ワセリンとは?
引用: http://antiaging-sensei.com/vaseline-face
ワセリンとは、お肌の保護と潤いを保ちツヤツヤにしてくれる効果がある薬品です。原料は、石油ですが肌には害が無くコスメや薬品に混ぜて販売や医師から処方されている事があります。
ワセリンをお肌へ付けるとどうなるのか?効能は?
肌の表面を保護する
ワセリンを付ける事で、肌の表面に皮膚膜を形成してくれて肌を守る作用があります。これを「お肌のバリア機能」と言います。このバリア機能が低下し、皮膚膜が無くなってしまうと皮膚内の水分が蒸発してしまい、外部刺激(紫外線や乾燥による痒み)で肌が荒れてしまいます。
乾燥を予防する
肌の水分蒸発で乾燥が進行してしまうと、肌が粉が吹いた状態になり痒みやひび割れが現われます。これが、肌の潤い不足です。
ワセリンの保管方法は?使用期限は?
ワセリンは成分の変質が起きにくく、購入から1~2年は使えます。日光に当たると酸化がすすみ、黄色に変色します。また気温が上がって容器内の菌が繁殖すると、カビや臭いを引きおこします。冷蔵庫に入れる必要はありませんが、日光の当たらない場所、引き出し等で保管しましょう。又、大容量のワセリンを小分けにしてケースに入れるときは、指で詰め替えずにスプーンなどの道具類を使いましょう。詰め替えの容器は光を通さない、不透明なプラスティック製のものが良いでしょう。ワセリンは腐ると、色と臭いに変化が現れます。開けた時と色が違ったり臭いがしたら腐っている可能性大です。保存が悪いと、使用期限の前でも臭いが出てきます。逆に保存状態がよければ、使用期限がすぎても色や臭いの変化がおこりません。
保管方法での注意点は
「日光の当たらない場所で保管する」
「手の雑菌をつけないよう気をつける」
「色やにおいなど異常を発見したものは使わない」
です
オススメワセリン活用法と効能「髪」2選
髪の保護剤
ワセリンは髪の表面を保護するためのコスメとしても使えます。
ノンシリコンシャンプー対策とスタイリング剤
最近「ノンシリコン」と言う明記のシャンプーやリンスが多く見られますが、「ノンシリコンは髪にいい」と思って買ってしまいがちです。しかし、逆に髪がパサついてしまう人がいます。シリコンは、髪の艶を与えて保護する作用が有ります。そのシリコンが無くなってしまうと髪が乾燥してしまいます。洗髪後にタオルドライした髪に少量のワセリンを揉み込んでから乾かすことで、髪をドライヤーの熱からも守り乾燥も予防できます。
オススメワセリン活用法と効能「顔・体」3選
ワセリンを顔に付ける
ワセリンは、顔の乾燥している部分に塗るとその部分の皮膚を保護し乾燥の進行を抑えてくれます。しかし、ワセリンに合わない場合もあります。それは「ニキビ肌」です。特に、皮脂が多いオイリー肌の人、思春期肌の人にはニキビ肌の人が多いです。ワセリンを塗ることでニキビの部分を蓋をしてしまい、皮脂が溜まり腫れてしまうおそれが有ります。大人ニキビは乾燥が原因で起こりますので、ワセリンを塗っても害はありません。
ワセリンを体に付ける
ワセリンは、保湿剤として使えます。肘や踵等の硬い微分にも塗ることで、その部分だけ柔らかくしてくれる作用があります。
リップクリーム代わりに使う
唇は、すぐに乾燥してひび割れ、皮剥け目立ちます。それは、唇への外部刺激が原因です。ワセリンを塗ることで、唇を保護してくれます。又、口紅を塗る際に下地としても使えます。口紅をそのまま塗っても良いのですが、口紅にワセリンが配合されていない物だと乾燥がすすみ皮が剥けてしまいます。ワセリンが下地として使うことで、皮剥けも予防出来ます。
オススメワセリン活用法と効能「傷、肌荒れ」2選
手荒れ予防
水仕事が多いと、どうしても手荒れを起こして痛い思いをされている人も多いはずです。手荒れの原因は、皮膚の保護膜が無くなって、保護出来ない状態が続いてしまう事が原因です。水仕事の場合、保護膜が水で流されて常に水による外部刺激を浴びている状態になります。そのまま刺激を受けていることで、手荒れやひび割れが起こります。手荒れは常に予防が必要になります。「水仕事をする前のワセリン」、「水仕事後のワセリン」を忘れず!
傷や火傷に
ワセリンは、傷の保護にも使用できます。火傷やひび割れ、しもやけ等にも有効です。何故、傷に有効なのか?それは、ワセリンの効能と作用が大きく効いているからです。ワセリンは、肌を保護してくれます。つまり、傷を外部刺激や細菌から守る作用があると言う事です。そして、傷に入り込む事で、内側からも肌を守ってくれます。市販の傷薬にはワセリンが配合されている事があります。それは、肌や傷を外部刺激から守るために配合されていると言っても良いでしょう。
肌に浸透させる活用法3選
ワセリンは、肌の表面を保護する薬剤です。「肌の内側には何にもならないの?」と不満に思ってしまいますよね。ワセリンの悪い所は「肌に浸透せずに、表面に残る」ことです。「じゃあ、ワセリン使わない!他のコスメにする」と思わないで下さい。ワセリンが手元に有るなら、自分でコスメを作ってしまいましょう。コスメは簡単に作る事が出来ます。
ワセリンとミルクローション
ミルクローションは、ワセリンと違い水分量が多いため肌に浸透します。しかし、ワセリンと違い、肌の表面を守ることが出来ません。この二つを混ぜる事で、保湿クリームが完成します。
ワセリンとハチミツ
ハチミツとワセリンは同じ効果が有りますが、ハチミツにはビタミンやコラーゲンが入っています、ハチミツとワセリンを混ぜる事で栗ビルのパックコスメの完成です。唇の乾燥が酷い人にオススメです。
ワセリンとクレンジングローション
クレンジングローションは、メイクを落とす効果がありますが落とす際に、ゴシゴシと肌をこする人が多いと思います。ワセリンを混ぜることで、メイクをワセリンの油分で浮かせます。毛穴の皮脂汚れはワセリンでは落とす事が出来ませんので、クレンジングローションを使用します。
効能を高め肌荒れを予防できるワセリン活用法
ワセリンは、肌が一番温まり乾燥しかけている時に使用する事が良いです。「乾燥して温まった時ってどんな時?」と疑問に思いますよね。それは「入浴後」と言う時間です。お湯から上がると、肌が温まります。しかしお湯で潤い成分、皮膚の保護膜も流れてしまい乾燥の進みが早くなります。
入浴後の乾燥が進む時間は、何と3分~5分。10分経つと肌はすっかりカサカサになります。3分~5分以内にワセリンを塗ることで、肌を保護して潤いを保てます。
効能が逆効果に!!ワセリンの誤った使い方
ワセリンにも間違えた使い方があります。それは、ヘルペスやアトピー性皮膚炎の肌に塗る事です。
アトピー性皮膚炎は、痒みが代表的な症状です。ワセリンを塗ると肌の表面に保護膜が形成されます。そのため熱がこもり痒みが増強します。
ヘルペスは、ワセリンを手で塗ることで、広がるリスクが有ります。肌の保湿も大切ですが、ワセリンはヘルペスが治って肌が落ち着いてから使ってみましょう。
まとめ
ワセリンのオススメな使い方は、沢山あり混ぜても害は少ないです。しかし使用期限や、変色してしまうこともあります。コスメは食べ物と同じで使用期限があると言うことです。それだけは、覚えておいて下さい。