪れた地でもあります。ここに松尾芭蕉が訪れたのが1689年の5月27日のこと。松尾芭蕉が有名な句をよんだのが当時山寺の山麓にあった宿坊で読んだと伝えられています。その後、松尾芭蕉の弟子たちは何度もこのせみ塚をおとずれ、松尾芭蕉の面影を忍んだそうです。せみ塚のある場所が松尾芭蕉が句の着想を得た場所ではないかということで、石をつみあげ埋め塚をつくり、せみ塚と呼ぶようになりました。松尾芭蕉が訪れたのがということもあり、その後もたくさんの俳人、歌人がこの地をおとずれたそうです。山寺では松尾芭蕉をしのぶ詩が参道のいたるところでみることができます。
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【山形】山寺立石寺、有名な階段や絶景スポット、周辺の見所5 「開山堂」
立石寺境内にある百丈岩という大きな岩の上にたっているのが「開山堂」。開山堂は、立石寺を開いた慈覚大師によってつくられたお堂で、このお堂が立つ岩の下にある自然窟の中に慈覚大師の遺骨が納められています。開山堂には、慈覚大師の木造の像が安置されており、朝晩の食事の時間にはかかさずご飯が備えられ、大切に守られています。普段は、扉が閉じられているので木像の像も目にすることはできませんが、年に一度だけ、慈覚大師の命日にあたる1月14日には大法要が行われ、御開帳となり、扉がひらかれます。
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大きな開山堂の左には小さな赤いお堂があり、写経を納めるお堂で、立石寺の中でも古いお堂です。奥の院では4年をかけて写経されますが、その写経されたものがこの小さなお堂に納められます。小さなお堂は、昭和62年に解体修理されました。ここからの眺めは大変素晴らしく絶景ポイントの1つです。山寺の境内を一望することもできますし、晴れた日には山形市内まで見渡すことができます。
【山形】山寺立石寺、有名な階段や絶景スポット、周辺の見所6 「奥の院」
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立石寺の中で一番奥にあたる「奥の院」。奥の院は、正式に如法堂という名前です。奥の院は、慈覚大師が中国にいるときに持ち歩いていたとされる釈迦如来と多宝如来の2つの如来様を安置しており、山寺の参道の一番奥にあたります。
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奥の院本堂の左側には大きな大仏殿がたり、大仏殿の中には、高さ5メートルもある金色の阿弥陀如来が安置されています。このお堂は宗派を問わず誰でもお参りすることができます。
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【山形】山寺立石寺、有名な階段や絶景スポット、周辺の見所7 「性相院」
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仁王門をくぐると最初にみえてくるのが「性相院」。昔は山の上にあったそうですが、こちらに移されてきました。性相院は、慈覚大師の作と伝えられる阿弥陀如来を本尊としてまつっており、運慶作の毘沙門天も一緒にまつっています。ここでは御朱印をいただくことができます。
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【山形】山寺立石寺、有名な階段や絶景スポット、周辺の見所8 「金乗院」
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立石寺、十二支のひとつの「金乗院」。金乗院は、延命地蔵をご本尊とし、安置しています。延命地蔵の他に、千体・不動明王を安直しており、現在の建物は1840年に再建された古い建物です。ここでは御朱印をいただくことができます。
【山形】山寺立石寺、有名な階段や絶景スポット、周辺の見所9 「中性院」
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立石寺の「中性院」。中性院には、阿弥陀如来が安置されており、ご本尊としてまつられています。明治元年には不動院と合併し、現在の姿となりました。本堂の裏側には、大きな岩窟があり、新庄藩戸沢家歴代の石碑がたっています。その向かい側には、山形城主最上義光の霊屋があります。そこには最上一族の霊を本尊とする地蔵尊がまつられています。ここでは御朱印をいただくことができます。
引用: https://instagram.com/p/BTtpZ3KjRsW/
【山形】山寺立石寺、有名な階段や絶景スポット、周辺の見所10 「華蔵院」
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立石寺の十二支院のひとつ「華厳院」。慈覚大師が開山したときに、このお寺に泊まっていたと伝えられる場所で、ご本尊は、慈覚大師作の観世音菩薩です。お堂の向かって右側にあるのが、岩屋をお堂にみたてたもので、その中には三重塔があります。岩屋の中にある三重塔は、1519年につくられ、とても小さなもので、全国にある三重塔の中で一番小さなものといわれており、国の重要文化財に指定されています。
引用: https://instagram.com/p/BpUWtmdBvHq/
ここでは御朱印をいただくことができます。
引用: https://www.instagram.com/p/BkrlkLQgyfG/?hl=ja&tagged=%E8%8F%AF%E8%94%B5%E9%99%A2
【山形】山寺立石寺、有名な階段や絶景スポット、周辺の見所11 「立石寺の年間行事」
立石寺では、一年を通して様々なイベントが行われているので、主な年間行事をご紹介いたします。
開山忌
まず毎年1月に行われているのが、「開山忌」。山寺を開山した慈覚大師の命日にあたる1月14日に行われる大法要で、お堂の扉が開かれ、御開帳となります。一般の方でももちろん参加可能です。
大般若祈祷法要
毎年1月17日に行われるのが「大般若祈祷法要」。開山忌が終わってすぐに行われるイベント。根本中堂で行われ、参加する方は事前に申し込みが必要です。大般若 経本600巻きを読み上げ、祈祷する行事です。山形名物の玉こんにゃくも振る舞われ、とっても賑やかな行事です。
節分会法要
毎年2月3日の節分に行われるのが「節分会法要」。立石寺本坊でおこなわるもので、般若心経を365回おとなえし、お祈りする法要です。
引用: https://rissyakuji.jp/sanpai.html
すすはらい・お供えのお餅つき
毎年12月30日におこなわれるのが「すすはらい・お供えのお餅つき」。山門前の広場で行われ、大晦日にむけて大掃除を行います。お正月につかうお供えようのお餅つきもあり、一般の方でも参加費無料で参加することができます。
大晦日除夜の鐘・光のロード
12月31日大晦日に行われるのが「大晦日除夜の鐘・光のロード」。山門前でおこなわれ、除夜の鐘を鳴らすことがねきます。名物の納豆汁や玉こんにゃくのおもてなしがあります。
引用: https://rissyakuji.jp/sanpai.html
【山形】山寺立石寺、有名な階段や絶景スポット、周辺の見所12 「山寺の獅子踊り」
引用: samidare.jp/img/display?u=yamasei&i=12503379921.jpeg&w=415&h=&t=lavo
山寺には、若者たちが獅子頭をかぶって乱舞する踊りが昔から伝わり今でも行われている山寺の大きな行事の1つです。この獅子踊りは、山寺を開いた慈覚大師に助けられた鳥や獣たちが、大師の徳をしたい、喜んで踊っている様子を表した踊りと言われています。今から1200年ほどまえ。慈覚大師が山寺を開いたあたりまでさかのぼります。神聖なお寺ができれば、周辺では殺生は禁じられます。ところが、ここにばんじ、盤三郎という兄弟がおり、お寺の建立に反対とばかりに大師になぐりかかったそうです。ところが、振り上げた腕はびくともせず全く腕が動かず、体も硬直してしまいました。二人は大師にあやまり、殺生をしないことを約束し、元通りにしてやったという伝説が残されています。
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【山形】山寺立石寺、有名な階段や絶景スポット、周辺の見所13 「山寺温泉」
引用: www.dateniaitai.jp/wp/wp-content/uploads/2014/10/2014102501.jpg
山寺の山麓にある渓谷沿いにあるのが、昭和40年にわきだした山寺温泉です。16度という低い温度の単純冷泉ですが、山寺散策の足場として人気のある温泉です。温泉から更に奥に入っていくと、川沿いにはすばらしい渓谷が続き、渓谷には美しい滝や、秋には紅葉が大変すばらしい場所です。夏には避暑地となり、キャンプをする方で賑わいます。
引用: https://cdn.4travel.jp/img/tcs/t/pict/src/13/95/47/src_13954737.jpg?1281578589
【山形】山寺立石寺、有名な階段や絶景スポット、周辺の見所14 「国分寺薬師堂」
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山形市街地の北東にある「国分寺薬師堂」。桜の名所としられる千歳公園の中にたっているお堂です。国分寺薬師堂は、明治の末、旧国分寺跡にたてられた大きなお堂で、今でも大切に扱われています。お堂のある境内では、毎年5月8日に薬師まつりが3日間おこなわれる植木市が開かれ、東北一と言われる大きさです。この植木市は、歴史も古く、江戸時代の初期から行われてぃした。東北はもちろん、全国から植木屋さんが集まります。
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【山形】山寺立石寺、有名な階段や絶景スポット、周辺の見所15 「霞城公園」
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山形市にある霞城。山形城公園とも呼ばれている山形市を代表するスポットです。JR奥羽本線山形駅の北側にあり、国の史跡に指定されています。最上家の祖、しば兼頼によって築かれたお城で、最盛期の最上義明の時代には実高百万石といわれ、 繁栄をほこった山形城の跡地です。山形城は別名「霞が城」と呼ばれ、この場所も霞城公園と呼ばれるようになりました。現在では、天守閣はなく、石垣とお堀が残り、わずかに面影を残している程度ですが、公園内は桜の名所として知られる、春になるとたくさんの方が訪れます。
引用: https://instagram.com/p/BpQercnnX32/
【山形】山寺立石寺、有名な階段や絶景スポット、周辺の見所16 「山形市郷土館」
引用: https://instagram.com/p/Bmpd0bVAu9h/
旧済生館と呼ばれた山形市郷土館は、山形県令三島みちつねの命により明治11年に着工、明治12年に完成した病院で、三層四階建、18角のモダンな西洋建築です。市立病院として長年親しまれてきた建物は、昭和41年に国の重要文化財に指定され、昭和44年に霞城公園内に市街地より移されてきました。
引用: https://instagram.com/p/BiEzltLlBM7/
【山形】山寺立石寺、有名な階段や絶景スポット、周辺の見所17 「天童温泉」
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将棋の駒と温泉で有名な天童市にある「天童温泉」。山形空港のある東根市、そして日本一のさくらんぼの山地寒河江市に挟まれた場所です。天童温泉は市街地にある、比較的に新しい温泉です。約20軒ほどの旅館やホテルが建ち並んでいます。いかにも天童らしいという建物が多くあります。
天童というと将棋が有名です。天童では、桂馬の駒の「馬」の字を逆さに書く、左馬の将棋の駒が縁起物として人気があります。天童市には、この左馬をモチーフにした看板や、建物がたくさんあります。
引用: https://instagram.com/p/Bm0Cw66gF5m/
左馬
天童で左馬が有名になった理由は、馬には右から乗るとつまずいて転ぶという言い伝えがあり、古来より、左からのるものなので、左馬は長い人生をつまずくことなく過ごすことができ、昔から福を招くめだたいもの、商売繁盛の守り駒として天童では親しまれてきました。その他、左馬の下の部分がお財布のきんちゃくの形をしており、口がのくしまって、入ったお金が出ないという意味で富のシンボルでもあります。普通馬は人に引かれるものでありますが、逆さに馬に引かれて人が入ってくるという意味で商売繁盛の意味も込められています。
【山形】山寺立石寺、有名な階段や絶景スポット、周辺の見所18 「舞鶴公園」
引用: https://yakei.jp/japan/spot.php?i=maizuru
山形県天童市にある「舞鶴公園」。天童市の中心に位置する舞鶴公園は、バーベキュー広場や、展望台のあるとても広い公園です。舞鶴公園は、春になると桜の名所としても知られており、たくさんの花見客で賑わいます。舞鶴公園にある展望台からは、昼間は、天童市の街並みから、山形を代表する山々が見え、夜になると天童市の夜景が楽しめます。
引用: https://yakei.jp/japan/spot.php?i=maizuru
まとめ
山形を代表する歴史あるお寺「山寺 立石寺」はいかがだったでしょうか?松尾芭蕉も訪れた歴史あるお寺は、見ごたえ十分で、一度は足を運んでみたい神聖な場所です。こちらを参考に山寺の散策、そして周辺の観光スポット巡りをお楽しみください♪