口周りの肌荒れについて
口周りの肌荒れには、主に外的な原因と内的な原因に分かれます。例えば外的原因だと、乾燥や洗顔料などの刺激で口周りの肌が荒れる原因になり、内的原因だと内臓機能の低下やストレスなどが原因になります。外的と内的原因にもたくさんあるので、一つずつお話ししていきますね。
口周り肌荒れの外的原因
まずは外的原因について説明します。外的原因は自分で気づきやすいことが多いと思いますので、当てはまる原因も見つけやすいでしょう。
口周りの乾燥による肌荒れ
口周りと目元の皮膚は顔の他の部分に比べ薄く、デリケートな部分ですので乾燥しやすく、ダメージも受けやすいです。それに、口周りや目元の皮膚は皮脂を出すための皮脂腺が少ないのです。皮膚を乾燥から守ってくれる役割をしてくれる皮脂ですが、分泌量が少ないため肌の水分が蒸発しやすく、口元を拭いたりするだけで簡単になくなってしまう皮脂なので、他の部分よりやさしく扱うことをオススメします。乾燥による口周りの肌荒れの原因になるものとして、エアコンによる乾燥や紫外線・花粉症・口を舐める癖などがあります。
冬だけでなく、エアコンを使う季節は部屋の中が乾燥しやすくなります。ですので風が直接当たる場所を避けるなど、部屋や自分のデスクに加湿器を置くことをオススメします。花粉症が原因の場合は、春や秋の花粉が飛ぶ時期になると肌が敏感になりますよね。目のかゆみで掻いてしまったり、鼻をかむ回数が増えたりと、肌が敏感になっているところに乾燥の原因になることを繰り返してしまうことになります。皮膚の薄い口周りや目の周りに花粉症の症状が現れることが多いのも原因の一つですね。紫外線も乾燥の原因になります。
紫外線も乾燥の原因になります。夏は普段から日焼け止めを塗っている方が多いと思いますが、夏だけでなく年中塗ることをオススメします。夏は特に汗などで日焼け止めが落ちやすくなりますので、出かける前のメイクの時に塗るだけでなく、一日に数回こまめに塗り治すようにしましょう。メイクをしている上からも使えるスプレータイプの、日焼け止めを持ち歩くようにするといいでしょう。唇をなめる癖がある人も口周りが荒れやすくなります。なめることにより乾燥しやすくなってしまうのです。唇の乾燥が気になりなめてしまう場合は、リップクリームを持ち歩くようにすることや、顔のスキンケアの時に唇も一緒にケアするなどしてみてください。今はリップケア専用パックなども販売されていますので、そのような商品を使用するのもいいですね。まずは、唇を舐める癖を治しましょう。
化粧品やクレンジングの刺激による口周りの肌荒れ
上記でお話ししたように、口周りの皮膚は薄くデリケートです。女性はメイクをすると口紅も塗りますよね。食事の時に落ちてしまい、メイク直し以上に1日に何回も口紅を塗り直すこともあります。塗ることによる摩擦や、海外製の化粧品は刺激が強く肌に合わない方もいるように、化粧品や摩擦が原因でデリケートな口元が荒れることにもあります。落ちない口紅なんて商品も販売されていて人気が出ましたが、そのような化粧品も刺激になり得ます。そしてメイクを落とす時に使うクレンジング。クレンジングのたくさんの種類がありますよね。クレンジングの成分による刺激からの肌荒れもありますし、メイクを綺麗に落とそうとゴシゴシしてしまうのも原因になります。拭き取りタイプのメイク落としを使用する際も気をつけましょう。優しく綺麗にメイクを落とすことを心がけてください。
口周りのスキンケア不足による肌荒れ
ほとんどの方が、毎日朝と夜の2回はスキンケアをすると思います。目元や頬などの面積の広い部分や気になりやすい部分はしっかりスキンケアをしますが、口周りを重点的に気にしてケアをする方は少ないでしょう。顔全体をくまなくスキンケアをしているつもりでも、口周りまでしっかりできていない場合があります。そういうケア不足により荒れる場合もあります。目元同様に口周りもしっかりスキンケアをすることが大切です。
顔そりなどのカミソリ負けによる口周りの肌荒れ
女性も顔の産毛や口元の産毛が気になったり、化粧のりをよくするために、定期的に顔そりをしている方がいると思います。男性の場合は髭剃りなど毎日している方も多くいますね。基本的に顔そりをする時はカミソリを使いますよね。カミソリで毛を剃る際に毛と一緒に健康な皮膚も剃ってしまっているのです。健康な皮膚も一緒に剃ってしまっているということは、肌を傷つけバリア機能をなくしてしまっているということです。肌のバリア機能がなくなると、ヒリヒリしたり乾燥したりニキビができたりと、肌トラブルが起こってしまいます。女性の場合、ホルモンバランスによって肌が敏感な時などがあります。自分の生理周期や肌の状態をしっかり確認してから行うようにしましょう。肌が荒れている時や、頻繁に顔そりをするのは控え、顔そり後は刺激の少ない基礎化粧品でしっかり保湿をしてください。
口周り肌荒れの内的原因
内的原因は個々のライフスタイルがありますので、気づかないうちになんてこともあると思いますので、自分の状況と照らし合わせてみてください。
内臓機能の低下による口周りの肌荒れ
胃や腸の内臓機能の低下が原因で口周りが荒れることがあります。食べ過ぎや飲み過ぎなどで胃痛や胃もたれがおこると同時に腸や肝臓にも負担がかかります。胃腸や肝臓の機能が低下すると、本来の内臓の仕事がうまくできなくなり、肝臓から処理しきれなかった有害物質が血液に流れ込みます。そうなることで顔全体の肌荒れにの原因にもなりますが、特に口元は内臓の影響を受けやすい為、内蔵機能が低下している場合に口周りが荒れことが多いです。肌荒れが酷いのと同時に胃腸の調子が良くない時は、暴飲暴食をしていないかなど食事や生活を見直して見ましょう。外食が多いなど、食生活の乱れはビタミン不足になることもあります。肌を綺麗に保つにはビタミンは必要不可欠ですので、内臓機能の低下だけでなくビタミン不足にならないように、食生活を見直すのも必要です。
ストレスによる口周りの肌荒れ
ストレスでも肌荒れはおきます。肉体的なストレスでも、精神的なストレスでも自律神経を乱してしまいます。自律神経は自分で動かすことはできず、人間が通常の生活をする為に身体が自然にコントロールし働いています。交感神経と副交感神経があり、この2つが上手く切り替わり働くことで、朝になると目が覚め日中は動き、夜になると眠るなどというようになっています。ストレスにより自律神経が乱れると、血管が収縮することで血流が悪くなり、体の隅々まで血液が行き渡らなくなります。血流が悪くなることで、栄養を行き渡らせることができず肌荒れを引き起こします。疲れが溜まると口の中が荒れることがあるのと同様に、ストレスの影響が口周りにでやすいのです。
生活習慣の乱れによる口周りの肌荒れ
食生活の乱れによって肌荒れを起こすと言いましたが、それ以外の生活週間の乱れも肌荒れの原因になります。睡眠不足など、運動不足も関係があります。ゴールデンタイムと言われている22時〜2時の4時間に成長ホルモンが分泌されると言われていて、肌の細胞の再生などがされています。ですので夜更かしなどで、遅くまで起きている方は成長ホルモンが分泌されず疲れも取れない為、肌が荒れます。睡眠不足は肉体的なストレスにもなるので、口周りも荒れやすくなります。肌荒れが全然良くならない方や、肌荒れが酷い方は生活週間を見直してみるのもいいでしょう。
まとめ
口周りの肌荒れについてお話しいてきましたが、原因がたくさんありましたね。口周りは人と会話する時など目につく場所でもあるので、原因を解消して口周りの肌荒れとさよならしましょう。