楽しいアウトドアの季節がやってきました!
春から秋にかけての季節は、山や川などでのBBQやキャンプ、海での海水浴などのアウトドアに最適なシーズンですよね。アウトドア用のファッションや水着選びも楽しくってウキウキしちゃいますよね。しかし、ファッションと同時に忘れてはいけないのが、アウトドアでは、日焼け対策と同時に虫刺され対策も万全に行っておきましょう!
虫除けスプレー必須のアウトドア
海での海水浴は、砂浜に太陽光が反射し、日差しを遮ってくれるものが少ないためいつもより日焼けしやすくなっております。また、川や山でのBBQやキャンプでは、普段の生活ではあまり見かけないような虫たちもたくさんいるため、しっかりとした虫除け対策の準備が必要になってきます。
市販の虫除けスプレーの効果は?
市販の虫除けスプレーには、虫が嫌う匂いなど忌避効果成分が含まれていることで、虫を寄せつけない仕組みになっているようです。市販の虫除けスプレーの効果時間は製品によってさまざまですが、肌に直接スプレーするものであれば2時間~4時間程度の効果があるものが一般的と言われています。
アロマオイルなどで虫除けスプレーを手作りできますよ
市販の虫除けスプレーは苦手という方にもおすすめ
市販の虫除けスプレーは効果があるのはわかっているけれど、少しベタついていたり、虫除けスプレー特有の匂いがついていたりして苦手な方も多いのではないでしょうか。
また、市販品ですと虫除けスプレーのサイズが大きいものが多く、ワンシーズンで使い切ることはできないかもしれません。そんな方には、手作りの虫除けスプレーを自作してみてはいかがですか?
一般的に、虫が嫌いとされている香りの成分を含んだアロマオイルを使って、自宅で手軽に虫除け効果のあるスプレーを自作することが出来ますよ。
虫除けスプレーとして効果があるアロマの種類
アロマオイルには、たくさんの種類があり、どのアロマオイルを使っても虫除けに効果的というわけではありません。虫が嫌いとされている成分を含んでいるアロマオイルを選ぶことが必要です。
【アロマオイル】ハーブ系
ハーブ系のアロマオイルの中で虫除けに効果があると言われているのは、ペパーミントが代表的です。蚊やノミ、ダニなどに効果があると言われていますよ。
【アロマオイル】柑橘系
柑橘系のアロマオイルでは、レモンユーカリや、レモングラスのアロマオイルが代表的です。防虫効果のあるアロマオイルとしてレモンユーカリやレモングラスの名前がよく挙がっているほどです。レモンユーカリや、レモングラスはどちらも蚊を寄せ付けないとして効果があります。またレモングラスは蚊のほかにも、ノミやコバエにも効果があると言われていますよ。
【アロマオイル】フローラル系
アロマオイルの中でもフローラル系のアロマで防虫効果があると言われているのが、ゼラニウムやラベンダーが代表的です。特にラベンダーのアロマオイルは、蚊、ノミ、ゴキ○○、アリにも効果があると言われています。フローラル系の中でもラベンダーのオイルは市販でも販売されているため手に入りやすいですよね。
【アロマオイル】樹木系
樹木からとれるアロマオイルで防虫効果があるといわれているその代表がティートゥリー(ティーツリー)。ティートゥリーオイルは蚊に対して効果があると言われています。他にも、衣類の虫を防ぐアロマオイルとして、シダーウッドやカンファーというアロマオイルが有名ですよ。
ちなみにアロマオイルの注意点ってある?
防虫に効果のあると言われているアロマオイルの紹介をしましたが、アロマオイル(精油)は、非常に高度に濃縮されている液体です。アロマオイル1滴には、その何倍の重さを持つハーブなどのエキスが濃縮されており芳香成分が大変強くなっております。そのため、無知識のまま使用すると、人体にも影響がでてしまうこともあります。アロマオイルそれぞれの特性をよく知ってからの使用をおすすめします。
アロマオイルは「エッセンシャル」と記載があるものを使って
アロマオイルは、現在100均などでも販売しておりますが、虫除けスプレーとして使用する場合は、エッセンシャル(精油)と表示されているものを使用して下さい。エッセンシャルオイル(精油)は成分100%のものを示しています。また、エッセンシャル(精油)と表示のされていないものは合成香料などが含まれていることがあるため、防虫効果も薄くなってしまいます。
小さなお子様や赤ちゃんには使用しないでください
アロマオイルは、ハーブなどのエキスが濃縮された液体です。そのため、原液のままお肌につけるといったことは絶対にしないで下さい。基本は、キャリアオイルなどで1%以下に希釈して使いますが、小さなお子様や、赤ちゃんなどには絶対に使用しないで下さい。また、同時にお肌が敏感なときや、お肌が弱い方の使用は避けてくださいね。
ペットの居る家庭では使用は避けて!!!
アロマオイルの注意点ですが、小さなお子様や赤ちゃん、お肌の弱い方の使用には注意が必要ですが、ご家庭でペットを飼っている方の使用には、大変注意が必要です。
特に『猫ちゃん』にとっては毒物になってしまいます。
犬や、猫は、人間よりも嗅覚が大変優れていると言われています。そのため、人間であるわたしたちにとっては、あまり香ってこないと感じていても犬や猫にとっては敏感に匂いを感じ取ってしまい刺激にもなってしまいます。
一番の理由は、猫の肝臓の機能が犬や人間の肝臓と少し違うからです。肝臓の重要な働きのひとつに、解毒があります。肝臓は体にとって有害な物質を無害な物質に変化させています。猫の肝臓には、重要な解毒機構のひとつであるグルクロン酸抱合がないことがわかっています。そのため本来グルクロン酸抱合で分解されるべき精油の一部の成分が、解毒できず、体に溜まって悪影響を与えているのです。同様に、グルクロン酸抱合の能力が弱いとされるフェレットでも、精油の毒性がでやすいことが分かっています。
犬や猫といったペットがいるご家庭では、アロマテラピーを始め、アロマを使った虫除けスプレーの使用自体をしないということが、大事なペットの命を守ることに繋がります。
手作り虫除けスプレーの作り方
手作りのアロマ虫除けスプレーを作るには、虫除け効果のある精油、無水エタノール、精製水、ガラス性スプレーボトルを使用して作ることが出来ます。無水エタノールや、精製水はドラッグストアなどでも購入することが出来ます。また、ガラス製のスプレーボトルは、ガラスでできた香水のアトマイザーなどを代用して使用することも可能です。
また、スポイトなどを用意しておくと、無水エタノールや精製水を計りやすくなりますので用意しておくと良いかもしれません。無水エタノールは、引火しやすいため、使用の際は火のないとこで使用して下さいね。また保存の際も、冷暗所かつ、お子様の手の届かないところで保管して下さい。
手作りアロマ虫除けスプレー作り方
スプレー容器に無水エタノールを、5mlいれ、お好みの精油を5~10滴いれ、容器をよく振って混ぜます。次に、精製水を45mlいれ、再度よく振ってしっかりと混ぜ合わせたら完成です。
虫除けスプレーとして使用したいところに、お肌から10cm以上話してから、スプレーして使用してくださいね。
手作りアロマ虫除けスプレーの注意点
虫除けスプレーは必ずパッチテストを行って
手作りのアロマ虫除けスプレーですが、稀にお肌に刺激となってしまい赤みや炎症などを起こしてしまうことがあります。使用の際は、一度パッチテストを行ってからの使用をおすすめします。
虫除けスプレーは粘膜には使わない
手作りのアロマ虫除けスプレーも、市販の虫除けスプレーと同様、粘膜部分などにはかからないように注意して使用して下さいね。小さなお子様などに使用する際は、タオルなどのお子様の持ち物にスプレーするのもおすすめです。その際は、お子様の口に入らないように注意をしてくださいね。
終わりに
簡単に手作りできるアロマ虫除けスプレーですが、香りがなくなってくると虫除け効果が薄まってしまいますので適度スプレーを振りかけ使用するのをおすすめします。また、手作りの虫除けスプレーは、一度の使用で使い切るか保管の際は2週間程度で使い切るように使用してくださいね。