京都・八坂神社の見どころ紹介|お守り、駐車場情報も~①:本殿
引用: https://www.instagram.com/p/BYHXgP5Bynr/
八坂神社の本殿は、本殿と拝殿を入母屋屋根で一つに覆う「祇園造り」という独特な造りが特徴。本殿と拝殿が別棟になっている一般的な神社とは異なる八坂神社ならではの珍しい造りで重要文化財に指定されています。現在の本殿は徳川4代将軍家綱が建てたもので日本最大級の神殿とされています。
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広さ400坪もある大きな屋根は桧の皮を重ねたもので、本殿下には青龍が棲むという池があります。池は大地のエネルギーが集結する龍穴、そこに棲む龍がずっと京都を守ってきたと信じられています。柱の上には木彫りの龍がおり、参拝者がこの下で柏手を打つと龍吼により音が大きく反響するといいます。
京都・八坂神社の見どころ紹介|お守り、駐車場情報も~②:疫神社
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疫病除けの御利益があるとされる「疫神社」は西楼門から境内に入りすぐのところにあります。「蘇民将来命(そみんしょうらいのみこと)」が祀られており、毎年7月末には恒例の「夏越祭」が行われ、直径2mの茅の輪をくぐれば病気にならないとされています。
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また、「蘇民将来子孫也」の護符を授かると災厄から免れるといわれており、神事の際に抜いて持ち帰った厄除けのカヤで茅の輪を作り、この護符をつけ玄関に飾ると良いとされています。
京都・八坂神社の見どころ紹介|お守り、駐車場情報も~③:美御前社
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八坂神社の御祭神「素戔嗚尊」の剣が始まりといわれる「美御前社」には、美人と誉れの高い「多岐理毘売命(たぎりびめのみこと)」「市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)」「多岐津比売命(たぎつひめのみこと)」の「宗像三女神(むなかたさんじょじん)」が祀られています。
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特に美しいといわれる市杵島比売命は美貌、芸能、財福の神と崇められており、美御前社は「美のパワースポット」として人気があります。社殿前に湧き出る「美容水」は、「肌の健康はもとより、心から美しく磨かれる水」として2、3滴美容水を手に取り肌に浸けると身も心も美しくなれるとされています。
京都・八坂神社の見どころ紹介|お守り、駐車場情報も~④:大国主社
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「因幡の白兎」で知られる「大国主命(おおくにぬしのみこと)」と「事代主神(ことしろぬしのみこと)」、「少彦名命(すくなひこなのみこと)」が祀られている神社。大国主命は縁結びの神ともいわれ御社前には大国主神と因幡の白兎の像と、縁結びの神の案内が立っています。
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大国主社には恋愛成就などをお願いする「願掛けうさぎ」があります。うさぎには名前をつけ、書いた願い事をうさぎの中に入れたら指定の祈願所へお供えすると後ほど祈祷してくれます。ハート型の絵馬や恋みくじもおすすめです。
京都・八坂神社の見どころ紹介|お守り、駐車場情報も~⑤:舞殿
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奉納行事や結婚式などが行われる「舞殿」。南楼門の正面に建つ神聖な舞台で、たくさん吊るされた提灯は花街の置屋や料亭から奉納されたもの。赤い文字は芸妓衆の名前だといいます。灯りが灯ると昼間とは違った趣があり、最近ではこの提灯と星の灯りの下執り行うナイトウェディングが人気です。
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また、2月に行われる節分祭では舞妓さんの舞いも見どころです。慶応2年、南楼門と共に焼失しましたが、明治36年に再建されこれまで何度か改修工事がされました。
京都・八坂神社の見どころ紹介|お守り、駐車場情報も~⑥:忠盛灯籠
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本殿の東側に柵で囲われた古い灯籠があります。ここは平家の棟梁だった「平忠盛」にまつわる伝説が残されている場所。ある雨の夜、白河法皇が歩いていると薄闇の中に頭が針のようなもので覆われ手には光る物を持った不審な影を見つけました。鬼ではないかと恐れ、忠盛に討ち取るよう命じました。
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忠盛はすぐに打ち取ることはせず様子を窺いながら生け捕りにしました。すると鬼のような存在は、境内の灯りをともして回っていた老僧だということがわかり安堵しました。その時に老僧が灯そうとしていたのがこの灯籠でした。この無益な殺生をしなかった思慮深い忠盛に法皇は感嘆し妻を与え、2人の間に生まれたのが平清盛です。
京都・八坂神社の見どころ紹介|お守り、駐車場情報も~⑦:刃物神社
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平安時代から明治維新ごろまで、京都は刀剣を中心とした刃物文化が栄え刃物の発祥地として有名になりました。名刀やそれらを生み出す名工も輩出してきたことから、その伝統と歴史を残すためこの刃物神社が創建されました。
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現在でも刃物を造る職人の方たちに篤く信仰されており、「苦難を断ち切り、未来を切り開く」という言葉から開運スポットとしても親しまれています。社殿の後ろには大きな刃物大明神の石碑が建てられています。
京都・八坂神社の見どころ紹介|お守り、駐車場情報も~⑧:西楼門
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重要文化財に指定されている三間一戸のこの楼門は西楼門とも呼ばれています。四条通りにあるこの楼門は鮮やかな朱塗りの本瓦萱の切妻造り。入り母屋造りが多い中で珍しいものとなっています。また、本殿、舞殿と同じ高さとなっていることから三位一体を表しているといいます。
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応仁の乱で焼失した後、1497年に再建し拡張工事などを行いながら現在の姿となりました。左側には吽形の神像、右側には阿形の神像が祀られています。正門は南楼門ですが、京都市のメインストリートである四条通りにでんと構えるこの美しい西楼門は、八坂神社の象徴でもあります。
京都・八坂神社の見どころ紹介|お守り、駐車場情報も~⑨:南楼門
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八坂神社の正門である南楼門。高さが約14m、幅が約9mの銅板ぶきの2層門です。慶応2年に火災で焼失しましたが明治12年に再建され、大切な神事の行列や祇園祭の3基の神輿は必ずこの南楼門を通ります。
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2017年に大掛かりな修繕が終了し、南楼門はより鮮やかな朱色に輝いています。春には桜の花と門もコラボが素敵な光景です。
京都・八坂神社の見どころ紹介|お守り、駐車場情報も~⑩:北向蛭子社
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正保3年に建てられた福の神、商売繁盛の神様で、祭神である「事代主神」は大国主の御子神で、素戔嗚尊の孫神です。「祇園のえべっさん」という通称でも親しまれており、社殿は重要文化財に指定されています。この御社だけが異例の北向きです。そばには祇園商店振興組合が奉納した「ふれあいえびす像」がおり、像を撫でると商売繁盛の御利益があるといわれています。
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毎年年初めに行われる「初えびす」では、七福神を乗せたえびす船(神輿)が巫女さんなど30人以上の行列を伴い、八坂神社を出発し四条通りを巡行します。「商売繁盛、笹もって来い!」の大きな掛け声が響き渡ります。その際、神輿にはいつも境内でにこやかにしている「ふれあいえびす像」も乗っています。
京都・八坂神社の見どころ紹介|お守り、駐車場情報も~⑪:祇園祭
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八坂神社の祭礼「祇園祭」は日本三大祭りの一つ。豪華絢爛なこの祭りは7月1日から31日まで1ヶ月間にわたって行われる大規模なイベントです。約1100年前、疫病が流行した際に日本全国の国の数である66本の鉾を神泉苑に立て、祇園御霊会で災厄除けの祈願を行ったのが始まりとされています。
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一番の盛り上がりは、中旬の宵山とユネスコ無形文化遺産とされている「山鉾巡行」です。山鉾巡行は動く美術館ともいわれ、前祭、後祭合せて約33基の山鉾が所定のコースを巡行します。他にも傘鉾十余基、馬長稚児、児武者などの行列が巡行する「花傘巡行」も見どころです。この祇園祭は京都の老舗の職人たちが手掛けた伝統工芸の数々にも目を向けましょう。
京都・八坂神社の見どころ紹介|お守り、駐車場情報も~⑫:玉光稲荷社
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五穀豊穣、商売繁盛の神様「玉光稲荷社」。御祭神は素戔嗚尊の娘の「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」で、舞殿からの東の方向にあります。3月には二午日に「春季祭」、11月には二午日にお火焚の「秋季祭」が行われ多くの参拝客で賑わいます。その奥には命婦稲荷社がありますので一緒にお参りしましょう。
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京都・八坂神社の見どころ紹介|お守り、駐車場情報も~⑬:命婦稲荷社
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玉光稲荷社の奥にあるもう一つの稲荷神社「命婦稲荷社」。御祭神は「三狐神」で、稲荷神の遣いである狐が「命婦」という従五位以上の女性官位を授かりお祀りされています。商売繁盛、家庭円満などの御利益があるとされ地元の人々から守られてきました。また、ここには古来から「鉄輪の井戸(かなわのいど)」と呼ばれる井戸と「鉄輪塚」があります。
京都・八坂神社の見どころ紹介|お守り、駐車場情報も~⑭:悪王子社
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八坂神社の摂社の一つ「悪王子社(あくおうじしゃ)」。美御前社の隣りに建っており、悪王子とは強い、力強いという意味があり「素戔嗚尊(スサノオノミコト)」の荒御魂が祀られています。秦助正が974年に悪王子の夢告を受けて邸宅を寄贈したものです。
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始めは悪王子町に祀られていましたが、豊臣秀吉の命により明治10年に八坂神社へ遷されました。勇猛なその荒御霊が怨念を鎮めるようにと創建され、祇園祭では重要な神として大きな役割を担っています。平成25年に修繕が行われ鳥居や狛犬も刷新され、現在の美しい姿となりました。厄災除けや諸願成就、疫病退散などの御利益があるとされています。
京都・八坂神社の見どころ紹介|お守り、駐車場情報も~⑮:大神宮社
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本殿の右手にある「大神宮社」は伊勢神宮の分霊が祀られています。そのため、ここで参拝すれば伊勢神宮と同じ御神徳をいただけるといわれています。木の鳥居が伊勢神宮の雰囲気を漂わせており、この御社は伊勢神宮の殿舎徹却材を用いて平成28年10月に修復されました。
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そして、この神社には八坂神社の七不思議のうちの2つが存在しています。御社前にある手水社には、八坂神社の地下にある龍穴から湧き出る力水「御神水」が流れています。青龍のパワーがいただけると評判の水で、まさにパワースポットです。飲料水ではないということが但し書きされています。もう一つは内宮と外宮の間にある小さな岩。これは実は地軸まで達する大岩だといわれています。
京都・八坂神社の見どころ紹介|お守り、駐車場情報も~⑯:白髪神社・太田神社
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八坂神社には白髪神社・太田神社が2つ並んだ額がかかった鳥居があります。御祭神は「猿田彦神」と「天鈿女命」。古事記の天孫降臨にまつわるこの2つの神は、猿田彦神が道を開き導いてくれる神、そして天鈿女命は岩戸の前で神楽を舞った芸能の神。
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邇邇芸尊(ににぎのみこと)が天降る際、猿田彦神が天孫降臨の道を照らし導いたとされ、そのことを知った天鈿女命が猿田彦神の元へその名を訪ねていったことがきっかけで二人は結ばれました。二人は夫婦として仲睦まじいことでも知られています。
京都・八坂神社の見どころ紹介|お守り、駐車場情報も~⑰:お守り
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八坂神社には金運、縁結び、合格祈願、開運などさまざまなお守りがあります。お守りがいただけるのは本殿そばにある社務所です。9時から17時ごろまで販売されているので忘れずにいただきましょう。女性に人気なのが「美守」。心身の清浄を心がけることでお守りのご利益があるといいます。初穂料は1,000円です。親しい方へのお土産にもおすすめ。
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男性にも女性にもおすすめは「縁結びお守り」。良縁成就は誰もの願いではないでしょうか。とても人気のお守りで初穂料は1,000円です。他にも、「勝守り」「金運守り」「商売繁盛守り」「しあわせ守り」など種類も豊富なので、叶えたい目的に合わせてしっかりゲットしましょう。
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京都・八坂神社の見どころ紹介|お守り、駐車場情報も~⑱:駐車場
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八坂神社には神社が運営する専用駐車場があります。境内南側の常磐新殿前にあり、収容台数は40台。他にも京都市が管理する駐車場や。民間のコインパーキングなどがたくさんあるので、事前にチェックをして出かけましょう。ここでは八坂神社に近く、料金が安いおすすめの駐車場を幾つかご紹介します。
八坂神社常盤神殿駐車場
【普通車】1時間600円【祈祷者】1時間無料【常盤神殿喫茶室の利用者】1時間無料【営業時間】10:00~17:00【収容台数】40台【八坂神社まで】徒歩約1分
京都市円山駐車場
【全日】30分250円【営業時間】24時間【収容台数】134台【八坂神社まで】徒歩約3分
ダイヤパーク祇園新橋
【全日】5:00~17:00まで:30分200円・17:00~翌5:00まで:60分400円【最大料金】月~金:5:00~17:00まで1,000円・土日祝:5:00~17:00まで1,500円【営業時間】24時間【収容台数】14台【八坂神社まで】徒歩約5分
ブーブーパーク八坂駐車場
【普通車】20分300円【営業時間】24時間【収容台数】18台
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京都・八坂神社の見どころ紹介|お守り、駐車場情報も~⑲:御朱印
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授与所でいただける八坂神社御本社の御朱印は、明治以前の名称である「祇園社」の文字の上に押印されます。台紙が300円、手書きの初穂料が500円となっています。また、御朱印帳にいただく場合は9時から16時までで、それ以外の時間帯は御朱印帳に貼れる御朱印の授与という形になります。
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御本社以外の境内摂社の御朱印は、悪王子社朱印や疫神社朱印、期間限定御朱印などを合せて10数種類あります。御朱印帳に手書きをしていただけるのは八坂神社の御朱印のみで、これ以外は書き置きをいただく形になります。美人の三女神がお祀りされている美御前社の御朱印は、永遠の美に憧れる女性に大人気です。各御朱印ごとに初穂料が必要になります。
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八坂神社へのアクセス法
引用: https://www.instagram.com/p/BneqyCvAMpY/
京都駅から八坂神社までは電車を利用して向かうのがおすすめです。JR奈良線で京都駅から東福寺駅まで行き、そこから京阪電車に乗り換えて八坂神社の最寄駅「祇園四条駅」まで行く方法です。祇園四条駅で降りたら7番出口を左に行けば八坂神社の西楼門まで徒歩で約6分ほどです。
引用: https://www.instagram.com/p/BqwrIN1HS6L/
バスを利用する場合は、京都市バス206系統で京都駅から「祇園」まで。そこから八坂神社は歩いてすぐです。ただ、この場合、ばすは清水通りを通るルートなので、道路が渋滞しやすく時間がかかってしまうのが難点です。また、観光客の利用でバスの中はぎゅうぎゅう詰めになりやすいといえます。乗り換えはあっても電車利用のほうがスムーズに行ける点でおすすめです。
【八坂神社の基本情報】
【住所】京都府京都市東山区祇園町北側625【電話】075-561-6155【拝観時間】0:00~24:00
八坂神社公式サイト
八坂神社 京都市東山区 祇園さんとも呼ばれています。由緒や年中行事、祇園祭について紹介。
まとめ
引用: https://www.instagram.com/p/BsJi9O7g2GP/
京の八坂神社の見どころやお守りなどについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。八坂神社は京都市の繁華街、四条通りに面しているためアクセスが便利。さらに、京都を代表する神社としてたくさんの摂社・末社があるためご利益内容も豊富です。週末には出店もたくさん出るのでますます華やかです。今回ご紹介した内容を参考に、じっくりと八坂神社を巡りたくさんのご利益をいただいてきましょう。