美味しい!魚の煮付けのコツ①:基礎編
まずは煮付けの基礎をまとめていきましょう。煮魚を作る際に基本となる比率があります。それは、「お酒+水」が「6」で「1」の割合になるのが醤油ですね。これに砂糖を加えて甘さをコントールするのが、煮付けの味付けになります。
「お酒+水」は、「1+5」や「2+4」がスタンダートですね。この割合は、魚の種類によって変えるようにしましょう。「3+3」にすることもありますが、この場合は、しっかりとアルコールを飛ばした方が良いですね。お子さまが食べる煮付けであれば、なおさらそうです。お酒が少ない場合、普通に煮ていれば、飛んでいきますね。
美味しい!魚の煮付けのコツ②:お酒&水にする理由
「お酒+水」が「6」で「1」の割合になるのが醤油が煮付けのスタンダードですが、「6」をお酒だけ煮ると、うまみが強くなるでしょう。水を使用する理由としては、まずは、コスパ的に良いですね。それから、お酒が苦手な人でもにおいなどを気にせず味わうことができます。
魚の煮つけではなく、野菜の煮物であれば、みりんを使用する事があるでしょう。しかし、魚の煮付けの場合、魚がかたくなるリスクがありますので、仕上げとして活用してください。魚の種類によっては、身がとても柔らかいですので、崩れさせないためにみりんを使用する事はあるでしょう。
美味しい!魚の煮付けのコツ③:適切な作り方
はじめに約10秒間熱湯に魚を入れましょう。そのあと、冷水に浸して血合いなどを取り除いていきます。この工程は、くさみや汚れを取り除くために大切ですね。魚の鮮度にもよりますが、このプロセスを無視してまうと、においがキツくて食せない可能性がありますね。
そして、鍋に水とお酒を入れます。魚も加えますが、しょうがも一緒に入れておきましょう。煮立ったらあくを取り除くことも忘れずに。身がくずれないような火加減がおすすめですね。ここで醤油を入れるのではなく、砂糖をくわえて煮ていきましょう。
砂糖の次に醤油を入れます。ここでもあくをしっかりと取り除いていきましょう。この段階になったらほとんど出ることはありませんね。また、あくを取ることに注力しすぎても、魚の身がくずれてしまう可能性がありますよ。煮る時間などは、魚の種類によって異なりますので、注意しましょう。
美味しい!魚の煮付けのコツ④:注意ポイント
煮るときの注意点についてまとめていきますね。まずは時間に注意しましょう。あまりにも短い時間であれば、しっかりと魚に火が通りません。目安ですが、10分は煮るようにしてください。また、焦げることを防止するために、急に醤油を入れないようにしましょう(魚の種類によってはオッケーです)。
煮付けを手早く作るためにはどうすれば良いでしょうか。魚の煮る時間などは変更できませんので、そのほかの工程をスピーディーにこなせるようにしましょう。例えば、調味料の量などは、いちいち測るのではなく、手で握ってどれくらいのグラムなのかわかると良いですよね。
味をととのえる際、調味料を多めにいれることは避けましょう。薄味であれば、あとで濃くすれば問題ありませんが、濃い味になってしまうと、薄くするのはかなりの手間です。量に慎重になりすぎると料理に時間がかかってしまいますが、思い切って調味料をいれると、それはそれで失敗してしまうかもしれません。
簡単ではありますが、美味しい魚の煮付けのコツについてまとめてきました。ここからは、人気のレシピについてご紹介していきましょう。イチからそっくりまねるも良し、参考にするのも良しです。自宅で美味しい煮付けを食べるために、ぜひえお役立てください。
美味しい魚の煮付け!人気・簡単レシピ①:ブリ
ブリは照り焼きを好む人もいるかもしれませんが、煮付けも絶品!身がほろほろととろけ、ご飯との相性バツグンです!煮付ける前に、しっかりと臭みを取り除くことがポイントですね。
美味しい魚の煮付け!人気・簡単レシピ②:キンメダイ
美味しい魚の煮付け!人気・簡単レシピ③:カレイ
定番のカレイの煮付けです。リンク先のレシピは、「定番レシピ」という本に掲載された実績があるほどカンタンかつ絶品です!煮付けの調理自体は難しくありませんので、ぜひチャレンジしてみてください!
美味しい魚の煮付け!人気・簡単レシピ④:白身魚
リック先のレシピは、小さなお子さまでもおいしくいただける煮付けです。カレイ・タラなど、白身の煮付けは、身に味が染みてサイコーですよね。「子ども魚を食べさせたい」というパパさんママさんはいかがでしょうか。
美味しい魚の煮付け!人気・簡単レシピ⑤:サバ
サバの味噌煮が好きな人も多いはず!とろりとした味噌とサバの相性はバツグンですよね!ご飯がどんどん進むレシピですよ。
ご自宅でマネしてください!魚の煮付けのココがポイント!
最後に煮魚の失敗しない方法についてまとめていきましょう。いくつかポイントがありますので、ぜひ参考にしてください。まずは、魚を選ぶ際に骨が付いているものを選びましょう。骨があることで、身がくずれることを防ぎますね。骨があるからこそ、火力を強めても問題ありません。また、普通の醤油と併用して、たまり醤油を使用してみましょう。たまり醤油はコクがでるだけでなく、照りもでるので、本格派の煮付けに仕上がります。
魚の臭みを取るコツについても伝授しますね。におい除去のためにしょうがを入れることがありますが、最初から入れてしまうのではなく、後入れがおすすめです。なぜなら、しょうがから出るえぐみを防止できるからですね。ふっくらと仕上げるためには、適度な強い火力で短時間で煮付けることでしょう。長い時間煮込んでしまうと、ぱさぱさした煮魚になってしまいます。
煮付ける前にお湯につけることがありますが、このプロセスの際、酢を少し使うと、臭みを除去できるんだとか。また、水を使わずに煮付けることで、ふっくら仕上がる裏技もありますよ。煮魚の汁もぐっと美味しくなる調理法ですね。また、落しブタも活用すると美味しく仕上がりますので、こうしたポイントをおさえて、煮付けをより美味に完成させましょう。
美味しい魚レシピ!人気の煮付けの簡単な作り方をご紹介します!のまとめ
美味しい魚の煮付け方についてまとめてきましたが、お役に立ちましたでしょうか。まずは、煮付けのコツについて理解を深めてください。お酒・水の割合や煮付けを完成させるまでのフロー、注意点などを理解することで、美味しい煮付けを作ることができますよね。煮付けの調理自体は難しいものではありませんが、煮込む時間や調味料などを入れるタイミングによって身のふわふわ感がまったく異なるものになるでしょう。
おすすめのレシピについてもお伝えしました。レシピを参考に、煮魚にチャレンジしたことない人も、煮魚が上手に仕上がったことのない人も、トライしてみてください。魚の煮付けは、ご飯のおともであり、つまみとしても◎です。そして、年齢関係な楽しめる食ですね。以上、美味しい魚の煮付けレシピでした!