tシャツにアイロン、かけていますか？
夏になるとtシャツの出番が増えますよね。そんなtシャツですが、みなさんは洗濯した後アイロンをかけていますか？tシャツは基本的にアイロンをかける必要はないので、アイロンをかけない方が多いのではないでしょうか。しかし、洗濯後のtシャツは、気を付けて干してもシワができてしまうことが多いですよね。そこで、tシャツにもアイロンをかけると、パリッとした見た目になり、まるで新品のようなtシャツになります。この記事では、アイロンがけの基礎知識や、tシャツのアイロンのかけ方、おすすめのアイロンの温度などをご紹介していきます。tシャツへのアイロンのかけ方を知って、綺麗なtシャツで夏を過ごしましょう！
tシャツのアイロンがけ―アイロンがけの基礎知識①取り扱い絵表示
tシャツにアイロンのかけ方の前に、アイロンがけの基礎知識について勉強しましょう。アイロンがけに関してはもうすでに知っている方が多いと思いますが、復習のつもりでアイロンがけについて知っていきましょう。
まず、アイロンをかけたい衣類の取り扱い絵表示を確認しましょう。アイロンのマークに黒丸がある、もしくは高、中、低のどれかの文字がある場合はアイロンがけが可能です。高、中、低はそのまま温度の意味ですが、黒丸も温度を表しており、1つなら低温、2つなら中温、3つなら高温でアイロンをかけることが可能です。また、アイロンのマークの下に波線がある場合は当て布をしてアイロンをかける必要があります。アイロンのマークにバツ印がついているものはアイロンがけができないので、取り扱い絵表示をしっかり確認してくださいね。
tシャツのアイロンがけ―アイロンがけの基礎知識②必要なもの
アイロンがけに必要なものは、アイロン、アイロン台、霧吹きです。取り扱い絵表示を確認して、当て布が必要であれば当て布も準備してください。当て布は綿素材の薄いハンカチなどで、サイズの大きいものだとアイロンがけがしやすいです。アイロンはコード付きのものとコードレスのものがあります。コード付きのものはコードが邪魔だと感じるかもしれませんが、コードレスのものは蓄熱する必要があります。あなたが使いやすいと思う方を選んでください。アイロン台は脚がついているものだと、アイロン台に服を着せるように置いてアイロンがけをすることができるのでおすすめです。霧吹きはシワを伸ばすために使用します。シワのある部分に霧吹きをかけて湿らせてからアイロンをかけましょう。
tシャツのアイロンがけ―アイロンがけの基礎知識③スチームとドライ
アイロンにはスチームとドライという設定があります。スチームは、服に水を含ませることでシワを伸ばしやすくします。霧吹きとの違いは水の粒子の大きさです。スチームは霧吹きよりも非常に小さい粒子の水を出すことができます。つまり、水を吸いにくい素材の服にアイロンをかける際は、スチーム機能を使うとシワを伸ばしやすくなります。ドライ機能は、アイロンの熱によって服のシワを伸ばしていきます。服の上を滑らせるだけでなく、少し押さえるようにすると綺麗にシワを伸ばすことができます。スチームはウールなどの素材の服、ドライは綿や麻などの素材の服に使うと良いです。素材によってスチームとドライを使い分けましょう。
tシャツのアイロンがけ―アイロンの温度
アイロンがけの基礎知識を学んだので、ここからは実践していきましょう。まず、アイロンをかけたいtシャツの取り扱い絵表示を確認します。tシャツの多くは綿素材なので、底面温度200℃を限度として高温でアイロンがけをするのがおすすめです。中温は底面温度150℃が限度、低温は底面温度110℃が限度でスチームなしの仕上げです。オーソドックスな綿素材のtシャツは丈夫なので、高温でアイロンをかけることができます。温度が高いほどシワを伸ばす効果も大きいです。もちろん、綿以外のtシャツもあるので、取り扱い絵表示をきちんと確認してくださいね。綿100％のtシャツは、シワがひどくない場合はスチーム、シワがひどい場合は霧吹きを使って水を染み込ませ、シワを伸ばしやすくしましょう。
tシャツのアイロンがけ―かける順番
tシャツは左右に伸びやすく、上下に伸びにくいので、上下にアイロンをかけていくことを意識しましょう。アイロンをかける際は面積の小さい部分からかけていくのがおすすめです。tシャツの場合は袖からアイロンをかけましょう。裏側からもアイロンをかけると、よりシワが伸ばせます。両袖にアイロンをかけたら、次は身頃にアイロンをかけます。身頃にアイロンをかける際は、先にアイロンをかけた部分がシワにならないように気を付けてくださいね。また、縫い目の段差にも注意をしておかないと、シワの原因になってしまいます。ボタンなどの装飾がある場合もシワの原因になるので、注意してアイロンをかけましょう。服が冷めるまでの間に形が決まっていくので、アイロンをかけたらすぐにしまわず、tシャツが冷めるまで待ってから収納しましょう。
tシャツのアイロンがけ―プリントのあるtシャツ
プリントのあるtシャツの場合は、プリントが変色したり溶けたりしないよう、プリントの部分に当て布をしてアイロンをかけましょう。刺繍がある場合も当て布を使い、アイロンが直接触れないようにするのが良いでしょう。また、色の濃いtシャツは、アイロンをかけるとテカってしまうことがあります。テカりを防ぐために、色の濃いtシャツにアイロンをかける際は当て布を使いましょう。100円ショップではメッシュ素材の当て布も販売されているので、それを使ってアイロンをかけるのも良いでしょう。メッシュ素材の当て布は、当て布を使用しながら服にシワがないかどうかを見ることができるので便利です。
tシャツのアイロンがけ―シワを防ぐ洗濯方法
tシャツにアイロンをかけるのは思っていたより簡単だったのではないでしょうか。しかし、できるだけシワがない方がアイロンがけもしやすいですよね。tシャツのシワを防ぐ洗濯方法もご紹介しておきます。tシャツのシワを防ぐには、tシャツを裏返して洗濯することが効果的です。プリントのあるtシャツは裏返すことによってプリント部分の痛みを軽減できます。さらに、裏返したままアイロンをかけると、プリント部分に当て布を使用する必要がなく、より簡単にアイロンをかけることができます。また、洗濯の際に柔軟剤を使用したり、干す際にシワを伸ばしたりしておくと、シワを防いでアイロンがけがより簡単になります。
tシャツのアイロンがけ―洗濯のり
tシャツをさらにパリッとさせたい場合は、洗濯のりを使うのがおすすめです。スプレータイプの洗濯のりが販売されており、アイロンがけの際に霧吹きの代わりに使うと、手軽にパリッとした仕上がりにできます。スプレータイプの洗濯のりを使う際は、全体に洗濯のりがかかるよう、tシャツから離してスプレーしましょう。
tシャツにもアイロンをかけましょう！
アイロンがけの基礎知識、tシャツへのアイロンのかけ方、tシャツにアイロンをかける際のおすすめのアイロンの温度などをご紹介してきました。tシャツへのアイロンのかけ方はシンプルなので、これまでtシャツにアイロンをかけたことがなかった方も、tシャツにアイロンをかけたくなったのではないでしょうか。今回のかけ方をご参考に、ぜひtシャツにもアイロンをかけて、新品のようなtシャツでおしゃれを楽しんでくださいね！
