富山で人気の地酒や日本酒の銘柄①:満寿泉(桝田酒造店)
引用: https://www.instagram.com/p/Bs998YAgHwT/
かつて交易で栄え、廻船問屋や料亭などの面影が残る東岩瀬に酒蔵を構える桝田酒造店。酒造業は旭川から始まり、明治38年に岩瀬へ戻り「満寿泉」を製造しました。始めは岩泉という銘柄でしたが、昭和初期に苗字である舛田にちなみ満寿泉としたところ縁起の良い名前ということもありたちまちヒットし、桝田酒造店の主力銘柄となりました。
引用: https://www.instagram.com/p/BugWJpLAxqe/
毎年10月中旬の大安日に始まる満寿泉の酒造り。吟醸酒にこだわる酒蔵なので質と味には自信があります。大吟醸は山田錦、五百万石を原料とし酒造技術を駆使した最高の日本酒。マイルドな香りとコク、口あたりがすっきりとした上品な味わいで、余韻を楽しめるお酒です。
富山で人気の地酒や日本酒の銘柄②:羽根屋(富美菊酒造)
引用: https://www.instagram.com/p/BunST27A74d/
100年以上の伝統をもつ富山市の蔵元「富美菊酒造」。富山の地酒として名高い「羽根屋」は屋号でもあり、小さな酒蔵ではありますが、上質な酒造りにこだわり手間暇かけた日本酒は数々の賞を受賞するほど。
引用: https://www.instagram.com/p/BuxWyoAgW2_/
日本の名水百選に選ばれた富山の常願寺川水系の天然水、富山県産五百万石を使用し、限定吸水など最高級の吟醸酒の手法で製造されています。定番は「純米吟醸生原酒・煌火」や「純米大吟醸・翼」。煌火はフランス日本酒品評会でプラチナ賞、全米日本酒歓評会では金賞を受賞している日本酒で、艶やかさ、華やかさを併せ持った逸品です。
富山で人気の地酒や日本酒の銘柄③:幻の瀧(皇国晴酒造)
引用: https://www.instagram.com/p/BuoJBrjHM7H/
富山県黒部市の東部にある生地に酒蔵を構える明治20年創業の蔵元「皇国晴酒造」。100年かけて湧き出る天然の地下水、北アルプスの雪解け水を仕込み水とし、伝統手法を重んじながらこつこつ造られるのが「幻の瀧」です。
引用: https://www.instagram.com/p/BtYQb_fnBkS/
ミネラルが豊富な湧水が醸し出す日本酒は、軽やかな酒質でしっかりとした旨みがあります。派手さはありませんがフルーティーな香りと重厚なのど越し、キレのある味わいが魅力。昔ながらの手法で造られる定番の「純米大吟醸」は辛みをベースとしたフレッシュな味わいが特徴です。
富山で人気の地酒や日本酒の銘柄④:銀嶺立山(立山酒造)
引用: https://www.instagram.com/p/BRkJeVahbZo/
1830年創業の北陸最大級の酒蔵である「立山酒造」は、明治時代には約二千石という富山県内一位の酒造高を記録しています。富山県民のほとんどがいつも飲んでいるという「立山」は、富山の多くの居酒屋でも採用され、良質の五百万石と出羽燦々を原料とした「特別純米酒立山」は軽やかな飲み口と芳醇な香りが特徴。
引用: https://www.instagram.com/p/BHUbRJXj1MB/
爽やかでキレのある上質な旨みが魅力の「特別本醸造立山」、優しい香りと後味がキリット引き締まる辛口の「本醸造立山」もおすすめです。また、米の旨味をとことん追求した「大吟醸立山」は、口に含んだときの華やかな香り、なめらかな口あたりがとても上品で、女性にも大人気です。
富山で人気の地酒や日本酒の銘柄⑤:勝駒(清都酒造場)
引用: https://www.instagram.com/p/Bur_je8H7Xu/
富山で特に支持されているともいえる地酒が「勝駒」。明治39年創業の老舗「清都酒造場」が、日露戦争の勝利を祝い作った日本酒で、ラベルに使われているロゴはアーチスト池田満寿夫氏の作品です。伝統がある古き良き風情が漂う酒蔵は、国の有形文化財に登録されています。
引用: https://www.instagram.com/p/BuVfKsrB-WU/
富山県内では最小の酒蔵で、少人数でコツコツとこだわりの酒造りをしているため量産はできません。勝駒にはさらりとした飲み口、優しい香り、米本来の旨みなど深い魅力があります。幻の日本酒ともいわれるほど手に入りにくいのが難点ですが、大吟醸は一度は味わっておきたい銘酒です。
富山で人気の地酒や日本酒の銘柄⑥:三笑楽(三笑楽酒造)
引用: https://www.instagram.com/p/BtPY84eFW4d/
日本の原風景が広がる世界遺産の五箇山にて酒造りをする1880年創業の老舗「三笑楽酒造」。日本酒の最高峰ともいわれる「三笑楽」は、兵庫県産の山田錦を40%まで磨き、金沢酵母で仕込みます。五箇山で最も冷え込みが厳しい1月から2月に仕込みを始め、ゆっくり時間をかけて熟成させてから出荷されます。
引用: https://www.instagram.com/p/BooqTOcHa9z/
一口で言うと芳醇で辛口。コクがあり、穏やかな香りと気品ある旨みが特徴です。厳しい極寒の中で育まれる極上の味わいは、大吟醸を中心に純米吟醸、純米酒、蔵出し原酒など数種類のラインナップ。「亀の尾」は穏やかでまろやかな旨みの中にもパンチがある個性的な日本酒です。
富山で人気の地酒や日本酒の銘柄⑦:若駒(若駒酒造場)
引用: https://www.instagram.com/p/BhRNcghhiVc/
明治22年創業の老舗「若駒酒造場」は木彫りの里井波にある蔵元です。富山県産の上質な酒米を原料に、庄川上流の伏流水を使用した「若駒」が人気。「辛口純米酒若駒」は本格派の辛口タイプで、シャープなキレと力強い味わいが特徴です。「本醸造若駒」は深い味わいで、飲みやすくどんな食事にも合うため女性にも人気があります。
引用: https://www.instagram.com/p/BiEr0BYAP9q/
また、若駒の吟醸酒「天馬」も人気があり、富山県産の山田錦を全量使用したなめらかな旨みが魅力。口の中に広がる芳醇な香りが楽しめる日本酒です。他にも「純米吟醸八乙女」、「純米吟醸萌」も若駒酒造場の定番です。
富山で人気の地酒や日本酒の銘柄⑧:黒部峡(林酒造場)
引用: https://www.instagram.com/p/BtGQqcsg6Yp/
創業400年余りの「林酒造場」は、寛永3年に加賀藩の関所に与力として勤める傍らに酒を造ったのが創業の始まりです。伝統手法によって造られる「黒部峡」は、まろやかな風味と飲み飽きないすっきりとした味わいが魅力の「本醸造」、そして酒造好適米を60%以下まで磨いたキレのある「特別本醸造」が代表的です。
引用: https://www.instagram.com/p/BrfBbSon-_P/
また、男女問わず幅広い世代に親しまれているのが「水のささやき」。さらりとしてフレッシュな味わいが魅力の純米酒です。「純米吟醸黒部峡55」は刺身などによく合います。美味しく上質な日本酒を提供するため大量生産はできませんが、リーズナブルで奥の深い味わいが支持される理由です。
富山で人気の地酒や日本酒の銘柄⑨:よしのとも(吉乃友酒造)
引用: https://www.instagram.com/p/BspS-eWASOr/
蔵元の吉田家からとった「吉」と、酒を酌み交わす「友」で「よしのとも」。1877年創業の蔵元で、富山県産米の山田錦、五百万石、雄山錦等のみを使用し、蔵の敷地内に掘った約50mの井戸から汲み上げる立山連峰の伏流水で丁寧に仕込みまれた「よしのとも」は富山でも評判の高い地酒です。
引用: https://www.instagram.com/p/BVRvK14lRBM/
よしのとも「純」は辛口でキレの良さが人気。「純米大吟醸」は精米歩合40%の富山県産山田錦を原料とし、長期低温醗酵でゆっくり熟成させた日本酒です。優しい口あたりと上品な香り、そしてやや辛口な点でとても飲みごたえがあります。よしのともシリーズは多彩なので飲み比べしてみるのもおすすめです。
富山で人気の地酒や日本酒の銘柄⑩:苗加屋(若鶴酒造)
引用: https://www.instagram.com/p/BqUqqClggyq/
富山県内でトップクラスの酒蔵「若鶴酒造」が手掛ける日本酒ブランド「苗加屋」は、上品な香りと穏やかな味わいが魅力の極上といわれる逸品。濃醇で、フルーティーな風味、そして深いコクの中に力強さがあります。
引用: https://www.instagram.com/p/BqXHhLqgwK_/
元々越後杜氏と南部杜氏が融合した酒造りから始まった若鶴酒造。越後ならではの淡麗さと南部の濃醇さがうまく絡み合った味わいが苗加屋の中で大きな魅力を発揮しています。「玲」シリーズ、「琳」シリーズがあり、富山県産雄山錦を使用した「玲碧」は爽やかな味わいと華やかな香りで、キレが心地よい逸品です。また、「琳赤」は甘み、辛みのバランスが良く、深く躍動感のある味わいが魅力の日本酒です。
まとめ
引用: https://www.instagram.com/p/BtdQCu2Bzo_/
富山で人気の地酒・日本酒の銘柄をご紹介しましたが、お気に入りは見つかりましたか?厳しい寒さと豊かな自然、清らかな水に恵まれた富山は美味しい酒造りに適した地域。日本だけでなく世界にも認められる日本酒が豊富なので、ぜひ足を運び杜氏が丹精込めた味を堪能してみてはいかがでしょうか。