お風呂で疲れるのはなぜ?
皆さんは、お風呂に入っても思ったよりリラックスできなかった、逆に疲れてしまった…という経験はありませんか?お風呂に入ったからといって、必ずしもリラックスできるとは限らないんです。ではなぜ、お風呂に入ると疲れてしまうのでしょうか。今回は、お風呂で疲れる理由についてご紹介します。
お風呂の効果①温熱効果
まずは、お風呂の効果についてご紹介します。お風呂の一つ目の効果は、温熱効果です。温熱効果とは、温かいお湯に浸かることで身体が温まることを指します。この温熱効果により、様々な身体への効果が期待できるのです。例えば、お風呂に入るとコリがほぐれたような感じがありませんか?これも温熱効果の一つになります。
また、湯船に浸かると毛細血管や血管が広がるため、血液の流れが良くなります。他にも、自律神経を整える・内臓のはたらきを助ける・免疫力アップなど、お風呂に入ることで様々な温熱効果が期待できるのです。
お風呂の効果②水圧による効果
お風呂の二つ目の効果は、水圧による効果です。お風呂は温かい「水」ですので、もちろん水圧があります。この水圧は、足に溜まっていた血流を押し戻し、心臓のはたらきや血流の循環を促進すると言われているのです。つまりお風呂には、全身の血行を良くする効果があります。
また、腹部に水圧がかかると横隔膜を押し上げ、肺の容量を減少させる効果があります。これにより、呼吸の回数が増えて心肺機能を高めることもできます。
お風呂の効果③浮力による効果
お風呂の三つ目の効果は、浮力による効果です。皆さんは、プールや海などで身体が自然と浮き上がった経験はありませんか?それは、水に浸かったことにより浮力がはたらいて、体重を軽くしてくれるからです。
湯船に浸かると体重が軽くなるため、体重を支えている筋肉や関節の負担を減らすことができます。これにより、身体の緊張による脳への刺激が減少し、心身ともにリラックスすることができるのです。
お風呂で疲れる理由①温度
お風呂に浸かると、温熱効果・水圧・浮力によって心身ともにリラックスすることができます。ではなぜ、お風呂で疲れることがあるのでしょうか。ここからは、お風呂で疲れる理由についてご紹介します。まず一つ目の理由は、お風呂の温度についてです。
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皆さんは、お風呂のとき何度ぐらいのお湯に浸かっていますか?もし、40度以下のぬるいお風呂に浸かっている場合は、身体が疲れてしまうかもしれません。ぬるいお風呂はリラックスするのには向いていますが、お風呂上りに脱力しやすくなります。脱力感があると、ぐったりして疲れたように感じてしまうのです。
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逆に41度以上の温度が高めのお風呂に入ると交感神経が優位になるため、疲れを感じにくくなります。ただし、熱いお風呂では湯冷めしやすく、風邪の原因になることもあります。お風呂から出た後は、なるべく早く洋服を着るように心がけましょう。
お風呂で疲れる理由②汗をかく
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お風呂で疲れる二つ目の理由は、汗をたくさんかくからです。汗をたくさんかくと体力が消耗してしまうため、疲労の原因になります。また、汗腺が汗でふさがると体内に熱がこもってしまい、体温調節が上手く出来なくなることもあります。長時間のお風呂や熱すぎるお風呂はなるべく避けましょう。
お風呂で疲れる理由③時間
お風呂で疲れる三つ目の理由は、湯船に浸かる時間についてです。湯船に長い時間浸かってしまうと身体のエネルギーが多く消耗されて、疲れやすくなってしまいます。お風呂で疲れるのを避けたい場合は、長時間の入浴は控えましょう。
お風呂で疲れる理由④運動
お風呂で疲れる四つ目の理由は、運動した直後に湯船に浸かるからです。運動をした直後の身体は、筋肉に血液が集まり酸素や栄養の補給をしています。ここで入浴を行ってしまうと、酸素や栄養の補給が十分にできず、身体に負担をかけてしまうのです。
また、運動直後のお風呂は、呼吸数や心拍数の上昇・水圧による心臓への負担も大きいと言われています。運動した直後のお風呂は、なるべく控えるように心がけましょう。もし、運動直後に湯船に浸かりたいのであれば、熱めのお湯は避けてぬるま湯に入るのがおすすめです。
お風呂で疲れる理由⑤一番風呂
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お風呂で疲れる五つ目の理由は、一番風呂です。一番風呂は疲れやすい…こんなことを聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。一番風呂といえば、「さら湯」と呼ばれる一切汚れていない綺麗なお湯が特徴ですよね。このさら湯が疲れの原因になっているかもしれません。
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さら湯である一番風呂は、熱の伝わりが強く血圧が上昇しやすいと言われています。血圧が上昇すると、身体が疲労を感じることがあるのです。また、一番風呂は心臓への負担も大きいため、心臓が弱い方や高齢の方はなるべく避けた方がいいかもしれません。
お風呂で疲れる理由⑥半身浴
お風呂で疲れる六つ目の理由は、半身浴です。皆さんは半身浴を行ったことはありますか?半身浴は美容や健康、ダイエットにも良いとされていますが、疲労の原因になっているかもしれません。半身浴では肩まで湯船に浸からないため、お腹のあたりまでしか身体を温めることができませんよね。肩までしっかり温めることができないと、血行不良の原因になってしまいます。
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血行が悪くなると、肩こり・首こり・疲労の原因につながってしまいます。お風呂で疲れるのは避けたい…という方は、半身浴はなるべく控えるようにしましょう。どうしても半身浴を行いたい場合は、浴室を温めたり首元にタオルをかけたりするなど、肩や首をしっかり温めることが大切です。
お風呂で疲れる理由⑦長時間の全身浴
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お風呂で疲れる七つ目の理由は、長時間の全身浴です。全身浴とは半身浴の逆で、肩までしっかり湯船に浸かる入浴法です。全身浴は悪いことではありませんが、湯船に長い時間浸かりすぎると心臓に負担がかかり、疲労の原因になることがあります。
また、心臓に負担がかかりすぎると息切れを引き起こすこともあります。健康上でも長時間の全身浴はあまりおすすめできません。特に、心臓が弱い方や高齢の方は注意しましょう。
お風呂で疲れる理由⑧食後の入浴
お風呂で疲れる八つ目の理由は、食後の入浴についてです。食後の身体の中は、食べ物を消化するために胃や腸に血液が集まっています。しかし、ここで入浴を行ってしまうと、全身の血行が良くなり十分に胃や腸に血液が集まりません。これにより、消化不良はもちろん疲労にもつながることがあるのです。また、食後すぐの入浴は胃もたれの原因にもなります。食後は30分ほど時間を空けてから、入浴するように心がけましょう。
お風呂で疲れる理由⑨飲酒後の入浴
お風呂で疲れる九つ目の理由は、飲酒後の入浴です。酔っているときに入浴を行ってしまうと、身体が体温を上手く調節できずに体調不良や疲労を起こすことがあります。さらに、温かいお湯に浸かると酔いが悪化することもあるため、思わぬケガにつながることもあります。安全な入浴のためにも、飲酒後の入浴はなるべく控えるようにしましょう。
まとめ
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いかがだったでしょうか。今回は、お風呂で疲れる理由についてご紹介しました。お風呂で疲れるのには、様々な理由があったんですね。何だか最近お風呂が疲れる…と感じている方は今回の記事をきっかけに、お風呂の入り方を一度見直してみてはいかがでしょうか。