ひとり暮らしのお金の内訳が知りたい!
ひとり暮らしを始めるとなると、色んなお金がかかってきます。どれくらいかかるのかという計算をしたい時に、平均的な内訳があるととても参考になりますよね。そんな内訳も社会人と学生で収入や家賃などが代わってきますから、それぞれで調べてみました。これからひとり暮らしを始める人、すでに始めているけれど自分の生活費に関して色々と見直しをしたい人も参考にしてみてはいかがでしょうか?では、学生、社会人別のひとり暮らしにおけるお金の内訳をそれぞれ解説していきます。
ひとり暮らしのお金の内訳 学生の場合 1.生活費
大学や専門学校への進学を期にひとり暮らしをするという学生の場合の月々の生活費は一体どれくらいなのでしょうか?調べてみたところ、大学生の男性の場合は一か月に12万3千円程度、大学生の女性の場合は10万9千円程度が平均であるということが分かりました。男性の方が1万4千円近く多くかかるということが分かりますが、どうしてこのように差が出てしまうのでしょうか?
大学生の男性の方が支出が多くなる理由としては、自炊ではなく外食する機会が多くなることや、友人たちとの飲み会を自宅などで行う頻度などによる食費などが大きい可能性があります。夜遅くまで飲み会などをすることで電気代などもかかりますので、生活費の支出を多くしている可能性は高いでしょう。女性の場合はひとり暮らしを切欠に自炊をする、という人も多くいたり、生活費をある程度節約して服や交際費などに回す人もいますので、そうした面からも生活費の支出が抑えられていることもある可能性は高いです。
ひとり暮らしのお金の打ち分け 学生の場合 2.家賃
ひとり暮らしのお金の計算をする上で重要なのが家賃です。ひとり暮らしの内訳の中でも特に大きい金額の部類に入るこの家賃ですが、学生の場合の平均家賃は基本的な家賃の平均よりもずっと安いところであるということが多いようです。では大学生の平均家賃を見てみましょう。
10代の平均家賃は5万2千円程度ですが、職業別の学生で見てみると家賃の平均は4万7千972円になります。これは高校卒業後などに就職した人などが10代の枠に入り、家賃平均を上げていることが関係していると思われます。大学生や専門学校生の場合この4万7千972円を増減する程度が家賃の平均となります。大学生や専門学校生ともなるとバイトなどで収入を得ることも多くなりますが、それ以上に友達との付き合いや気ままな旅行、サークル内での飲み会なども出てくるため交際費などがどうしても増えてしまいます。自分の趣味やそうした交際費のためにある程度設備が整いつつも安いところに決めているという人が多いことが分かりますね。
ひとり暮らしのお金の内訳 学生の場合 3.食費
ひとり暮らしを始めると自炊をしつつも時折面倒になってコンビニなどで弁当やカップ麺などを買うことも少なくありません。しかし、そのためなのか10代の食費の平均は2万9千円を超えており、学生になると2万5千389円になります。年齢関係なく計算された食費の平均金額は2万7千円程度ですので、10代の場合は平均を大きく上回っているのが分かります。
10代の食費の平均が、年齢関係なく計算して出された食費を上回る原因は付き合いによる外食の多さにあるでしょう。疲れて帰ってきて、自分で食事を作る気力も無く適当に買って済ませてしまうということも多いというのもありますが、主に昼食を外出して食べているという人が多いのではないでしょうか。レストランや食堂などで食べることで、高い外食の食費がかかってしまいますから、10代の平均食費がどうしても高くなりがちです。反面、大学生の食費が意外と低いのは大学内の食堂など、低価格なところで済ませている、または弁当をきちんと作ることで外食を控えるようにしている人が多いからだと予想されます。
ひとり暮らしのお金の内訳 社会人の場合 1.生活費
学生の場合のひとり暮らしにおける大体の内訳が分かったところで、次に社会人に移ります。社会人の場合収入が学生よりも多くなるため、その分生活費などは大きく変動し、一か月における生活費の平均は男性が13万6千円程度、女性が14万1千円程度になります。学生と違って今度は女性の方が多く出費することになった生活費のそれぞれの違いは一体何なのでしょうか?
社会人になると女性の場合はいろんなものにお金がかかるようになることが増えてきます。仕事用の服やパンプスなどの靴、バッグなどのほかにメイク用品やスキンケア用品ととにかく気を付けておかなければならないことや、仕事上どうしても必要不可欠な物も多くなります。また社会人になって給与なども安定したことで交際費なども増えてしまうため、男性よりも出費が増えてしまう、ということはあるでしょう。ほかにも給与関係が安定したことで、よりセキュリティなどがしっかりとしたところへ引っ越したことで家賃が高くなったなどのことも関係してくる可能性は高いです。
ひとり暮らしのお金の内訳 社会人の場合 2.家賃
学生の場合の家賃平均は意外と安い印象を受けましたが、社会人の場合はどうなっているのでしょうか?調べてみたところ20代の平均家賃が5万4千円程度ですが、職業別の場合社会人の平均は5万8千円程度になっていました。社会人は10代から30代まで幅広いというのもありますが、大体が平均家賃の5万5千円を増減した程度の家賃だというのが分かります。
家賃は主に手取りの30%程度が適正であると言われていますが、それでもなるべく安いところに住んで他のことにお金を掛けたいという人も多いようです。特に男性の場合は社会人になったことで自分の車を持つことや、自分の趣味にかけるお金を計算してやりくりすれば可能になりますので、そうした面からもなるべく安いところで済ませたいという考えの人も多いようです。反面女性は安心して暮らしたい、というところからセキュリティがしっかりしている所へ引っ越したり、好みの部屋へ新たに引っ越したりすることもありますので、計算された平均の家賃よりも、現在の家賃が高くなってしまう人もいます。
ひとり暮らしのお金の内訳 社会人の場合 3.食費
最後に食費の平均金額についても見て行きましょう。年代別の計算された平均の食費だと、20代の場合は2万6千円程度が平均になりますが、職業別で社会人の枠組みで見てみるとなんと3万円を越えてしまうのです。学生よりも5千円近く上回る平均金額は社会人だからこそ、ともいえるでしょう。
社会人になると否応なしに増えるのが外食です。会社に出勤して、昼食を外のレストランなどで済ませる人は多いですし、コンビニなどでカップ麺や弁当を購入する人もいるでしょう。もちろんお弁当を持参している人も中にはいるでしょうが、それ以上に外食する機会に恵まれすぎているのが社会人です。昼食だけでなく、夕食も会社の付き合いや同僚に誘われて食べに行く人もいることからも、高い食費に関してはある意味納得の一言です。
ひとり暮らしのお金を節約するには 1.自炊する機会を増やす
内訳を見てみるとちょっとしたことで高くなりがちなのが食費です。外食する機会に恵まれる社会人の場合はこの食費を少し節約するだけで趣味の費用に回したり、貯金に回したりすることもできます。夕食の外食を断るのが難しい、ということもあるでしょうから、まずは昼食を自炊したお弁当などに変えてみることから始めてみると良いでしょう。学生の場合は外食をなるべく控えて、サークルや友達からの誘いを受ける回数に制限をかけてみると良いかもしれません。どうしても飲みたい場合は自分の部屋や友達の部屋で宅飲みなどに変更してみてはいかがでしょう?
ひとり暮らしのお金を節約するには 2.買い物はコンビニを利用しない
コンビニは食品から生活用品までそろっていて、おまけに夜遅くも開いているためとても便利なため、よく利用するという人も多いでしょう。しかし、コンビニの生活用品などはどうしても価格が割り高で、スーパーやホームセンター、ドラッグストアなどで購入するよりもお金がかかってしまいます。生活用品などで必要な物が出てしまった時には、なるべくコンビニなどではなくスーパーやホームセンターなどを利用して安く済ませるようにしましょう。コンビニで買い物をするとついついあれもこれも、と購入してしまいがちです。余計な出費をしてしまわないように、コンビニの利用は最低限に控えてみましょう。
ひとり暮らしのお金の内訳を把握して、自分の生活費を見直そう
学生と社会人のそれぞれのひとり暮らしのお金の内訳について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?今回取り上げたのは年代や職業などで大きく変動するものでしたが、このほかにもガス代や水道代、電気代などもひとり暮らしではかかってきます。一度計算し直して自分の生活費を見直すときにはそれらを全部合わせて平均と比較しながら、節約できるところはしていくと余裕がある、心情的に楽な生活になります。気にしていなかった内訳を一度確認してみてはいかがでしょうか?