毛穴詰まりにもう悩まされたくない方へ
毛穴の詰まりやトラブルは、非常に多くの女性が悩んでいる部分ですよね。多かれ少なかれ、毛穴の詰まりはあるものですが、悪化すると化粧への悪影響や、他の肌トラブルにも繋がっていってしまいます。今回は、毛穴詰まりの原因を知り、正しくケアする事を目的に、いくつか方法をご紹介致します。
毛穴の詰まりの原因って?
毛穴詰まりの原因はさまざまですが、主に肌表面の余分な皮脂・角質が残っていること、身体の活性酸素が活発になっていることなどがあげられます。
毛穴詰まりの正体
毛穴に詰まっているものの正体は、皮脂と角質(タンパク質)です。皮脂腺から肌の表面に常に分泌されている皮脂が、徐々に毛穴に溜まっていきます。それが角質と結びつき、黒ずんだり、溜まりすぎると、毛穴詰まりと呼ばれるものになります。
市販品の「毛穴パック」を一度は使ったことがある人は多いと思いますが、毛穴パックによって詰まりを取っても一時的なものでしかありません。毛穴が小さくなるどころか、広げてしまったり、刺激で肌にダメージを与えてしまう可能性があります。小さい詰まりは取り切れませんし、あまりおすすめできる方法ではありません。
ちなみに、汗をかくことで毛穴の老廃物が流れ出るという話をよく目にしますが、汗腺は毛穴とは別にありますので、特に直接的にそのような効果は無いものと思われます。入浴などで汗をかいた時、毛穴も広がっていることはありますが、特に毛穴の老廃物と汗の関連は無いです。
毛穴詰まりの原因
原因はさまざまありますが、ここでは「活性酸素」についてお話します。別名「フリーラジカル」とよばれている活性炭素は、自分でコントロールしようとしても難しい部分です。肌のみならず、体全体の細胞に老化などの影響を与えているのが活性炭素。これは、人間の体の中に必ずあるものです。呼吸により空気中から酸素を取り込み、その数%が活性炭素になっています。
その代わり、影響を抑えるための防御機能も人間の身体には備わっています。体内の活性酸素量を抑制する機能を高め、老化などの悪影響を最小限に抑えることは可能です。
しかし、現代の生活では、酸化が活発に行われ易い「酸化ストレス」状態になりやすい生活だと言われています。特に都市部では、大気の汚れ、食品の酸化、化学物質を含んだ食事、など、活性酸素がより活発になりやすい環境です。
そんな「酸化ストレス」状態が続くと、当然肌への悪影響が出てきます。新陳代謝が遅れたり、細胞が傷ついて老化に繋がるなど、特に毛穴の角栓につながりやすい肌状態になってしまうのです。
毛穴詰まりにはどういったお手入れが必要?
具体的に、毛穴詰まりの予防法をご紹介します。
毛穴詰まり予防①抗酸化作用
予防のためには、活性酸素に対抗するための抗酸化作用に注目しましょう。タバコの煙や排気ガスになるべく近づかない、紫外線予防をする、なども活性酸素を避ける方法です。抗酸化物質と呼ばれる成分は、ビタミンC、ビタミンEなどがあります。これらを含む食品を多く摂取し、活性酸素の働きを最小限に抑えましょう。
毛穴詰まり予防②角質ケア
毛穴詰まりの解消には、角質のケアが重要なカギになります。
例えば、「毛穴汚れに」という謳い文句でスクラブ洗顔剤が売られていることがありますが、スクラブは皮脂や角質を過剰に落としてしまう傾向があるので、適切な角質ケアとして使うのは難しいです。
先程ご紹介した通り、毛穴詰まりは「皮脂」と「角質」からなっています。この2つを、なるべく肌を傷つけずに地道にケアしていくことが、毛穴ケアでは大切です。
毛穴詰まりにはクレンジングと洗顔にも気を遣って
極端な話ですが、ずっと顔を洗わずにいると、当然皮脂と角質は放置されっぱなしで、どんどん酸化しながら厚くなっていきます。日々の洗顔やクレンジングを欠かさず行うことで、余分な皮脂と角質を落とす、基本的なところが肝心になってきます。
一般的に、洗顔料には汗や角質などの、水溶性の汚れを落とす役割があります。クレンジング料は、メイクはもちろん、皮脂などの油性の汚れを落としてくれる役割というわけです。自分のその日の肌状態に合わせて、両方または片方でも、欠かさずお手入れして下さい。毛穴汚れに着目された製品もたくさんありますので、自分のお肌に合った刺激の少ないものを探してみて下さい。
洗顔は丁寧に
毎日使用するものですので、適切な量を、適切な強さで使いましょう。特に顔の皮膚は薄く、敏感ですので、摩擦を極力減らすお手入れが基本。タマゴを洗うような加減で、肌を洗いましょう。また、すすぎもしっかりと最後までしましょう。洗顔料や皮脂・角質の洗い残しがあると、肌の老化や新陳代謝に悪影響となってしまいます。ぬるま湯で、時間をかけてすすいで下さい。
毛穴詰まり予防③できてしまった角栓は無理に刺激しない
毛穴パックやスクラブがあまり毛穴に効果的ではないことはご紹介しましたが、どうしても気になってしまうのが毛穴汚れですよね。プツプツと黒くなってしまっていたら、見た目も気になるし、一気にニュルっと始末してしまいたくなる気持ちはわかります。しかし、角栓を無理やり取るのだけは絶対にNGです。
ピンセットや毛穴汚れを取り除く専用の器具なども販売されていますが、一時的な欲求が満たされるだけで根本の解決とは程遠い手段です。どうしても、すぐに少しでも取り除きたい!というこのであれば、「洗顔・クレンジング」の部分で、酵素洗顔やピーリング系洗顔料を使って、角質を取り除くようにしてください。ただし、やりすぎはこれも禁物。週に2回程度にとどめましょう。
毛穴詰まり予防④乾燥は避ける!
皮脂と角質を意識してケアしていると、刺激の多い手段を避けているつもりでも、ついつい乾燥しがちになってしまいます。ピーリングなどのお手入れの後は、いつもより余分に保湿しましょう。毛穴には、皮脂・角質を落とすのと同じくらい、保湿が大切になります。
皮脂性肌・インナードライの方ですと、毛穴やニキビを気にして保湿を控えめにされる方が多いですが、毛穴が気になる時は多目に保湿してください。乾燥も毛穴の原因です。
保湿が足りないと、その分皮脂が分泌されてしまいます。過剰分泌された皮脂は、よけいに毛穴に蓄積され、毛穴詰まりを引き起こす、というパターンに陥ってしまうのです。
健康な肌は、バランスが何より大切です。適切なバランスと自分の体質にあった製品を使うよう、心がけましょう。
毛穴詰まり予防⑤蒸しタオルでスペシャルケア
頑固な毛穴詰まりには、週に1,2度の蒸しタオルでのお手入れを試してみましょう。
クレンジングを終えたら、洗顔の前に蒸しタオルで肌を柔らかくしておくと、角質が落ちやすくなります。
丁度よい大きさのタオルを水で絞り、電子レンジでチンするだけです。チンした後あつすぎる場合は、適度に冷ましてから使用してください。熱すぎるものは、肌に悪いので必ず熱いまま使用しないで下さい。
「あたたかいけど、気持ちいい」くらいの温度になったら、顔全体にタオルを乗せて、3分ほどそのまま置きます。その後はいつも通り洗顔し、たっぷり保湿をしてください。
注意点としては、長時間やりすぎると乾燥をまねいてしまうので数分程度にしておくこと。そして、肌をこすらないよう優しくタオルを乗せておくことです。
毛穴のお手入れまとめ
いかがでしたでしょうか?毛穴のケアは根気がいりますが、丁寧にお手入れしていけば必ず改善しますので、上記の方法を試しながら、長い目で毛穴と向き合っていってください。