肌荒れの根本的な原因は生活習慣
肌荒れが起こる原因には「ホルモンバランスの乱れ」や「間違ったスキンケア」「胃腸機能の低下」など、体の内側・外側問わずさまざまなものが挙げられます。ですが、それらの大元となっているのは生活習慣の乱れであり、生活習慣を見直すことで意外にあっさりと肌荒れが治るケースも珍しくありません。
「なかなか肌荒れが治らなくて困る…」という人は次の項目から取り上げる8つの治し方を参考に、改めて自分が行っている毎日の生活習慣を見直してみてくださいね。
【肌荒れの治し方その1】たっぷりと睡眠をとる
睡眠不足がお肌に良くないことはもはや常識であり、寝ている間に分泌される成長ホルモンがお肌のターンオーバーを促し、美肌へと導いてくれます。理想的な睡眠時間は6時間から7時間程度と言われていますが、この時にいかに質の良い睡眠がとれるかがポイントになります。
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就寝前にアロマの香りを焚いたり、ヒーリング音楽を聴いたりしてリラックス状態にしておくと、副交感神経が優位になり質の良い睡眠がとれるようになります。ちなみにブルーライトを発するスマホやパソコン類は睡眠の質を低下させてしまうため、就寝する2時間前には使用を控えたほうが良いでしょう。
【肌荒れの治し方その2】適度な運動を心がける
肌荒れを改善するには乱れたターンオーバーの周期を正常に戻すことが重要で、そのために必要な新陳代謝をアップしてくれるのが運動です。運動といってもそこまで激しいメニューをこなす必要はなく、ウォーキングやヨガ、スクワットといった軽めのものでも十分効果はあります。とにかく毎日続けられる運動を選ぶのがおすすめです。
「毎日運動をする時間をとるのは難しい…」という人は、使用する駅の1つ手前で降りて歩いたり、エスカレーターの代わりに階段を利用したりするなど、普段の生活に歩く意識をプラスするだけでOKです。その際は背筋をピンと伸ばし、体全体を使ってリズム良く歩くよう心がけてくださいね。
【肌荒れの治し方その3】バランスの良い食事をとる
栄養が偏った食生活を続けているとお肌に必要な栄養素が不足してしまい、肌荒れが起こりやすくなってしまいます。美肌効果が得られる栄養素としては「ビタミンA・B群・C・E」と「たんぱく質」「食物繊維」「マグネシウム」などがあり、これらが多く含まれた食材を積極的に摂ることが肌荒れの改善につながります。
ただし、これらの栄養素をしっかりと補っていても、油分や塩分が多い食事をしていてはせっかくの効果が台無しになってしまうので注意が必要です。また、お肌に良いとされている栄養素を含んだ食材でも必要以上に摂れば、健康を害したり肌荒れを起こしたりする可能性が高まります。何事も適量を守って、バランス良く摂取することが大切です。
【肌荒れの治し方その4】面倒でも湯船につかる
夏場に限らずお風呂はシャワーで簡単に済ませるという人も多いかと思いますが、肌荒れを改善したいのであれば断然湯船につかるのがおすすめです。湯船につかることで血行が良くなり新陳代謝が促進されるので、毛穴に詰まった老廃物を輩出してくれる美肌効果が期待できます。
お肌にとって最適な入浴方法は、ぬるめのお湯にゆっくりとつかること。そうすることでお風呂から出た後も体がぽかぽかした状態が持続し、冷えを防ぐとともに心地良い眠りに就きやすくなります。心地良い眠りはお肌のターンオーバーを促すことにつながりますから、肌荒れ改善にとっては一石二鳥だと言えるでしょう。
【肌荒れの治し方その5】ストレスを上手に発散する
ストレスをため込み過ぎると体内のめぐりが滞り、免疫力を低下させてしまう活性酸素が発生しやすい状態になります。活性酸素が増えると肌荒れやニキビ、しわなどができやすくなるため、自分なりのストレス発散法を見つけることが肌荒れ改善の秘訣とも言えます。
自宅でも手軽にできるストレス発散法としては、ハーブティーやホットミルクなどを飲むこと。美肌に良い成分を含んでいるハーブティーのなかにはリラックス効果があったり、気分をすっきりしてくれる効果があったりするものもあります。気分に合わせていろいろな種類を取り揃えておくと良いかも知れませんね。
そのほかにアロマオイルを焚いてストレスを緩和する方法もおすすめ。アロマの香りは直接大脳に働きかけ、自然と気持ちを穏やかにしてくれる効果があります。イライラしている人は、ラベンダーやペパーミント、ティートゥリー。落ち込んでいる人はイランイランやマジョラムなどのアロマを焚くとリラックスできるようになりますよ。
【肌荒れの治し方その6】正しい洗顔を行う
毎日の習慣ともいえるお肌のスキンケア。しっかり行っているつもりでも間違ったやり方をしていると、肌荒れを引き起こす原因になってしまいます。スキンケアにはいくつかの工程がありますが、特に気を付けたいのが洗顔です。洗顔を正しく行わないと、その後に使う化粧水や美容液などの効果を十分に発揮することができません。
洗顔を行う際は洗顔ネットなどを利用して、きめ細やかなたっぷり泡でやさしく丁寧に洗うよう心がけてください。間違っても力を入れてゴシゴシこするのはNGです。過度な摩擦や刺激は肌荒れの原因になるため、タオルを使用する際も顔に軽く押し当てて水分を取るようにすると良いでしょう。
【肌荒れの治し方その7】紫外線対策を行う
お肌のしわやたるみ、しみなどの原因となる紫外線は、曇りや雨、春夏秋冬など関係なく一年中地上に降り注いでいるものです。「今日は日差しが強くないから」「今は冬の時期だから」などといって紫外線対策を怠ると、気付かないうちにダメージが蓄積しお肌に濃いしみが…なんてことにもなりかねません。
紫外線対策として効果的かつ手軽に行えるのは日焼け止めですが、SPFの数値が高いアイテムはその分お肌への負担も大きくなります。ですから、SPFは使用するシーンや肌質に合わせて選ぶのがおすすめです。ちなみに家の窓からの日差しでもうっかり焼けをしてしまうので、お肌のためには屋内・屋外関係なく日焼け止めを塗っておいたほうが賢明です。
【肌荒れの治し方その8】顔を触る癖を直す
日常的に頬杖をついたり、あごや口元を触ったりするなどの癖がある人は、その行為によって肌荒れが起きている可能性があります。お肌は想像以上にデリケートなので、何度も顔に触るだけで摩擦や刺激を受けてしまいます。さまざまな雑菌が付いた手でお肌に触れると傷ついた部分から菌が侵入し、ニキビなどの炎症が起こりやすくなります。
顔を触る癖は心理的な要因もあるとされていて、無意識に行っていることがほとんどです。ニキビや吹き出物など、すでに肌荒れが起きている部分に触れてしまうと症状の悪化にもつながる恐れがあるため、顔を触る癖がある人はなるべく意識して直すように努めることをおすすめします。
まとめ
今回は肌荒れを治す方法として、見直すべき生活習慣を8つ取り上げてみましたがいかがだったでしょうか?なかには「それだけで良いの?」と思うような生活習慣もあったかと思いますが、当たり前すぎて意外とできていなかったりするものです。一度にすべての生活習慣を見直そうとすると無理が生じてしまうので、まずはできることから少しずつ取り入れてみてくださいね。