毛穴の黒ずみやお肌のざらつき対策にピーリングが効果的
ピーリング成分の含まれたジェルや、洗顔料等を使って、お肌の上に残ってしまっている古い角質を落としお肌のターンオーバーを促してくれるピーリング。古くなった角質を取り除くことによって、スキンケア効果も高まるといわれているピーリング。
ピーリングは、今では自宅でもできるスキンケアの一種となりましたが正しい手順をご存知ですか？正しい手順で使用することにより、お肌への過度な負担を減らし、ピーリング効果を高めてくれます。ピーリング石鹸、ジェル、美顔器等を使って自宅で行うことのできるピーリングの手順をいま一度おさらいしましょう。
ピーリング効果のある石鹸を使ったピーリングの手順
メイクや日焼け止めはクレンジングで落としてから
メイクや日焼け止めがお肌の上に残っていると、次に使うピーリング石鹸の効果が十分に発揮することができないものもあります。そのためメイクや日焼け止め等は、ピーリング石鹸を行う前に、優しくクレンジングをして落としてから使用することが一般的です。また、この時に使うクレンジングはクリームなどのお肌に負担が少ないものを使用してくださいね。
ピーリング石鹸には、メイクも落とせるW洗顔不要タイプのものも
ピーリング石鹸の中には、メイクも落とせるW洗顔不要タイプのものもあります。よって、自分が使うピーリング石鹸の説明を読みきちんと把握してから行いましょう。また、目元のアイラインやマスカラ、口紅等の皮膚の薄いところや粘膜に近いところに残ったメイクをピーリング石鹸で同時に落とすとなるとお肌に負担がかかることがあります。そのため、アイラインやマスカラ、口紅等は専用のクレンジング等を使いオフしておくことをお勧めします。
ピーリング石鹸はしっかりと泡立てて
ピーリング石鹸は、ピーリング成分により普段の石鹸と比べて泡立ちにくくなっているものもあります。手のひらや泡立てネット等で十分に泡立てて使ってください。手のひらを返しても落ちないぐらいの泡を使うことがポイントです。泡が緩すぎると洗顔時にお肌に直接指が当たってしまい、摩擦につながってしまうことも。お肌の上を優しく泡で滑らせるようにして行いましょう。
洗顔手順は、皮脂の多いところから行うことが大事
ピーリング石鹸に限らずですが、洗顔時は一般的に皮脂分泌が多いところや汚れが気になるところから行いましょう。一般的に、Tゾーンや、小鼻回りから優しく泡でマッサージをするように行ってください。また、皮膚の薄い目元や、口元等には長時間泡を乗せ続けないで済むように最後に行いましょう。皮膚の薄いところなどは刺激を感じやすく赤みが軽いピリピリとした痛みを感じやすくなっているため泡を乗せている時間が短くなるようにするのがポイントですよ。もし過度な痛みや赤みなどのお肌に異常が出た場合はすぐに水で洗い流してくださいね。
ピーリング成分の含まれた泡パック
特に汚れやざらつき等が気になる箇所には、ピーリング成分が含まれている泡を載せて泡パックを行いましょう。ゆっくりと泡に含まれた成分が浸透し、古い角質や汚れを落としやすくしてくれます。また、このときに皮膚の薄い目元や口元等は必ず避けて行ってくださいね。
すすぎ残しの無いように丁寧に洗い流すこと
泡パック後は、ピーリング成分がお肌の上に残ったままでいるとお肌の負担につながってしまいます。すすぎ残しの無いように、十分に洗い流してくださいね。また、すすぎの際は人肌ほどのぬるま湯や真水で洗いましょう。この時もお肌を擦らずに行ってくださいね。
ピーリングジェル等を使ったピーリングの手順
メイクや日焼け止めを落としてから行いましょう
お肌の上にメイクや日焼け止めが残っていると、ピーリング石鹸を使ったピーリングと同様にピーリングジェル等を使っても効果が十分に発揮しないことがあります。そのため、メイクや日焼け止め等は優しくクレンジングした後にピーリングジェルを使ってのピーリングを行いましょう。
お肌の水分を丁寧にふき取ってからピーリングジェルを塗布します
ピーリングジェルはお肌の上に余分な水分や油分が残っていると十分に効果を発揮してくれないものもあります。また、反対に濡れた手や顔のまま使えるものもあるので商品に掛かれている説明をしっかり読んでくださいね。お肌の上に残った水分や手のひらに残った水分を優しく拭き取ったのちに、手のひらに適量のピーリングを伸ばし手のひらでなじませた後、お肌の上に塗布していきます。この時、ジェルがついていないところを擦らないように注意してくださいね。
Tゾーン、Uゾーンから順番にジェルを塗布していきましょう
ピーリングジェルをお肌になじませていく順番は、皮脂の分泌が多いところから行いましょう。そのため、おでこ、小鼻回り、頬、あご周りの順番で行うことが一般的です。この時目元などの皮膚が薄いところには載せないように注意してくださいね。お肌の上にピーリングジェルが十分行き渡ったら、指先を使いピーリングジェルをなでるように滑らせていきます。この時汚れやざらつきが気になるからと言って強く擦りすぎないように注意してください。
ピーリングジェルを丁寧に洗い流すことが大事
ピーリングジェルを使いお肌の上でジェルを滑らせたときに、ピーリングジェルがもろもろとした感触になったら終了のサインです。お肌の上にピーリングジェル等が残っていないように丁寧にすすぎ洗い流してくださいね。
ピーリング、自宅で手作りでできないの?
ピーリング試してみたいけれど、せっかくなら手作りでピーリングできたらもっと楽なのに…なんてお考えの方もいらっしゃると思います。手作りのピーリングは市販されているものに比べ、効果がよりマイルドのものが多く、分量も自分で加減することができ一度だけのお試しピーリングにうってつけですよね。自宅で手作りできるピーリングについて調べてみました。
自宅での手作りピーリングに最適、クエン酸での自家製ピーリング
自宅にあるものの中でも比較的安価で手作りしやすいピーリング効果のあるものが、クエン酸を使った手作りピーリングです。ピーリング成分としてよく聞くAHAもクエン酸に含まれている天然由来の成分だそうですよ。
アルファヒドロキシ酸 （AHA) グリコール酸、乳酸などの総称。フルーツにも、たくさん含まれる成分なので、フルーツ酸とも呼ばれます。 適度に配合される事で、角質をやわらかくして、古い角質をはがれやすくし、新陳代謝を正常にする効果があり、配合される濃度が高いと、皮膚が薄く過敏な方には赤みや湿疹などの原因となってしまう場合があるため、注意が必要です。
手作りクエン酸ピーリングの作り方
用意するもの
クエン酸3㎎、精製水30ml、清潔な容器が必要です。クエン酸と精製水はともにドラッグストア等で売られているので簡単にそろえることができます。また、クエン酸は100円均一等でも市販されていますが、お掃除用でなく、美容や食用目的のものを選びましょう。
クエン酸ピーリングの作り方
清潔な容器にクエン酸3㎎、精製水30mlを入れ、清潔なマドラー等でよく混ぜ合わせ完成です。お肌への刺激が気になる方は、クエン酸と同量の重曹を少しずつ混ぜることで酸が中和されることによってよりマイルドなものが出来上がります。基本は精製水10に対しクエン酸1の10対1です。多めに作りたい場合も10対1を基本としてください。
手作りのピーリング、使い方
手作りクエン酸ピーリングをピーリングしたい箇所に載せて30秒ほど置きしっかりとお水で洗い流しましょう。
また、ジェル等と違ってさらさらとしているため、手作りピーリング剤をコットンに載せてコットンパックの要領で使用するのもおすすめです。その場合もしっかりと洗い流してくださいね。
自宅でのピーリング、注意点は？
お肌の弱い方は要注意
お肌が敏感な肌質の方や、炎症、傷が起きている方は手作りのマイルドなピーリングだからと言って刺激がないわけではありません。炎症や傷が治った後に使用してくださいね。
ピーリングを必要としている肌は刺激に敏感な可能性が高く、安全性は高いといってもしみたり、ピリピリすることは十分考えられるため、乾燥肌や敏感肌の方はメリットよりもデメリットのほうが高く使用をおすすめしません。
自宅での手作りピーリング、効果はどのくらいでわかる?
自宅での手作りピーリングも、ピーリング後、毛穴の黒ずみがすぐに消える!といった効果がすぐにわかるものではありません。効果がわからないからといって、手作りクエン酸ピーリングの濃度を変えてみたりは厳禁です。過度なお肌の負担になり炎症を起こしやすくなることも考えられます。
手作りピーリング、保存期間は？
保存料が含まれていないため、少し手間になりますがピーリングの都度作るほうが安全です。保管する場合は、冷蔵庫等に入れて1週間で使い切るようにしてくださいね。
ピーリングで綺麗な肌へ近づきましょう
古い角質を落としやすくしてくれ綺麗なお肌へ導いてくれるピーリングですが、自分のお肌に合ったものをしっかりと選び正しい手順を守って使用することにより効果が得られます。ピーリング使用後少しでもおかしいな、と思った場合は市販品、手作りピーリングに限らずすぐに使用を中止し、お肌の状態と相談しながらピーリングを使用していきましょう。
