はじめに
手作りマスクの魅力は、人とは違う自分だけのオリジナルであること。そして、市販の使い捨てマスクと違い、繰り返し使えるためお財布にも優しいということです。裁縫が苦手…という方でも、比較的簡単に作ることができるんです。
手作りマスクは肌に優しい
通常使用してるマスクは、不織布マスクが多いのではないでしょうか?ウイルスをガードするという面では非常に優れていますが、保湿性に弱いため、長時間つけていると肌が荒れてしまうことも…。そんな方におすすめなのが、手作りマスクなんです!肌に優しい生地を使うことで、保湿や保温がしっかりできます。
手作りマスクにおすすめの生地って?
引用: http://www.fleur-de-trianon.com/images/material/202Y1.jpg
手作りマスクにおすすめの生地は、「Wガーゼ」です。肌触りがよく、敏感肌の方や子供でも安心して使うことができます。手芸屋さんなどで購入が可能です。可愛い柄がたくさんあるので、好みの生地を選ぶのも楽しいですよ!
引用: https://item-shopping.c.yimg.jp/i/n/cottonhouse-cecile_kts6009-a_2
もし、ガーゼ生地に好みの柄がなかった場合は、表地にコットン、裏地にガーゼ生地を使う二重構造にしても◎。コットン生地は柄も豊富なので、選択の幅が広がります。
手作りマスクに必要な材料まとめ
それでは、手作りマスクに必要な材料をチェックしていきましょう。
まずは、生地。先ほどもご紹介したとおり、Wガーゼがおすすめです。
次に、マスク紐です。手芸店などで購入できます。カラーバリエーションが豊富で、布に合わせて選ぶことができます。紐通しがセットになっているものもあります。
引用: https://tshop.r10s.jp/komadori/cabinet/00401730/img62948887.jpg?fitin=500:500
より、完成度を高めたいのであれば、テクノロートを準備します。テクノロートはマスクの上部に入っているプラスチックの針金状のもの。市販のプリーツマスクにも使用されています。
基本的な材料は、「生地」と「ゴム紐」だけでOKです!
手作りマスクに必要な道具まとめ
次に、手作りマスクに必要な道具をチェックしていきましょう。
ミシンがあれば、短い時間で手作りマスクを作ることができますが、手縫いでも問題ありません。手縫いの場合は、針と糸を準備します。
マスク紐を通す為の紐通しを準備します。手芸店や100円ショップでも購入できます。マスク紐にセットになっていることも多いのですが、もしない場合は、ヘアピンで代用できます。
生地のシワを伸ばしたり、折り目をつける時にアイロンを使います。他にもまち針や裁ちばさみなども用意しておきましょう。
材料や道具が揃ったら、マスクを作る前に、生地の「水通し」をします。水通しは、ガーゼの縮みを防ぐために行います。やり方ですが、畳んだガーゼを水に入れて、沈むまで待ちましょう。30分放置したら、軽く絞ります。1~2時間程干して、乾いたガーゼにスチームアイロンをかけます。これで生地の準備は完了です。
生地の準備が整ったら、マスクを作っていきましょう。今回ご紹介するのは、「平面マスク」「プリーツマスク」「立体マスク」の3種類のマスクです。作り方はぜひ動画を参考にしてみてくださいね!
手作りマスク:平面マスクの作り方
材料
・ダブルガーゼ(大人用:20cm×46cm) ・マスク用ゴム紐(大人用:30cm×2本)
作り方
①生地を2つ折りにし、端から1cmの部分を縫っていきます。縫えたら、縫い代を割り、軽くアイロンをかけましょう。そして生地を表に返します。
②縫い合わせた部分が、内側に入るようにします。そして、アイロンをかけます。
③次に、生地を14cmで三つ折りにし、3cm程残しておきます。そして、その部分を三つ折りにし、右端から1.5cm部分を縫います。
④反対側も外側から1.5cmの部分を縫います。
⑤両側が縫えたら、マスクゴムを通していきます。両側にゴムを付けたら、結び目は中に隠しましょう。
平面マスクを作る時の注意点
平型マスクは、生地を折りたたんで縫っていくので、生地の裁断は丁寧にしましょう。
手作りマスク:プリーツマスクの作り方
材料
・ダブルガーゼ ・マスク用ゴム紐
作り方
①生地を縦32cm、横22.5cm、にカットし、生地を中表にたたみます。
②返し口4cmを残して、端から1cm部分をぐるりと縫います。縫ったら、返し口から生地をひっくり返し、端はキチンと出して、アイロンをかけます。
③次に、返し口のある方を上にして、上は7mm、下は4mmの部分を縫います。
④市販のプリーツマスクに使用されている、“テクノロート”を取り出し、生地の中に入れていきます。
⑤次にプリーツ部分を作ります。上から3.5cmの部分を1.5cm重ねて、さらに2cmの部分を1.5cm折り込んでいきます。折ったらまち針でとめましょう。アイロンをかけて、両端から1.5cm折り返します。折り返した部分を両端とも縫っていきます。
⑥最後に、30cmにカットしたゴムを用意します。両端にゴムを通し、結び目は中に隠します。
プリーツマスクを作る時の注意点
平面マスクに比べると、少し難易度は上がります。作るのに慣れてきたら、プリーツの折り方を自分の口元にフィットするように調整してもいいですね!
手作りマスク:立体マスクの作り方
材料
・ダブルガーゼ ・マスク用ゴム紐
作り方
①市販の立体マスクを型にし、生地を4枚(表布2枚、裏布2枚)カットします。
②中表に合わせて、中心を縫っていきます。最初と最後は返し縫いをします。裏布も同様に縫いましょう。
③表と裏布の中心を中表に合わせます。中心はまち針で留めておきましょう。
④マスクの上下を縫っていきます。縫い代は1cmです。縫い終わったら、ひっくり返します。
⑤両端を三つ折りにし、ゴムを通す部分を縫います。こちらも最初と最後は返し縫いをします。
⑥最後にゴムを通しましょう。
立体マスクを作る時の注意点
立体マスクは4枚の生地を縫い合わせるので、手作りマスクの中では難易度が高いかもしれません。大切なのは、型紙通りに生地を裁断すること。生地のサイズが違うと、縫っている間にズレが生じてしまいます。さらに、立体マスクは数枚の生地を重ねて縫う工程があります。ガーゼ生地は柔らかく、糸も絡まりやすいので、慎重に縫っていきましょう。
いかがでしたか?3種類のマスクの作り方をご紹介しました。手縫いではなく、ミシンを使う時は、扱いに注意してくださいね!ガーゼ生地は柔らかく、強く縫ってしまうと生地が引っ張られてしまい、ヨレてしまうことがあります。紐通しの部分を縫う時は、ガーゼが重なっています。その部分は縫いづらかったり、糸が絡まってしまったり、生地がズレたりすることがあります。ミシンを使う時は、確認しながらゆっくり縫いましょう。
参考になる手作りマスクまとめ
最後に、Instagramに紹介されていた手作りマスクをご紹介します。参考になるデザインばかりですよ!
手作りマスクの最大の魅力は、「自分の好きな生地でマスクが作れる」という点ですね!インパクト大なマスクに仕上がっています。
プリーツマスクの表地がレース生地になっています。大人の女性にもピッタリなマスクですね!
春カラーのマスクは、花モチーフが散りばめられた生地。気分も明るくなりますね!
耳元に揺れるモチーフがついているマスクです。このように手作りマスクはアレンジができるのが魅力ですね!
おわりに
いかがでしたか?手作りマスクのレシピをご紹介しました。材料を準備するのが面倒という方は、マスク作りに必要なものが全て揃っているキットもあります。型紙や生地、マスク紐やレシピがセットになっているので、生地を無駄なく使えて、便利です。手作りマスクは、比較的簡単に作ることができますので、ぜひ裁縫が苦手という方も挑戦してみてくださいね!