岐阜の酒蔵めぐり・おすすめの酒蔵紹介①:【 天領酒造 】
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岐阜県下呂市萩原町萩原、飛騨南部に位置し、JR高山本線「飛騨萩原」駅より県道439経由、馬瀬方面へ徒歩約15分の所にあるのが「天領酒造」です。店頭に吊るされた杉玉が目印です。創業は1680(延宝8)年と伝えられ、飛騨地方の屈指の老舗造り酒屋です。「天領」の名称は、江戸時代、飛騨の国が幕府の直轄地であったことに由来しています。原料は契約農家が育てた飛騨の酒米「ひだほまれ」と、仕込み水は飛騨山脈の地下水を汲み上げた天然水を100%使用しています。 この水は、日本酒造りに最も適した超軟水です。岐阜県で、天領酒造が出荷する吟醸酒・純米酒・本醸造酒・生酒などの数量の割合はトップクラスです。地酒は、「大吟醸『吟』」(写真下・上)や大吟醸『ひだほまれ 天領』(写真下・下)、「生貯蔵原酒『天のしずく』」が大好評を博しています。
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岐阜の酒蔵めぐり・おすすめの酒蔵紹介②:【 奥飛騨酒造(旧高木酒造) 】
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岐阜県下呂市金山町金山、 東海北陸自動車道「関」ICより約1時間、JR高山線「飛騨金山」駅より徒歩約10分の所に「奥飛騨酒造」があります。1720(亨保5)年の創業以来、約300年にわたり伝統を守り続けている老舗です。周囲の町並みは、今でも宿場町の風情が残っています。ここでは、清流で名高い伏流水を仕込み水として使っています。看板商品である「奥飛騨」は酒類も豊富にあります。「特撰奥飛騨」は、酒造米の最高峰「山田錦」で造られています。「特別奥飛騨」(写真下・上)は「ひだほまれ」で造られています。価格も求めやすいので日常酒としていかがでしょうか。人気銘柄の「初緑(ハツミドリ)」(写真下・下)は、江戸時代、尾張藩御用達のお酒にもなった由緒ある銘酒です。
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岐阜の酒蔵めぐり・おすすめの酒蔵紹介③:【 平田酒造場 】
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岐阜県高山市上二之町、JR「高山」駅より徒歩約10分の所に「平田酒造場」があります。「平田酒造」は、1769(明和6)年、びんつけ油や蝋燭の製造販売で商いを起し、明治28年より酒造業を創業した歴史ある老舗です。飛騨の小京都高山市の古い町並みの中で、伝統の技術と製法を継承し、何よりも「品質第一」を大切にしながら「うまい酒」にこだわりながら酒造りを続けています。手造り製法の「育てる」ようにして造られた酒は、地元の人々ばかりでなく多くの愛飲家からも絶賛を博しています。代表的銘柄の「飛騨の華」(写真下・上)は、コクがあって味よし香りよしの「うまい酒」として人気があります。独自の長期貯蔵方法で原酒を20年以上熟成させて作った古酒の「酔翁」(写真下・下)は、世界酒類コンクール「IWC」において、2014年度日本酒部門の最高賞である「チャンピオン・SAKE」を受賞しました。「平田酒造場」では、高山市にある8軒の酒蔵と共同で、毎年1月から2月にかけて「酒蔵見学会」を実施しています。
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岐阜の酒蔵めぐり・おすすめの酒蔵紹介④:【 原田酒造場 】
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岐阜県高山市上三之町、JR高山本線「高山駅」から徒歩約10分、高山陣屋から徒歩約2分の所に「原田酒造場」があります。1885(安政2)年の創業以来、「飛騨の小京都」と呼ばれる由緒ある町並みの中で酒造りを営んできた老舗です。「原田酒造場」では、酒米や仕込み水ばかりでなく、酒蔵で働く蔵人もすべて飛騨出身者、まさに、飛騨が造る「飛騨の地酒」の醸造元です。看板銘柄「山車(さんしゃ)」(写真下・上)の名称は、日本三大美祭「高山祭」の「山車(だし)」から名付けられました。「山車」の独自の風味は、秘伝「奥伝飛騨流厳冬寒仕込み」で造られています。最近では、自然の花から採取した特別な酵母「花酵母」を使用した酒造りにも取り組んでいます。フルーティな香りと、花の種類によって風味が変わるのが人気です。店内には、喫茶コーナーがあり、お酒を使用したスイーツを楽しむことができます。大吟醸をブレンドした「山車大吟醸酒ソフトクリーム」(写真下・下)は、3月中旬から11月中旬までの期間限定です。「原田酒造場」でも、高山市8軒の酒蔵と共同で、例年1月から2月にかけて「酒蔵見学会」が行われます。
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岐阜の酒蔵めぐり・おすすめの酒蔵紹介⑤:【 老田酒造 】
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岐阜県高山市上一之町、JR高山本線「高山」駅から約750mの所に「老田酒造」があります。1720年代(享保年間)、先代が郡上から飛騨の地に移り酒造りを始めてから以来、約300年間の歴史ある老舗酒蔵です。「老田酒造」が求め続けてきたのは「飛騨の寒さで鍛えられた地酒の旨さ」です。そのこだわりと技術は「鬼をも酔わせて殺してしまうような旨い酒」を生み出しました。そこから「鬼ころし」という酒名が付きました。今日では、辛口の代表酒として全国に広まり、約50銘柄に「鬼ころし」の名が使われていますが、「老田酒造」の『飛騨自慢鬼ころし』(写真・下)が元祖といわれています。「老田酒造」では、平成3年、厳しい寒さの清見とよばれる地に新しい蔵(動画・下)を建てました。伝統の技に、更なる酒質の向上を求めて新たな酒造りに歩んでいます。
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岐阜の酒蔵めぐり・おすすめの酒蔵紹介⑥:【 川尻酒造場 】
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岐阜県高山市上二之町、JR高山本線「高山」駅から約820mの所に「川尻酒造場」があります。創業は江戸末期の1839(天保10)年、飛騨で唯一の個人経営の小さな造り酒屋です。1970代より、日本酒本来のコクのある味を目指して、数年の貯蔵期間を置く「熟成古酒」に特化した酒造りを行っています。最高品質の原材料を使い、基本に忠実に丁寧に処理し、手間暇がかかっても手造りにこだわり続ける製法は銘酒『ひだ正宗』を生み出しました。ゆっくり熟成させることによって色は琥珀色に変化し、五味が見事に調和した日本酒本来の旨味を醸し出しています。少量仕込みなので高山市内の小売店にしか卸しません。ほとんどが地元で消費されています。「川尻酒造場」もまた、例年1月から2月にかけて、高山市8軒の酒蔵と共に「酒蔵見学会」が行われています。是非、見学会に参加して、地元飛騨で『ひだ正宗』の味を堪能してみてください。
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岐阜の酒蔵めぐり・おすすめの酒蔵紹介⑦:【 二木酒造 】
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岐阜県高山市上二之町、JR「高山」駅より徒歩約15分、約800mの所に「二木酒造」があります。蔵元に残る文献によると、「二木酒造」が酒造りを創めたのは1695(元禄8)年。現在は15代目、飛騨高山の酒蔵の中でも屈指の老舗造り酒屋です。ここでは、伝統的な手法が受け継がれ、吟醸造りのみで酒を造り続ける飛騨唯一の「吟醸酒蔵」です。「二木酒造」では、飛騨の自然に合わせた旬の味を大切にし、造りによって旬に合うお酒を出荷しています。春先の大吟醸酒を生酒のまま出荷する『氷室大吟醸 生酒』、兄弟品の『氷室純米大吟醸 生酒』は秋頃には完売してしまう限定品です。冬に搾った大吟醸を夏を越えて熟成させた『大吟醸ひやおろし秋麗の炎』(写真下・上)は秋以降に発売されます。代表銘柄は『玉ノ井』(写真下・下)です。蔵の中央に酒造りに使用した深い井戸があり、その水の清冽さから名付けられた地酒です。飛騨伝統の銘酒として地酒を愛する多くの愛飲家に支持を得ています。毎年1月から2月に行われる高山市「酒蔵めぐり」には「二木酒造」も参加しています。
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岐阜の酒蔵めぐり・おすすめの酒蔵紹介⑧:【 平瀬酒造店 】
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岐阜県高山市上一之町、JR高山本線「高山」駅より徒歩約15分、930mの所に「平瀬酒造店」があります。1695(元禄8)年の検地帳に「高山一之町村・平瀬屋五郎兵衛」の記録があり、1697(元禄10)年の造酒屋帳に、高山の造酒屋56軒の中に「平瀬屋」の名が記載されています。以来、古い歴史と伝統を誇る「平瀬酒造店」は、現在の15代目まで「酒造り一筋」の家訓のもとに、多くの銘酒を作り続けてきました。酒造りに適した飛騨の気候のもとで、北アルプスから湧き出す清水、上品質好適米「ひだほまれ」を使った代表銘柄『久寿玉』は、華やかな香りとコクのある旨味で根強い人気を維持しています。『久寿玉』の語源は「薬玉」(くすだま)に由来しています。酒は「百薬の長」として縁起良く、幸福をもたらす地酒であるようにと『久寿玉(くすだま)」と名付けられました。『久寿玉』の酒は全て特定名称酒として造られております。「平瀬酒造店」でも、例年1月から2月にかけて行われる高山市「酒蔵めぐり」の公開酒蔵の一つです。
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岐阜の酒蔵めぐり・おすすめの酒蔵紹介⑨:【 舩坂酒造店 】
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岐阜県高山市上三之町、JR高山本線「高山」駅より徒歩約10分の所に「舩坂酒造店」があります。創業は1703(元禄16)年とされ、300年以上の歴史と伝統を誇る老舗酒造です。寒冷な気候という酒造りに恵まれた環境のもと、純度の高い湧水、良質な酒造米を用いて、代々受け継がれる伝統的な技術を用いて、地元に愛される酒造りを続けてきました。こだわりは「普段呑みのお酒」です。その代表銘柄『飛騨の甚五郎』(写真下・上)は、スッキリとした辛口で飲みやすくて旨い酒として定評があります。『深山菊』(写真下・下)は、まろやかな甘口で女性からも愛されていて、普段呑みの定番として傍らに置いておきたいお酒です。店内にはレストランやテイスティングカウンターが併設され、お酒の楽しみ方をわかりやすく紹介しています。例年1月から2月に行われる高山市「酒蔵めぐり」では、「舩坂酒造店」も酒蔵を公開しています。
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岐阜の酒蔵めぐり・おすすめの酒蔵紹介⑩:【 飛騨市の酒造店 】
【 蒲酒造 】
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「蒲酒造」の創業は1704(宝永元)年、飛騨で300年以上の歴史ある老舗酒蔵です。飛騨の銘酒『白真弓』(写真下)の蔵元です。「白真弓」の名称は、万葉集の「ひだ(飛騨)」に掛かる枕詞の「しらまゆみ」に由来しています。飛騨山脈からの良質な水と飛騨の優れた酒米、厳しい冬の寒さの中でじっくり醸されたその旨さは、まさに『白真弓』の名に恥じない味わいです。杜氏 藤井 藤雄 氏は、「蒲酒造」の伝統を守りながら、新しい日本酒のあり方に挑戦し続けています。
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【 渡辺酒造店 】
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「渡辺酒造店」の創業は1870(明治3)年、渡辺家五代目が旅先での酒の旨さに感動し、飛騨の地で酒造りを始めました。どこにも負けない旨い酒を目指し醸し上げたのが「えもいわれぬ、珠玉のしずく」と称される『蓬莱』(写真下・上)です。杜氏の板垣 博司氏は、「品質至上主義」を貫き、全国の銘醸地から高度な醸造技術を習得し、それを独自の手法で応用しながら酒造りを行っています。その技術と酒の旨さは内外から高い評価を受け、日本酒コンクールでは数々の賞(写真下・下)を獲得しています。
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【 大坪酒造店 】
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「大坪酒造店」の創業は1824(天保13)年ですが、昭和34年(有)会社組織となりました。伝統の手造りの手法と味を大切に、「時流に流されない地酒づくり」を続けてきました。代表銘柄は甘口の『飛騨娘』(写真下・上)と辛口の『神代』(写真下・下)です。二枚看板として地元の人々に愛飲されています。近年は、奥飛騨産こしひかりの「黄金の煌き」を使用した純米酒『煌(きら)のしずく』が大好評で売り切れゴメンの限定酒にもなっています。『冬ごもり』や『大寒しぼり生酒』は、冬期のみの限定品で、たくさんの地元ファンが待ちわびる地酒です。
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【 最 後 に 】
以上、「【2019年版】岐阜県で酒蔵めぐり!おすすめの酒蔵をチェックしよう」をご紹介しました。いかがでしたか?冬は酒造りの季節です。1月から2月にかけて寒い時期ですが「酒蔵めぐり」で新酒を味わうと、きっと春の訪れを実感するでしょう。是非、「酒蔵めぐり」の旅の参考になさってください!