実は間違っていた!?今までの保湿
数多くあるお肌の悩みの一つが“乾燥肌”。お肌が乾燥すれば荒れて化粧のりも悪くなりますし、それだけでなく、しわに繋がり実年齢よりも老けて見られてしまう原因にもなります。秋から冬の時期や空調からの乾燥に関わらず、1年を通して乾燥肌に悩んでいる方は男女共に少なくありません。そんな乾燥肌に潤いを与えてくれると保湿効果が期待されているスキンケアオイルですが、実は逆効果になっている場合もあるんです!
そもそもスキンケアオイルによる保湿とは?
2013年ごろから徐々に流行りだした美容法、俗に言う『オイル美容』に用いられるスキンケア用のオイルのことで、主に保湿効果が期待されています。肌は油分と水分のバランスによって潤いを保っているため、例え保湿を頑張ったとしてもやり方が肌に合っていないとそのバランスがどちらかに偏ってしまい、べたべたギトギトしてニキビがすぐできる『オイリー肌』、カサカサ粉をふいて化粧のりも悪い『乾燥肌』というような肌トラブルを起こしやすい状態になってしまいます。そのため、水分だけでなく油分も肌を美しく健やかに保つ重要な役割を担っています。
最近ではネットや店頭でも乾燥肌への保湿対策にオススメだということでたくさんの種類のスキンケアオイルが販売されていますよね。ですが、「なんとなくパッケージが好きだから、好きな芸能人がCMしているから、インスタでフォローしているオシャレな人が買ってたから、雑誌で見かけたから…」普段そういった理由で洋服や化粧品を購入しているみなさん、本当に肌に良い成分や効果のある成分が入っているか自信ありますか?ドキッとしたそこのあなた!以下の記事を読んで、今度からは見た目に惑わされずちゃんと自分の肌に合った確かなお買い物をしましょう。
きちんと成分表を見て保湿
食べ物、飲み物だけでなく化粧品にも記載されている。でも意外と見なかったり見落としてしまっているのが『成分表』です。「オーガニックって書いてるし値段もそれなりに高いんだし、わざわざ見なくても大丈夫でしょ?」そういう意見ももちろんあるかと思いますが、実は『オーガニック』の定義は国によって違い、なんと日本には何を以って『オーガニックの化粧品』なのかという認定機関がないのです(食品に対しては厳しい審査があります)。どうですか?今手に取ってるそのオーガニック化粧品、この事実を知ってしまうとつい成分表が見たくなってしまいますよね。
中には・・・
『天然由来の成分が入っているかられっきとしたオーガニック化粧品!』(でもそれだけじゃ日持ちしないし、長持ちさせるために石油系の成分も使用しているよ!でもオーガニックが含まれてるのは本当だし、その方が売れるからオーガニック化粧品だって推して売りまくるよ!)、「乾燥肌だから最近流行ってるスキンケアオイルで保湿しよう…へー、オーガニックなんだ!肌に優しそうで良いかも♪」なんてことも、極端な話ですが起こりうるわけです。肌に直接付けるものだからこそ、体内に取り込むものだからこそ、飲食や化粧品に関わらず自分や周りの家族のために“成分表を見る”習慣はつけておいた方が良いと言えます。
じゃあどうやって選べばいいのか?
「成分表を見るのが大事なのは分かったけど、専門家じゃないし見てもよく分からない」確かにスキンケアに関連した学校に通っていたり、そういった職業に就いていないことには実際に成分表を見たところでどれが良くてどれが悪いかなんてさっぱり分からない。ほとんどの人がそうだと思います。でも安心してください、正直なところそういうお仕事を目指さない限り覚える必要なんてありません。要は買うときにちょっとだけ立ち止まって裏ワザを使っちゃえばいいんです!
簡単に確実に保湿したい!その裏ワザとは?
ズバリ!このページをブックマークしておいて、お買い物の時にサッとスマホで確認しちゃえばOK!テストではカンニングすると怒られますが、スマホでたくさんの情報を持ち歩けるこの時代、最大限に有効活用していかない手はありません。iPhone,Android共にウェブページをホーム画面に追加できる機能もありますので知らなかった人はこの機会にぜひ使いこなせるようになっちゃいましょう!あとは薬局で、スーパーで、ネットで、スキンケアオイルを購入したくなった時に成分表と照らし合わせるだけで本当に良い成分が入った確かな商品を選ぶことができるのです。
これで保湿ばっちり!スキンケアオイルの種類
ホホバオイル
無印良品 ホホバオイル JOJOBA OIL 100ml
価格
¥ 1,520
「スキンケアオイルについてあまりよく知らない」「雑誌で見かける程度で調べたことがない」、という方でも無印のホホバオイルがかなり安くて良い!という噂は一度は耳にしたことがあるかと思います。無印良品の店舗もいたるところで見かけますし、コンビニに陳列されていることもありますよね。実はこの手に入りやすさとお値段で、ホホバ種子から圧縮法で精製された100%オイル!尚且つアレルギーテスト済みなんです。精製されていますのでホホバに含まれる不純物が取り除かれ、酸化もしにくく肌に低刺激。ではあるんですが、ホホバに含まれていたビタミン・ミネラルまで失われてしまいますのでそこは少し残念ですね。ただ人の皮脂に最も近い植物オイルで、肌質を選ばず広く親しまれやすいオイルです。
ゴールデンホホバオイル
インカオイル オーガニックホホバ ゴールド 60ml
価格
¥ 2,726
このゴールデンホホバオイル。あまり聞き慣れませんが、先程説明したホホバオイルの未精製のもの。つまりオーガニックでホホバオイルでは抜けてしまった栄養分が含まれている商品です。ホホバの種子に含まれているビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ミネラル、アミノ酸、天然トコフェロール。これらは肌の新陳代謝を促進する効果があり、シミやしわ、ニキビ、肌荒れ予防に効果的です。ただ、数は少ないためなかなか購入しやすいとは言えません。また、ホホバオイルといえば安価というイメージが強いのですが、ゴールデンホホバオイルはあまり出回っていないのもありお値段も少し高価になります。
アルガンオイル
メルヴィータ ビオオイル アルガン オイル 50ml [海外直送品] [並行輸入品]
価格
¥ 2,700
別名をアルガニアスピノサ核油といいます。モロッコでしか育たないアルガンという木の種子から作られた植物油で栄養がたっぷり含まれ、オリーブオイルの約2~3倍程のビタミンEが豊富です。皮脂に似た構造のため浸透性に優れていて、化粧水を付ける前のブースターとしても使うことができます。ビタミンEにはアンチエイジング効果も期待ができ抗酸化作用も持っているので、シワやほうれい線、乾燥といったトラブルだけでなく髪の毛の乾燥やぱさつき、紫外線によるシミやそばかすにも効果が高いと言われています。他にもオレイン酸やリノール酸、ステロールなど美肌成分も含まれているようで、お肌に嬉しいことだらけですね!
スクワランオイル
ハーバー スクワラン 15ml
価格
¥ 1,512
サメの肝油やオリーブの実から採取されたオイルのことです。化粧品として主に植物性のものが多く出回っており、肌への刺激が少なく、肌が弱い敏感肌の人も安心して使うことができます。保湿効果は他と比較するとやや物足りなく感じますが、スクワランは元々体内で生成されている皮脂成分でもあるため低刺激でアレルギーが少なく、浸透性が良くさらっとした付け心地でベタつかないところが嬉しいです。その浸透力を利用し、美肌成分・美白成分などの効果を持つものを一緒に塗布することで、その有効的な成分を体内により浸透させることが可能になります。また、スクワランを生成し安定させているため酸化しにくいという利点もあります。
ローズヒップオイル
トリロジー ローズヒップオイル 45ml[並行輸入品]
価格
¥ 3,500
あまり聞き慣れないオイルですが、ハーブティーで知られているローズヒップティーに使われているイヌバラ、俗に言う野ばらの種子から抽出したオイルです。ローズヒップオイルは食用油としてジャムやマーマレード、ビタミンCを含むサプリメントなどにも用いられ、スキンケアにも用いられています。α-リノレン酸(必須脂肪酸に含まれる)、ビタミンCなどの成分をたっぷりと含み、美白効果・抗酸化作用もあり、シミ・ソバカス・ニキビの回復・毛穴の黒ずみ・シワ・くすみ・ほうれい線といったエイジングケアにも効果的です。ただ希少価値が高いため少し高価になり、独特の香りもするため苦手に感じる方もいます。また、とても酸化しやすく冷蔵庫での保存が必須。そして塗った状態の肌に紫外線に当たると肌にダメージを与えてしまう『光毒性』という性質があるため日中外出する際の使用は控えることをオススメします。
オリーブオイル
オリーブ園 バージンオリーブオイル 80ml
価格
¥ 1,300
主に料理で使うことが多いオリーブオイル、ご存知の通りオリーブの果実から抽出されます。保湿効果もあるのですがクレンジングに使用することで毛穴・角栓ケアの方がより効果を期待できるオイルです。不飽和脂肪酸を多く含みますが馬油よりは酸化もしにくく、皮脂の構成成分でもあります。ただそのオレイン酸はニキビとの相性がとても悪く、ベタつきが気になりやすいため苦手と感じる方もいるかもしれません。また、食用のオリーブオイルを使用しようとした場合、商品によっては肌に不要な不純物が多い精製方法となっている物もあるため、しっかりと成分表示を確認する必要があります。
コメヌカオイル
ライスブランオイル 300ml (米油 米ぬか油 ライスオイル) 高級サロン仕様 マッサージオイル キャリアオイル (フェイス/ボディ用)
価格
¥ 1,480
米ぬかは昔からお肌に良いというイメージが強いかと思います。あまり聞き慣れないこのコメヌカオイルも例外ではなく、保湿を始めエイジングケアまで行えます。皮脂に近い成分であるため浸透力が高く、ベタつきにくい上に秋に収穫されるため酸化しにくいという特徴も持っています。保湿効果・敏感肌に良い・アンチエイジング効果・美白効果・紫外線カットとたくさんの効果がありとても万能!食用と化粧用がありますが、化粧用は食用のオイルよりも純度が高くより低刺激なため、なるべく化粧用のオイルを選ぶのがコツです。また、工程は少し難しいですが手作りも可能ではあるようです。
ユズ種子オイル
うるおう保湿オイル YUZU100 20ml
価格
お料理、お風呂、飲み物、デザートを問わず香りを楽しむ用途として幅広く親しまれている柚子。柚子1玉から1g、その種子からもスキンケアオイルが精製されます。もちろん香りによるリラックス効果もありますが、肌の皮脂成分に近いオレイン酸とリノール酸で全体の60%を占め、サラサラとして伸びと肌なじみが良く、浸透力も高く、肌を柔らかくしてくれるため肌トラブル対策に効果有りです。ただ、柑橘系なので日中の使用は控えたほうが安心ですね。たまに香りの付いていない商品もあるようなので、柚子の匂いが大好きという方、ちょっと苦手だなと感じる方、どちらにもオススメができます。
マルラオイル
マルラオイル【純度100%】販売累計20万本/無香料/メーカー直販/防腐剤、香料、着色料すべて無添加の美容オイル/18ml(約60日分)
価格
¥ 4,624
聞き慣れないオイルですが、南アフリカで育つマルラの木に実る果実から精製されます。ほぼ無臭で使いやすくアルガンオイルを超えるエイジング・保湿力を持ち(抗酸化力はオリーブオイルの10倍、アルガンオイルの3.6倍も!)、サラッとして肌への浸透力に優れています。精製されたものと未精製のものとあり、前者は安定化しているため酸化や劣化しにくく、刺激も少なくサラッとし。栄養などが成分によっては少なくなっているが臭いや不純物が少なく使いやすいです。後者は安定化していないため酸化、劣化がしやすい。また、成分がそのまま入っているため独自のにおいと色がありますが栄養価は高い。という違いがあります。
保湿をはじめとする効果別のオススメオイル
乾燥肌・保湿 オススメオイル
ホホバオイル・アルガンオイル・スクワランオイル・オリーブオイル・コメヌカオイル・ユズ種子オイル・マルラオイル
毛穴ケア
ホホバオイル・マルラオイル
アンチエイジング
ホホバオイル・アルガンオイル・オリーブオイル・コメヌカオイル・マルラオイル
ニキビケア
ホホバオイル
敏感肌
ホホバオイル・スクワランオイル・コメヌカオイル・ユズ種子オイル
肌代謝サポート
ホホバオイル・アルガンオイル・ユズ種子オイル・マルラオイル
美白
アルガンオイル・コメヌカオイル・ユズ種子オイル
クレンジング
オリーブオイル
紫外線カット
コメヌカオイル
肌荒れ
ユズ種子オイル
スキンケアオイルを購入する時の注意点
成分表は割合が高い物から先に記載されます。成分表を見て上記のオイル100%なら良いのですが、純度が低い・不純物が取り除かれていない・ミネラルオイル(石油精製)が含まれている、といった場合は酸化も油焼けもしやすく、シミの大きな原因となってしまいます。商品によってはパラベン、合成香料、石油系鉱物油、界面活性剤、着色料、シリコンなどの添加物が含まれている場合があります。そういった添加物の含まれた商品を長期間使用していると、肌に負担がかかったり、肌に合わず吹き出物や肌荒れなどが悪化してしまう恐れも十分あるため避けた方が良いです。(グリセリンが含まれていると痒みが出てしまう体質の方もいますから、自分の体質に合わない成分が含まれている商品も同じく避けた方が良いです)
逆にイチジク、高麗人参、アロエベラ、鹿角霊芝などの和漢・植物エキスが記載されていればむしろ肌にハリや艶を与える効果が期待できます。ただ、同じく自然由来の馬油も保湿効果や浸透性に優れ、敏感肌やニキビなどに効果もあり抗炎症作用もありますが、不飽和脂肪酸が多く含まれており酸化しやすいため、同じ値段で売ってあるなら他のオイルを購入した方が酸化を気にせず好ましいと言えます。これらを意識して購入したとしても、最後は自分の肌に合ってくれるかどうかですから、使用する際は必ずパッチテストをすることをオススメします。
保湿したのにまだ乾燥してる・・・?
例え本当に良いスキンケアオイルを購入したからといって、必ずしもそれで肌の悩みが何でも解決!あっという間に保湿されてつるつるもっちり卵肌ー!になるというわけではありません。何故なら【オイル自体に保湿効果はない】からです。もちろん油分は大事ですが、フォークじゃスープを飲めないように、スプーンじゃパスタを巻き取れないように、手元にあるものをどうやって使うのかが重要になってきます。もしここまで読んで、「オイルは良い物だったんだけど、それでも乾燥肌が治らないのよね…」と思った方はオイルの選び方ではなく、スキンケアの方法に原因があると分かります。
やってしまいがちな謝った保湿ケアの仕方
雑誌やテレビ、ネットで知り得て、正しいと思い毎日続けていたスキンケア。以下の文章をチェックして本当に正しいスキンケアを行えていたのかぜひ確認してみてください!
スキンケアオイルの誤った使用法
これだけ保湿をはじめとするスキンケア効果があるのはお判りいただけたかと思いますが、使用方法によっては逆効果になっています。まず『洗顔後、オイルをすぐ塗ること』『水分を補わずオイルだけで保湿しようとすること』『オイルで安心しきって追加の保湿をしないこと』などがあげられます。
保湿に足りる化粧水の量
そもそも肌に水分を与える化粧水の量が足りないという場合があります。化粧水の使用方法としてよく『化粧水は500円玉大の量』と記載がしていることがよくあります。ですが、手に出してみると少し量が多く「一度にこんなに化粧水はいらない」「実際に使おうとすると余ってしまう」と量を減らして使っている場合が多いようです。私もよく余った分は首とデコルテまで伸ばして使い、ちょうど良いと感じていたのですが、この『500円玉大』という量、実は別に1度で使ってしまわないといけないわけではありません。
保湿するには?
まず500円玉より少し少な目、扱いやすい量の化粧水を顔全体につけ、次に目元、口元など乾燥が気になる場所に再度化粧水を重ねつけます。少し時間を置き、まだ乾燥が気になるなら顔全体にもう一度化粧水をつけます。この方法で化粧水を2~3回に分けてつけてあげると、自然と使用方法通りに500円玉大サイズ、いやそれ以上の量の化粧水を使うことが可能となります。また、コットンを使って化粧水をつける場合には500円玉大ではちょっと少ない場合があります。コットンを使って化粧水をつける際は、500円玉大よりも多めに、コットンにたっぷり贅沢に化粧水を浸して使いましょう。それからオイルの出番です。
朝のたっぷりオイルが保湿した肌を乾燥肌に
朝のスキンケア、最後にたっぷりオイルを使うと、その後に化粧水をつけても水分が入っていきにくくなってしまいます。朝はサラッとした感触のローズヒップオイルを使うなど工夫をし、日中に追加で保湿できるようにしましょう。また、乾燥が気になるところには一度乳液を馴染ませメイクや皮脂を落とし、それから化粧水を馴染ませると良いです。
乾燥時期にピーリングはNG?
私もよく肌の余分な角質を取るためピーリングをするのですが、たまに『肌の乾燥しやすい時期にピーリングをしてしまうと肌に負担をかけてしまう』と聞いたことがあります。ですがこのピーリング、敏感肌や乾燥肌の人は注意が必要ですが乾燥時期だからといってピーリングが一切NGというのは間違いだそうです。普通肌・皮脂肌の場合には、乾燥しやすい時期であってもピーリング後にしっかり保湿をしてあげれば肌への負担はほとんどなくなります。反対にピーリングをしないと肌にいらない角質が残ってしまい、肌荒れを起こしたり肌がゴワゴワして化粧のりが悪くなります。
保湿するためのピーリングとは?
ピーリングをするときの決まり事として、夜に行う・肌状態で頻度を決める(だいたい週1~2回程度)・しっかりと保湿をする。しかし、もちろんやりすぎはダメージもありますので、肌に吹き出物ができている場合や疲れている時は週に1回でも十分です。これらを踏まえて乾燥しやすい時期であってもしっかりとピーリングをし、しっかりと肌に潤いを与えて保湿してあげましょう。ただピーリングが肌に合わない人もいますので、合わない場合にはもちろん避けた方が良いです。
クレンジングは落ちれば何でも良い?
夜、帰宅してメイクを落とすためクレンジングをしますが、自分だけじゃなく自分の肌も労わるためにはどんなクレンジング剤にするのかも大事になってきます。肌は擦りすぎたり刺激が強くなると傷めてしまいます、何度も洗わないといけないような洗い流しにくいクレンジング剤はなるべく使わないようにしましょう。また、肌への負担、潤いを考えるとミルクタイプがオススメです。部分メイクは専用クレンジングで落とすのが一番であり、その他はミルクタイプでも十分綺麗に落ちます。
スキンケアオイル、その正しい使い方とは?
ここまで間違った使用法についてお話してきました。であればあとは正しい使い方についてです!
ブースター代わりにオイルを使って保湿
朝、化粧水をつける前にブースターを使う方が多いと思いますが、夜もしっかりとブースターを使用すれば化粧水の浸透力をアップさせることができます。夜に使いたいのは美容効果の高いスキンケアオイル、最近のスキンケアオイルはブースター代わりに使えるものも多いため、1本持っておくと非常に便利です。(そもそもオイルと水は混ざらない性質ですから、全てがブースターとして使用できるわけではないため注意です)
ブースターとしてのオイルの使い方
手のひらにオイルを数滴垂らし、手のひらの上でしばらくオイルを温める。手のひらでプレスするように顔全体につけていき、乾燥が気になる部分は特に重点的にオイルをつける(※ブースター代わりとはいえ、オイルを付けた手でゴシゴシと強くこすっては肌も傷付きます。オイルだからと油断せず丁寧に塗ってあげるのが大事です)
人肌に温めて保湿
オイルは冷たい状態よりも温かい方が肌への浸透が良くなります。そのため顔や身体に塗る時は手の平で少し温めてから塗るといきなりひやっと鳥肌が立ってしまうこともありませんし、塗り心地も良いです。(または、あらかじめオイルの入ったボトルを湯煎などして温めておくとすぐ使うことができて便利です)
正しい保湿とは?
乾燥肌の場合、それを改善するためには油分でなく水分が必要となります。ですが、水分だけを補給すると『過乾燥』が起きてしまいます。つまり潤いを与えるつもりが、更に乾燥肌を悪化させてしまうことになるのです。過乾燥を防ぐためには、たっぷりの水分を与えると同時に良質な油分で蓋をし、肌に水分を閉じ込めてあげる必要があります。つまり、最初に触れたように水分だけでもダメ、油分だけでもダメ、お互いのバランスを保ち同時に与えれば、≪正しい保湿≫ができるということです。
まとめ
乾燥肌を更にひどい乾燥肌にするのも、潤った肌にするのも、オイルの選び方と正しい使用方法、水分と油分のバランスであるということが分かりましたね。今まで乾燥肌に悩んでいた方、乾燥肌でなくとも肌を一年中乾燥させたくない方、これからはこの記事を参考に、健やかで美しい肌を保っていただければと思います。