ワセリンでまつげを伸ばす?
ワセリンでまつげを伸ばすことができると、SNSで評判となっているようです。そのうわさ?を信じてせっせとまつげにワセリンを塗っている人も多いようです。まつげを長くしたいと思っている人がいかに多いかということですね。確かにまつげの長い人は素敵ですよね。特にまつげの長い女性は可愛く見えます。そのために昔からつけまつげが流行っっていました。目の上にも下にもバッチリつけまつげをしている人もいましたね。最近はそこまでの人は見かけなくなりましたが、それでもまつげの長い可愛い顔に憧れるようです。
まつげにワセリン塗ってたら本当に伸びてきた。すげーなワセリン
— けゐこ (@KusedK) October 5, 2015
ワセリンまつげに塗ったら伸びた…
— ま〜! (@snow_3925) November 30, 2015
@cherry_fx ワセリンですか~凄い(^o^) まつげ美容液はエクステしてるから塗り塗りしてますが、おかげでまつげが丈夫ですよ(笑) ワセリンは安いし肌に優しいから、いいですね
— おじゃる(*^▽^*) (@duffy_duffy_7) March 14, 2013
実際に『ワセリンまつげ』が効果があったという人もいるようですが・・・。本当にワセリンでまつげを伸ばすことができるのでしょうか?ワセリンとまつげの関係を調べてみましょう。
そもそもワセリンにまつげを伸ばす効果があるの?
ワセリンには優れた保湿効果があります。肌にワセリンを塗ると、ちょうど蓋をするような感じでその肌の水分を逃さないようにしてくれます。ワセリン自体には保水の成分は入っていませんが、化粧水などで保水をした後にワセリンを塗れば、その水分を逃さず、その結果潤った肌になるのです。そんな理由からこのワセリンの効果を利用して、化粧下地にワセリンを塗ったり、乾燥して乾いた唇にリップクリーム代わりに使ったりします。傷んでパサパサになった髪にワセリンを塗って潤いのある髪にしたりと、ワセリンの使い方は多種多様です。
しかし、ワセリンには髪を伸ばす効果はありません。同じ理由で、まつげを伸ばす効果もワセリンにはないでしょう。
事実、ワセリンでまつげを伸ばす医学的な根拠は全くないのです。
ワセリンでまつげが伸びたというのは嘘?
それでは、ワセリンでまつげが伸びたという話は全くの嘘なのでしょうか。嘘だとしたらどうして実際にまつげが伸びたという人がいるのでしょう。
その理由は、ワセリンの保湿効果にあるようです。乾燥した目元は痒くなることもあって、目をゴシゴシこすってしまうかもしれません。そしてまつげが抜けてしまうのです。その目元にワセリンを塗れば、残っている水分に蓋をして、目元が潤った感じになります。目をこする回数も減って抜けるまつげも少なくなります。
まつげが伸びる理由がもう一つあります。ワセリンには、保湿効果と同時に埃や雑菌などの外部の刺激から肌を守るという効果もあるのです。ワセリンをせっせとまつげに塗っていくうちにそのワセリンによって目元が守られてきた可能性があります。そんな2つの理由から結果としてまつげが濃くなり、長くなったように感じたのではないでしょうか。誰も嘘を付いているわけではなく、そんなふうに見えたのでワセリンでまつげが伸びたと錯覚したのだと思います。
ワセリンをまつげに塗る危険性
嘘から出たまことではないですが、目の保湿や根元ケアの意味ではワセリンを目元に塗るのは良いことかもしれません。しかし、危険なこともあります。
ワセリンは副作用の少ないものですが、まつげに塗ろうとするあまり、うっかり目の中に入れてしまうと危険です。中にはプロペトという純度の高いワセリンがあって、眼科でも使用するのですが、それでも目の中に入れることはありません。あくまでも目元に使ういうことなので、目の中に入ってしまうと炎症を起こしてしまいます。目の中に入ったと思ったらすぐに洗い流して下さい。何か危険があったらでは遅いですよ。
右目すごく充血
— 🍣ᔆᵘᙚᑋⁱ🍣 (@kagarin126) March 18, 2015
ワセリンまつげにぬったら目の中にはいったからかな
ワセリンがまつげダニのエサになる?
まつげダニという危険をご存知ですか?顔ダニの一種ですが、日本人の5人に1人はまつげの毛穴の中に潜んでいるというのです。足が8本あり体長0,1〜0,4ミリほどの身の毛もよだつ虫がまつげの中に隠れているのです。もちろん、肉眼では見えませんが、そんなダニがまつげの中でうようよと動いていたら嫌ですよね。嫌なだけではなく、そのために炎症を引き起こしたり、かゆみを伴ったりと目にいろいろな悪さを働きます。
そんなダニは人間の皮脂が大好きです。皮脂で汚れた顔はダニの良い餌場です。
それだけではなく、ワセリンの油分もダニの格好の餌となるのです。
まつげにワセリンを塗っていると、それを餌にして、ダニが繁殖することも考えられるのです。ワセリンをまつげに塗ることは危険なんです。
まつげダニが繁殖すると、目が痒くなったりまつげにフケが出たりします。また、大切なまつげが抜けてしまったりして、なんのためにワセリンを塗っているのかわからなくなってしまいますね。
ワセリンでまつげの保湿をする
ワセリンでまつげを伸ばすというのは嘘だとわかりましたが、まつげの保湿という理由ならワセリンを塗るのも良いのかもしれませんね。ワセリンで目元の乾燥を抑え、まつげの抜け毛予防にも役立ちます。まつげをケアするのでしたらワセリンもOKかもしれません。まつげをケアすることでまつげを健康にすることにつながり、育ちやすい環境にしてくれます。まつげの生育をフォローすることになり、その結果まつげを増やしたり、伸ばすことになるかもしれませんね。
まつげにワセリンを塗るときは
ワセリンをまつげに塗るときにはまずは衛生面に気をつけましょう。じかに指で塗るのではなく、綿棒を使って塗るのが良いですね。ワセリンを少量綿棒にとって一本一本丁寧に塗りましょう。必要以上にワセリンを塗ることのないように、本当に少しで良いのです。マスカラをつけるときのようにほんの少しずつ塗っていきます。最後につけすぎたワセリンをティッシュで軽く拭き取ると良いでしょう。ワセリンを目に入れないように気をつけてくださいね。
まつげにはワセリンよりも美容液がベスト
ワセリンはまつげ専門の美容液ではないので、栄養成分は入っていません。やはりまつげを伸ばしたいのなら専門の美容液が良さそうです。確かにお値段はワセリンよりもはるかに高いですが、まつげを育てる美容成分もたっぷりと入っています。まつげ専用なので、塗りやすさもあります。効果を実感している方も多いので、まつげのケアには最も良い方法だと思います。
まつげに必要な栄養を与えるためにも、やはり美容液がおすすめです。
まつげ美容液の使い方
まつげ美容液の使い方は、洗顔後が最も効果的です。洗顔して毛穴の汚れをしっかりとった後に美容液をつけると栄養分を吸収しやすくなりなります。また、寝ている間に美容液の栄養成分が浸透していくので、夜の洗顔後につけるのも良いですね。せっかくの栄養分ですので、最大限に利用したいですね。
まつげ美容液は基本的に毎日使うものです。そのため、コスパが良いものが一番です。頑張って初めに高価なものを買ってしまうと後が続かなくなるので意味がなくなってしまいます。
自分に合ったものの中でコスパが良いものを選んで使いましょう。
まつげをケアして健康な目元にすることが一番
ワセリンをまつげに塗るメリット、デメリットがそれぞれありました。まつげダニはワセリンを塗る、塗らないに限らず、不潔にしておくと繁殖するので気をつけたいものですね。
また、まつげにワセリンを塗る理由のひとつに、目元のケアがありました。まつげを気にすることで、目元のケアに意識が向けば、それはそれで、ワセリン効果があったということですね。ワセリンでまつげが伸びることはないというのは少しがっかりですが、まつげを乾燥から守ったり、ケアすることで健康な目元にすれば、まつげが抜けることも少なくなり、増えたように感じるのでしょう。食事にも気をつけて、規則正しい生活に心がけることで目元が健康になり、まつげを伸ばすことにもなるのではないでしょうか。まずは健康が第一ですね。