JR東海道本線の普通列車で名古屋から2回乗り換えで東京へ向かう日帰りモデルコースです。名古屋6:00⇒浜松8:03着（浜松行き）　浜松8:10⇒熱海10:47（熱海行き）　熱海10:53⇒東京12:38（高崎行き）　で6時間38分で着くことが出来ます。

名古屋から直通の電車なので、座席の向きを180度変えることが出来ますし、浜松駅では同じホームの反対側から熱海行が発車します。

熱海での乗り換えが混雑していてうまくいかない場合は、11:10発の快速アクティーに乗っても東京到着は12:48です。

上記列車に乗っていけば、途中の横浜に12:11に着きます。

そこから京浜東北線の大船行きに乗りかえれば、中華街のある石川町に12:21に着くことが出来ますので、ゆっくり中華街を回る日帰りプランが組めます。

中華街へ行くには、大船行きは後方の車両のほうが便利です。

また、新橋からゆりかもめに乗っていけばお台場に行くこともできます。

ゆりかもめは青春18きっぷが使えませんので、1日乗車券(820円)を購入しての利用が便利です。また自動運転なので、一番前と一番後ろは展望席ぽくなっていて景色を楽しめます。4分間隔で走っているので、一度は試してみるのも良いでしょう。

上記の列車を平塚で下りて、平塚始発の湘南新宿ラインに乗り換えていくと、渋谷に12:42、新宿に12:48に着くことが出来ます。

そこから山手線に乗り換えれば、明治神宮や竹下通りのある原宿や、韓国系のお店が沢山ある新大久保にも手軽に行くことが出来ます。

また、上記列車にそのまま乗れば上野に12:44に着きます。そこから上野動物園に行ったり、地下鉄銀座線に乗り換えて浅草へ行って日帰り観光をしたりということも可能です。

青春18きっぷで名古屋へ帰るモデルコースは、この列車が乗換数が少なく便利です。

東京16:57⇒熱海18:43（熱海行き）　熱海18:55⇒豊橋22:11（豊橋行き）　豊橋22:16⇒名古屋23:10（大垣行き）で、こちらも6時間13分の所要時間で、その日のうちに帰ってくることが出来ます。

この列車は、上野を16:50、新橋を17:00、品川を17:06、横浜を17:23に出発します。

東京まで頑張らなくても、名古屋から京都を往復するだけでも片道運賃が2590円ですので、十分にモトが取れます。京都は見どころが沢山あるので何度でも行くことが出来るおすすめなコースです。

青春18きっぷ利用でもだいたい2時間15分くらいで到着できますし、乗り換えも1回、多くて2回で済むのでそれほど疲れることなく行くことが出来ます。

名古屋から乗る場合、土日ダイヤであれば、7時台から9時台の列車はほとんど米原行きになります。

ほとんどが8両編成ですが、豊橋や浜松を始発にしているので、複数で並んで座れる可能性はあまり高くないです。

出来れば、なるべく岐阜寄りの前の車両に乗っておけば、だいたい米原駅での乗り換えが隣のホームになり、一番前の座席のほうが空いている可能性が高い分、座れる可能性は高くなります。

平日は大垣～米原の運転は4両編成がほとんどですので、より一層の混雑と乗り換え覚悟で行かないと都心の通勤電車並みになることもあるので注意が必要です。

平日は名古屋6:44の快速列車を使うなどして早めの移動をしておくのも一案でしょう。

米原からの新快速で京都まではおよそ55分です。

ほとんどが12両編成で、クロスシートなので座ってしまえば快適です。

青春18きっぷですから、このまま乗っていけば、京都から30分で大阪に、さらに25分で神戸三宮に、さらに40分で姫路まで行くことが出来ます。

京都市内の観光は、地下鉄とバスを上手に活用すると時間短縮が出来ますが、特に京都市内を走るバスは本数も非常に多く、また混雑しているので、なるべく乗車時間を短くしたいところです。

青春18きっぷはＪＲ線乗り放題ですから、京都駅に着いて、31～34番線の山陰本線の普通列車に乗れば、1駅目の梅小路京都西駅から徒歩2分で京都鉄道博物館に行けますし、3駅目の二条駅からは二条城へも行けます。

嵐山へは嵯峨嵐山駅から歩くのも良いですし、この駅から嵯峨野トロッコ列車も出ています。

二条駅もしくは、4駅目の円町駅からもバスが出ていて、金閣寺や龍安寺へのアクセスも京都駅からバスに乗るよりも効率的です。

伏見稲荷へ行くならば奈良線の稲荷駅から至近ですし、河原町や八坂神社へ行くにも、奈良線の1駅目の東福寺駅で下りて、京阪電車に乗ると案外早く行けたりもします。

京都駅から出ているＪＲ線を上手く使い青春18きっぷをフル活用してみてください。

名古屋も独特な味が揃ってますが、京都もグルメ発祥の地であるお店も多く、中でも有名なのが「餃子の王将」と「天下一品ラーメン」の本店で、どちらも本店ならではのメニューもあります。

開店と同時に入る人も多いので、開店に合わせて行ってみて、本店独自メニューを味わってもらいたいです。

青春18きっぷの難所と呼ばれる「米原・大垣乗り換え」。

米原は全列車が乗換となり、ここでの座席確保が出来るか否かで帰りの80キロほどの道のりが楽になるか修行になるかが決まってしまいます。

列車は大垣でさらに乗り換えるケースも多く、かなりの確率で階段の上り下りがあって、集団大移動になると時間もかかったりします。

それを避けるのと、気分転換に草津線を経由するのもおすすめです。

夕方になると、京都始発の草津線経由柘植行きが出るので、これで終点まで行き、そこから関西本線の亀山行きに乗り換え、さらに亀山から名古屋行きに乗り換えます。

京都18:05⇒柘植19:24（草津線経由柘植行き）　柘植19:27⇒亀山19:53（関西本線亀山行き）　亀山19:55⇒名古屋21:19（名古屋行き）

1時間ほど時間がかかりますが、乗る人の数が少ないので比較的スムーズですし、柘植から亀山までディーゼルカーｄえの移動を楽しむのも一つの旅の楽しみ方といえるでしょう。

沼津・三島、熱海、伊東は昔からの観光地ですが、新たな観光客の掘り起こしに努力しており、古びた温泉街というイメージから大きく脱却しています。

三島や沼津はラブライブ！サンシャイン！！とタッグを組んでアニメの聖地としての見どころもたくさんあります。

もちろん、グルメをはじめ、干物やスイーツ類のお土産も充実しています。

名古屋からのほとんどの列車が、豊橋・浜松・プラス１か所の乗り換えが必要です。

モデルコースとなる乗り換えの少ない列車は、前述の東京行きと同じ名古屋6:00発の浜松行きで、浜松から熱海行に乗ると、沼津に10:22、三島に10:33、熱海に10:47に着きます。

熱海から11:09発の伊豆急下田行きに乗ると伊東に11:34に着きます。この列車は伊東から先は伊豆急行線に乗り入れるので、青春18きっぷでは別料金が発生するので注意してください。

この列車は該当しませんが、リゾート２１という特急車両並みの座席の普通列車が伊東線内を走っています。

三島駅から修善寺駅まで伊豆箱根鉄道が走っており、ラブライブサンシャインをプリントした列車がいくつか走っています。

こちらも青春18きっぷでは乗れませんが、世界遺産の韮山反射炉へのアクセスとしても利用することが出来ます。

また、三島はうなぎも有名ですので、旅費をおさえた分、食べ物には贅沢してみるのも１つの方法です。

名古屋へ帰る際に、土日でも走っているおすすめのホームライナーがあります。

沼津18:31発のホームライナー浜松行きは、青春18きっぷでも320円の乗車整理券を払えば乗車することが出来、しかも車両は特急車両でリクライニングもでき、停車駅も浜松まで30駅あるのに対して10駅と格段に少なく、8分前に出る普通列車と比べて30分も早く浜松に着きます。

しかもこの列車は、そのまま豊橋行きになるので、乗ったままで豊橋まで行けます。

豊橋で3分後の特別快速に乗り換えれば、21:43に名古屋に着くことが出来ます。

ホームライナーの整理券は沼津駅のホームでも売っていますが、長い列になる事が確実なので、買えそうにない場合はとりあえず乗車して、空いてる席に座って、座席指定券を持った人がきたら移動することでも大丈夫です。

松本方面は、中央本線と篠ノ井線を使って青春18きっぷで行くことが出来ます。

名古屋6:12発の中津川行きに乗り、中津川で7:40発の松本行きに乗ります。途中塩尻で30分近く停まるので、八王子からくる普通列車松本行きに乗り換えれば、10:16に着きます。

この次の列車が、名古屋8:15発の中津川行きで、中津川10:00発の松本行きに乗り換えて松本駅に12:23着です。むしろこちらは、南木曽や木曽福島、奈良井といった木曽観光にもちょうど良い列車ともいえます。

信州へと来たならば、そばは食べてみたいですし、季節によってはりんごやワインといったものが沢山並びます。

みどころとしても、松本城や開智学校がありますし、塩尻で中央本線の新宿方面に乗り換えて、諏訪湖を目指すこともできます。

帰りは松本18:25発の中津川行きに乗り、中津川で21:00発の名古屋行きに乗れば、22:22に着けます。松本からの普通電車は1～2時間に1本の割合ですので、時刻表を確認しての下調べも忘れずにしてから出かけるのが良いです。

高山はメジャーな観光地で、高速バスもたくさん走っていますが、途中下車の旅であれば青春18きっぷの出番です。

本数は少ないですので、これが唯一の日帰りモデルコースです。

名古屋6:10発の大垣行きに乗り岐阜に6:35着、6:53発の高山行きに乗り換えれば、下呂に8:51、高山に10:04に着きます。

高山まで行く普通列車は、これを逃すと5時間以上ありませんので要注意です。

映画「君の名は」の聖地として一躍有名になった飛騨古川へは、上記列車を下りて、高山10:28発の飛騨古川行きに乗れば、10:44に着きます。

サイクリングや徒歩でいろいろと巡りつつ、こじんまりとした小京都の雰囲気を感じることが出来ます。

下呂温泉は下呂駅から徒歩でも行くことが出来ます。

お昼時に合わせていけば、旅館によっては日帰り入浴のプランを設けているところがあるので、ゆっくりと温泉とグルメを楽しめます。

またバスに乗って合掌村に行けば、体験プランもあるので、充実した1日を過ごすことが出来ます。

高山から下呂へは、14:49発の美濃太田行きに乗ると、下呂に15:54に着いて、途中下車が出来ます。

飛騨古川からは、16:01発の美濃太田行きに乗ると、高山を16:42発、下呂を17:49発で美濃太田に19:08に着きます。美濃太田19:31発の岐阜行きに乗り、岐阜に20:03着、20:12発の普通で名古屋に20:39に着きます。また、美濃太田で19:13発の多治見行きに乗り、多治見から19:50発の名古屋行きに乗り換えれば20:32に着きます。

飛騨古川や高山からは、この列車の2時間後に普通列車でも、22:40には名古屋へ戻ることが出来ます。

いかがでしたでしょうか。名古屋から青春18きっぷで日帰りできるおすすめのモデルコースをご紹介しました。名古屋を早めに発てば、人気の観光地でのプチ旅行ができてしまいます。青春18きっぷをおおいに活用してリフレッシュの旅に出かけてみませんか。