カーテンの種類、いくつ分かりますか?
カーテン、と一言で言っても、近年は単なる布製のものだけでなく、色々な特徴をもったものも多く販売されています。
その名前や特徴、選び方のポイントなど、ちゃんと把握していますか?
カーテン次第で部屋の雰囲気も変わりますし、部屋の温度も変わってきます。室内でより快適に過ごすためには、選び方も重要。一度、カーテンをじっくり吟味してみてはいかがでしょうか。
カーテンを含む、窓周辺の装飾全般のことを、インテリア業界では「ウィンドウトリートメント」と呼んでいます。
そんな「ウィンドウトリートメント」には、ブラインドやロールスクリーンも含まれます。それは、より具体的にみていきましょう。
なお、ここからは厳密言うと「カーテンの種類」ではないものもあるかと思いますが、伝わりやすさを重視して、同じ表記で統一させていただきますね。
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カーテンの種類①:ダブルカーテン
厚手のカーテン(ドレープ)と、薄手のレースカーテンを組み合わせたものの名前が、ダブルカーテンです。
一般的に「カーテン」と言われると、多くの人が思い浮かぶのは、この形式のカーテンだと思います。既成品でも色々なサイズ・色柄のものが販売されていますので、選択肢が豊富なのが特徴です。
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このダブルカーテンの選び方としては、やはり部屋の壁紙や家具など、他のものとの配色を考えましょう。家具に合わせて選ぶのか、他のものをシンプルにしてカーテンでインパクトを出すのか、等、活用法は様々。
近年は遮光カーテンや遮熱カーテンなど、プラスアルファの機能がついているものも増えています。これらの特徴を考慮して、どの部屋にどんなものをつけるのか、選び方を考えましょう。
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一方のレースカーテンは色あせしにくく、お手入れしやすいのが特徴です。レースカーテンの中には室内の目隠しをしてくれるものもありますが、実物を確認して、どれくらい見えにくくなるのかを確認してからつけるようにしましょう。
カーテンの種類②:ロールスクリーン
最近、一般の住宅にも増えている印象なのが、布を上で巻き取ってスッキリ見せてくれるロールスクリーンです。
ロールスクリーンの特徴は、窓だけでなく、部屋の間仕切りや収納の目隠しとしても使いやすいところではないでしょうか。
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例えば、洗面所と脱衣所を区切ったりなど、普段は続きで使っている空間を簡単に仕切ることが出来ます。近年はカラーバリエーションも豊富になっているので、色々な使い方が出来ますよ。
スッキリ見せたい洋室や、和モダンに見せたい和室などにおすすめです。窓のサイズをちゃんと測って、格好悪く見えないものを選んでくださいね。
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カーテンの種類③:ブラインド
ロールスクリーンが台頭するまで、ダブルカーテン以外の目隠しを聞かれると、ブラインドという名前が出てきていました。
ブラインドは、スラットと呼ばれる羽根が組み合わさって出来ています。このスラットの材質によって、見た目なども変わってきますね。
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私達がよく目にしている樹脂製のブラインドは、「ベネシャンブラインド」という名前です。ユニットバスでも使えますが、見た目が安っぽくなってしまったり、自宅なのにオフィスのような雰囲気になってしまうかもしれないので、使う際には周囲とのバランスを考えましょう。
ウッドブラインドはスラットが木で作られているので、重厚感と存在感を出せる特徴があります。アジアンテイストの部屋や店舗におすすめです。
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また、アルミ製のブラインドは、近代的でシャープな印象にしてくれますね。シックに統一した室内におすすめです。
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カーテンの種類④:縦型ブラインド
よく見るブラインドは、スラットが横に並んでいますが、縦に並んでいるタイプもありますね。
出窓や腰窓よりも掃出し窓に使われることが多いのが特徴です。これは、普通のブラインドと比べても出入りがしやすく、使いやすいからです。
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また、光の調整もしやすく、縦に入り込む光が高級感を演出してくれます。リビングや客間におすすめです。
ただし、これはブラインド全般に言えることなのですが…ブラインドにはカーテンほどの遮熱性や遮音性はありません。特に冬場の暖房の効き方に差が出ますので、導入するかどうかは、家の構造や建材なども含めて総合的に判断してくださいね。
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カーテンの種類⑤:シェード
ロールスクリーンと混同されやすいのが、シェードではないでしょうか。
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シェードは生地を水平に畳みながら、上下に昇降させて使います。ロールスクリーンは巻き取りますがシェードは折りたたんで収納していくので、ロールスクリーンよりも上げ下げに手間がかかる印象ですね。
そのため、頻繁にあけない小窓に使うのがおすすめです。
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カーテンの種類⑥:プリーツスクリーン
近年使用が増えているこのタイプは、プリーツスクリーンという名前だって知っていましたか?
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和室・洋室、どちらにも合わせられるデザイン性の高さが大きな特徴です。また、その素材も和紙や不織布など様々で、色だけでなく質感も含めてインテリアの1つとして楽しむことが出来ますよ。
また、プリーツスクリーンの断面を蜂の巣状にしたものは、ハニカムスクリーンという名前です。ハニカムスクリーンになると断熱性がかなり向上しますので、寒がりの人や北側の部屋などにおすすめですよ。
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カーテンをつけることでどの種類の効果を得られるの?
カーテンを含むウィンドウトリートメントをつけることで、窓、及びその窓に面している室内には、どんな効果が得られるのでしょうか。
知っているつもりで見落としているポイントがあるかも。主なポイントを改めておさらいしておきましょう。
効果①:自然光を調整出来る
何と言っても、窓から入ってくる自然の光を調整することが出来ます。
光を多く入れたいときは、ドレープをあけてレースのカーテンのみにしたり、光を遮りたい時は、ドレープカーテンも一緒にしめたり、と、状況に応じて簡単に使い分けることが出来ますね。
効果②:視線を調整出来る
窓が道沿いに面していたりする場合は、家の中を見えにくくするようなカーテンを使うと、外からの視線をカットすることが出来ます。
最近はミラーレスカーテンという名前で、紫外線なども含めて全面的にカット出来るカーテンも販売されています。
効果③:遮熱、遮音効果がある
カーテンを含むウィンドウトリートメントをつけることで、直射日光を遮るだけでなく、冬は外からの冷気もシャットアウトしてくれます。
窓は外と接していて、開け閉めをすることが出来る場所でもあるので、外からの空気はカーテンで調整しましょう。
カーテンやプリーツスクリーンは遮熱性に優れているものも多いですが、ブラインドはあまり期待出来ないので、どの部屋に何を設置するのか、選び方も大きなポイントになります。
また、最近は遮音効果の高いカーテンもありますので、大音量で音楽を聞いたり映画を見たりすることが趣味の人は、オーデイオルームに遮音性の高いカーテンを設置するのがおすすめです。
カーテンを知って、部屋をより快適にしよう
窓際に設置するウィンドウトリートメントとして販売されているものは、こんなに沢山あります。皆さんはどれだけ知っていましたか?
選択肢はカーテンだけではありません。部屋のタイプや用途に応じて選び方が変わってきますので、価格とも相談して、じっくりゆっくり考えましょう。
そして窓際の設備を整えると、部屋の快適さが向上するかもしれません。ずっと同じカーテンばかりを使っている人は、一度、ウィンドウトリートメントを見直してみてはいかがでしょうか。
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