二日酔いでなんだか手足がしびれる…これって大丈夫?
昨晩飲みすぎて、今朝はなんだか二日酔い。軽い頭痛と吐き気となんだか手足の先端がしびれているような感覚があるこれって何?大丈夫なの?と不安になってしまった経験はありませんか?
一般的な二日酔いの症状といえば、軽い頭痛や、胃のもたれ、むかつきなどによる吐き気、体の怠さなどがあげられますが、手足のしびれも二日酔いの症状に含まれることがあります。しかし、二日酔いの諸症状とともに手足がなんだかしびれてしまうような感覚がしてしまうとやっぱり不安になってしまうもの。
この、手足がしびれるような感覚を含んだ二日酔いの治し方や解消方法を、食べ物やツボなどを交えて紹介していきます。また、二日酔いで手足がしびれてしまったような感覚に陥ってしまったときのために頭の片隅にいれておいてくださいね。
二日酔い、なぜなってしまうの?
簡単に行ってしまえば、アルコールの摂取しすぎ
お酒を飲むことによって、アルコールは肝臓に運ばれ、肝臓の解毒作用によってアセトアルデヒドと呼ばれる成分に分解されます。このアセトアルデヒドというものは、吐き気や動悸、頭痛などを引き起こす働きがあるといわれており、これが二日酔いの原因となるようです。
アルコールが分解されることによって、アセトアルデヒドになります。このアセトアルデヒドと呼ばれる成分は、分解が続くにつれ無毒な成分に変わるのですが、肝臓が一度に分解できるキャパシティを超えてしまうと、体内にアセトアルデヒドが残ってしまったままになってしまいます。
このアセトアルデヒドなどの成分が血中にしみこみ、血中濃度が上がってしまうと、吐き気や頭痛などの不快な症状となって現れます。
二日酔いになる人と二日酔いにならない人の差は?
また、人によってはアルコールの分解酵素を多く持っている方とそうでないかたのそれぞれ個人差が有り、アジア人などの日本人は、アルコールの分解酵素が少なく、欧米人などは多いと言われています。
お酒が強い人と一般的に言われる方は、もともと生まれ持ったアルコールの分解酵素が多い体質といえるのかもしれませんね。
二日酔いになりにくくする方法はある?
お酒を好んで飲む方の中には、つらい二日酔いはなんといっても不快なものですよね。多くの方が二日酔いにはなりたくないと思っているはずです。二日酔いになりにくくするには、お酒の飲み方や、事前に食べ物などで二日酔い対策を行っておくことで二日酔いになりにくくすることができるかもしれません。
二日酔いの症状、しびれ以外にはどんなものがある?
二日酔いの症状はしびれの他に頭痛や吐き気、だるさなど
一般的な二日酔いの症状としてあげられるのが、軽い頭痛や、胃のもたれ、ムカツキなどからくる吐き気やからだのだるさなどがあげられます。また、体のしびれを感じる方もいるようです。これらは、アセドアルデヒドの血中濃度が高くなり、血管が収縮することによって体の末端である、手足などに行き渡らなくなり血行不良を起こしていること考えられます。
二日酔いでしびれ、病院に行ったほうが良い?
二日酔いでひどいしびれを感じる場合は早急に医療機関に
お酒を飲んで翌日、ひどい頭痛やしびれなどが起こり、歩くにもままならない状態の場合は、自宅で解消方法を探る前に早急に医療機関に相談されてください。また、手足のしびれが二日酔いの症状から来ているのか、それとも別のものから来ているのかわからない場合も、医療機関に相談されてくださいね。
暑い時期のしびれ、脱水症状の危険性も
また、気をつけていただきたいのが、お酒を飲んだことにより、脱水症状を起こして手足がしびれてしまうこともあります。もちろん、意識が朦朧としている場合は、早急に医療機関にかかってください。意識がはっきりしており、手足のしびれや手足がつったりといった場合は、ミネラルを含んでいるスポーツドリンクなどを摂取してくださいね。どちらにしろ、不安な場合は自己判断せず医療機関にかかることを強くお勧めします。
二日酔いのしびれ、解消方法は?
しびれは、血行不良?かも
二日酔いの手足のしびれが怒っている場合は、水分補給をしっかりと行った後に、手足のマッサージを行うことで解消できるかもしれません。体内に残ってしまっているアセトアルデヒドの毒性により血管が収縮しており血液が末端である手足に行き届かなくなっていた状態かもしれません。
手の場合は、まずは手を軽く握りしめ開く、グー、パー、の動きを行った後に優しくマッサージを行って解消していきましょう。足の場合も同様に、足の指に軽く力を入れて足の指を開いたり戻したりと動かし、血行を促進して解消をしましょう。また、足の場合は、ふくらはぎは血液の大きなポンプ機関のようになっていますのでふくらはぎを優しくマッサージすることで血行不良の解消になるかもしれませんね。
血行促進のツボを押す治し方
二日酔いによるしびれに効果的なツボは、冷え性などに押さえるツボと同様のツボを押すことで解消が見込める方もしれません。正しいツボの位置がわからない場合でも、気持ちいいと感じる程度で手足や身体のマッサージをすることで自然とツボが刺激され効果があるかもしれませんね。
足のしびれがある場合や、足が冷えてしまっている場合は、足を両手を使って揉んでいきましょう。足裏には大変多くのツボがあり中でも血行促進や冷え性の治し方などにも使われるツボは、「三陰交」と呼ばれるツボ。内側のくるぶしに小指を置き、人差し指が当たっている場所が、三陰交と呼ばれるツボです。このツボを気持ちいいと感じれる程度のちからで抑えましょう。
二日酔いのしびれに効果的な食べ物は?
血行を促進してくれる食べ物を想像しがちですが、二日酔い時は胃のもたれや胃のむかつき、吐き気などの症状がある場合もほとんどです。また多量のアルコールの摂取したことによって通常よりも内臓が弱っていることが考えられます。基本的には消化の良いもので胃に優しい食べ物を取ることがおすすめです。
二日酔いに効果のある食べ物は?
肝臓の働きを助けてくれる食べ物がおすすめ
二日酔い対策に効果的と言われている、しじみのお味噌汁や、肝臓の働きを助けてくれるリコピンを含んだトマトジュース、アボカドなどを使った食事がおすすめです。吐き気やムカツキなどがあり食欲のない場合は、無理をせずに食べれるものを食べてくださいね。
胃腸に優しいフルーツもおすすめですよ
また、二日酔い後の食べ物として、フルーツもおすすめ。中でもバナナやキウイなどカリウムを多く含むものが特におすすめです。お好きなフルーツを使ってスムージーにしてしまうのも簡単でおすすめ。この場合は、あまり氷などを入れて冷やしすぎないようにするのが基本です。
二日酔いの治し方として荒治療…迎え酒は控えて!
二日酔いの荒治療として迎え酒をする方もいらっしゃるかもしれませんが、二日酔いの症状が出てしまっている以上、アルコールの分解が追いついていないことが多いです。そこにアルコールをさらに足してしまうと、二日酔い症状を悪化させてしまうだけになってしまうので、二日酔いの治し方としては、迎え酒はNG。
二日酔いの治し方で熱いシャワーやサウナはどうなの?
汗をかき体内からアルコールを排出することによって二日酔い症状を早く解消すると言われていることもある、熱いシャワーや、サウナ、岩盤浴ですが、二日酔いでしびれの症状が出ている場合は、危険なのでNG。急に大量の汗を書いてしまうとただでさえ少なくなってしまっている体内の水分も排出してしまい危険が伴います。シャワーを浴びる際はぬるめの温度で浴びましょう。
二日酔いでしびれが出た場合は第一に水分補給を
お酒を飲んで起床後、手足のしびれを感じたら少しびっくりしてしまうかもしれませんが、まずは水分補給をしっかりと行い、血行促進に効果のある手足のツボを押さえたりマッサージを行ったりしてしびれの解消を目指してみてくださいね。自分では判断できない場合は、医療機関にかかることも念頭に置いておいてくださいね。
また、二日酔いの治し方としてはやはり、水分補給と睡眠が一番とも言われています。お酒を飲むときや、飲んだ翌日には、スポーツドリンクなどでしっかりと水分補給を行うことを忘れずにしてくださいね。