クマの種類と見分け方
一概にクマと言ってもクマの出来る原因は様々で、原因によって出来るクマの種類も違います。クマの種類は「青クマ」「黒クマ」「茶クマ」「赤クマ」に分けられます。
青クマは赤紫や黒っぽく色が出ることもあり、はっきりと青くなるわけではないので判断が難しいのですが、目の下を軽く引っ張ってクマの色が薄くなるようでしたら青クマです。色白の方に多いタイプです。
黒クマは目が大きな方や目鼻立ちがハッキリした方に多く見られます。ライトを当ててクマが消えたり、鏡の前で上を向いたら薄くなるようなクマは黒クマです。
青クマとは反対に目の下を引っ張っても薄くならないクマは茶クマです。日焼けをしても赤みが出るだけで黒くならないという人がなりやすいクマです。
赤クマは冷え性の方や目を擦りがちの人に多く見られ、頬の上部を下に引っ張るとクマの赤みが増すのが特徴です。
クマが出来る原因
クマが出来る原因は、クマの種類によって異なります。クマをしっかりと治すためにもまずは何故クマが出来るのかをきちんと理解しましょう。
青クマの原因は血行不良です。血の巡りが悪くなると老廃物が排出されなくなり詰まるので青く見えるようになってきます。目の下は皮膚が薄いので透けやすく血管の変化が表に出やすいのです。
黒クマは少し特殊で、皮膚が黒ずんでいるわけではありません。光を当てたら消えると説明した通り、正確には目の下に影ができて黒く見えている状態です。
筋肉の動きが多い目元は加齢によりそれらの機能が低下する事でたるんできます。たるんだ皮膚の影となって現れるのが黒クマなのです。また、加齢に限らずむくみが続くと皮下脂肪が垂れ下がり黒クマが出来やすくなる事もあります。
茶クマは、クレンジングの際などに強く擦りすぎて受けたダメージや紫外線から受けたダメージ等の蓄積や化粧品による色素の沈着によって出来ます。
赤クマは以前までは青クマ、黒クマ、茶クマと分けられていましたが、最近になって新たに言われるようになったクマです。青クマと同じ血行不良が原因で発生することが多いですが比較的軽度な事が多いです。青クマは静脈のうっ血によって現れるクマですが、赤クマは静脈と動脈どちらもがうっ血して起きます。
クマの原因と生活習慣はどう関係があるの?
クマの原因は様々でしたが、中でも大きな原因の一つである血行不良。血行不良というと、冷え性の人やむくみやすい人等単なる体質だと考える人もいるのではないでしょうか?しかし、血行不良は主に、不規則な生活や偏った食生活等の生活習慣によって引き起きる症状なのです。
では、血行不良の起こる原因はなんなのでしょうか?例えば、ストレスを感じる事で自律神経が乱れて血行不良を招きます。ストレスに関係すると、仕事ばかりして気がつくと息抜きが出来ていないなんて事も。仕事に追われて無表情で過ごしていると顔の筋肉もたるんできます。生活の中で楽しみを見つけ笑える時間を持つ事も生活習慣においてとても大切なのです。
睡眠不足や眼精疲労、身体の疲れ、さらに喫煙する事でも血行不良は起こります。血行改善には十分な血液が必要ですが、血液はちゃんと足りていますか?女性はホルモンバランス上どうしても貧血にならがちな体質です。鉄分を多く含む食材を取り入れた食生活を心がけましょう。
スキンケアを怠らない事も大切です。疲れて帰って来た日はメイクも落とさずそのまま寝てしまうなんて事はしていませんか?また、クレンジングは拭き取り派の人も毎日拭き取りクレンジングで完了するのではなく時間のある時はしっかりと洗い流してメイクを落とすようにしましょう。シートで擦れる事によりダメージを与え色素が沈着し茶クマが出来やすくなります。
改善すべき生活習慣はここだ!
クマと生活習慣には深い関係がある事が分かりましたが、いきなり全て改善をしてクマができない万全体制で過ごして下さいと言われても無理ですよね。では、『現代人がついやってしまう悪い習慣』を少しだけ見直してみましょう。
現代の生活や仕事には欠かすことのできないパソコンやスマホ。大変便利な時代になり、特にスマホは手軽に調べ物が出来たり無料でゲームが楽しめたりと生活に暇を与えません。電車での移動中や飲食店での食事待ちの間、帰宅してひとまず座ってスマホをチェックしたりと暇さえあれば常に画面を見る生活を送っていませんか?このような生活習慣が招くのが『眼精疲労』です。
目が疲れると、目の周りの筋肉が硬直し血行不良を引き起こします。通常の疲れ目程度なら、しっかりと休息をとる事で1〜2日程で回復しますが、画面越しに生活をし続ける事で回復に至らず慢性的な疲労状態となっています。
また、布団に入って寝る直前までスマホを触っている方はそれも良くありません。クマの改善には不可欠な睡眠ですが寝る前にテレビやパソコン、スマホの画面を見ていると神経が高ぶらせるため寝つきが悪くなってしまいます。また、寝付けたとしても神経は興奮状態のままである為に質の良い睡眠を得ることが出来ません。
目の疲れを防ぎ、質の良い睡眠を確保する為にも必要以上にスマホに依存しない生活習慣心がけてみましょう。
クマの改善に働きかけてくれる食材
貧血気味の人には青クマができやすいと言われます。貧血には鉄分を含む食材が良いのはご存知かと思いますが、具体的にはどんな食材を取り入れたら良いのでしょうか。
レバーやほうれん草、ひじき等の食材は鉄分を多く含みます。また、インゲンや大豆、さつまいもは血液において重要な働きのあるヘモグロビンを作るビタミンB6を含みます。血行促進に働きかけるビタミンEを多く含む食材、アボガドやゴマ、かぼちゃ等も積極的に取り入れると良いでしょう。
また血栓症によっても引き起こる赤クマにはビタミンKを多く含む食材がオススメです。ビタミンKはサプリメントや化粧品にもよく使われる成分で美容効果も期待できます。ビタミンKはブロッコリーや海藻類等の食材に多く含まれています。
30秒でクマが解消!?
生活習慣を改善しても出来てしまったクマは、お出かけ前にはなんとかしたいですよね。時間のない朝でも簡単にできるストレッチやツボマッサージを試してみましょう。
簡単ストレスで即改善
目をぎゅっと閉じてパッと見開くだけの簡単ストレッチです。強く5秒ほど目を閉じたら次は5秒ほど最大限に見開きます。この繰り返しを3〜5セット行います。目の周りの筋肉がほぐされ血行促進を働きかけます。
ツボ押しで即改善
四白(しはく)と言われる目の中心辺りから1センチほど下に降りた部分にあるくぼみのツボを刺激します。指の腹で痛気持ちいくら位に3秒ほど指圧して離す、また3秒ほど指圧して離す…を5回繰り返しましょう。このツボも目元の血流に効果的に働きかけてくれます。
特に酷いクマは専用グッズで改善
長い時間をかけて固まった目元の筋肉はすぐにはほぐされない場合もあります。そんな時にはアイマスクやアイシートで温めて外側から働きかけるのも良いでしょう。
クマnonシート 2枚入
価格
¥ 275
『半信半疑で買ったこちらの商品は、効果絶大でした!!長年悩んでいた下まぶたのたるみとクマが一度で解決(*´艸`)』
その他の改善方法と対策
クマの改善や対策には規則正しい生活を送ることが1番ですが他にも少しの心がけで予防は出来ます。
美肌において紫外線は最大の敵ですが、もちろんクマを作らない為にも肌を紫外線から守ることは重要です。紫外線を受けないようにする事です。化粧品による色素の沈着以外にも、皮膚は紫外線を受ける事でメラニン色素を作り出し肌に沈着します。電車やバスで通勤する方は駅からすぐだから、と紫外線対策を怠らないようにしましょう。
また、マッサージによるケアも日頃から行う事で血行不良を防ぎクマの予防になります。おやすみ前のスマホタイムをマッサージタイムに変えてみませんか?
なかなか改善されないクマには要注意
お肌は身体の不調を訴えやすい部分です。規則正しい生活を送りクマのケアをしてもなかなか消えない場合は身体の不調を表しているのかもしれません。体調に気になる点があれば早めに医師に相談しましょう。青クマには血液の流れに関連する病気が潜んでいる可能性があるので腎臓系や肝臓系が弱っていたり、糖尿病の症状として青クマが出る場合があります。
バセドウ病の症状である眼球突出は、眼窩脂肪や眼輪筋の炎症が原因で、眼球が飛び出てきている状態です。その為目の下に黒くまができることがあります。
生活習慣の改善でクマのない明るい表情と健康を手に入れましょう
しっかりと睡眠をとり規則正しい生活を送る事でクマだけに限らないお肌の調子や身体の調子も良くなります。生活習慣を見直しませんか?綺麗な肌と健康的な印象は若さと美しさを感じさせて、あなたをより一層輝かせてくれますよ。