小顔メイクとは
女性なら誰でも、人気女優やモデルの小さい顔に憧れます。なりたい小顔になろうとしても、顔の形からコンプレックスがあるし、どうしたら小顔の印象になれるか知りたいですよね?なりたい顔型は小さい卵型ですが、じつは芸能界やモデル界でも、みんな様ざまなテクニックを使って、より素敵に見せているんです。顔型や大きさがそれ違っても、小さい卵型の顔に見えるメイク、つまり小顔メイクを取り入れているんです。
小顔メイクに欠かせないシェーディング
昔から、舞台や映画などでは見栄えがもっとも大切にされていて、照明は欠かせません。それは、光と影で顔の印象や雰囲気、心情まで表現するからです。その中で影をより表現するのは、シェーディングの影色です。影の部分が多いと、光のあたる部分の表面積は少なくてより立体的に見えます。光が強いほど影は暗く黒っぽく、自然の柔らかい光の影は、薄い色の影になります。
小顔メイクにシェーディングが必要なわけ
たとえば、白い円の円周に、外側が濃く内側が薄くぼやけるグレーの円形の色をつけると、この円は、本来の大きさより小さく立体的に見えます。この応用で、顔や体のメイクには、黒やグレーから濃い茶、赤やピンクやベージュなど、現わしたい影によってカラーを変えて幅広く使われています。シェーディングは小顔メイクには欠かせないものになっていると言えるでしょう。
小顔メイクにはハイライト
先ほど光と影のお話をしましたね。光があることで物は立体に見えます。より高く、より奥行きがあると、一番光があたっている所は一番明るく光を反射しています。顔がのっぺりと広く大きく見えるとき、その顔は全体的に光を反射しています。逆に光っている所と影になっている所があると、おうとつがある立体的な顔に感じますし、その分引き締った印象にもなります。このことから、小顔メイクにはハイライトが欠かせないんですね。
チークは小顔メイクのポイント
では、小顔メイクには光と影だけが必要なのかといえば、それではまだ足りません。メイクには、あえてカラーを使わないということもありますが、通常メイクは、美しい顔色や血色や透明感をあらわすことで完成します。メイクの中でも血色をあらわすチークは、頬の高さや顔の広さにかかわります。みなさんもご存知のように、チークの入れ方で顔の印象は変わりますから、小顔メイクにもチークはポイントになります。
眉は小顔メイクのポイント
眉毛は顔のフレームともいわれるもので、色や形太さ長さで印象が左右されます。目鼻立ちや顔全体の印象だけでなく、顔自体の面積も広く見えたり、狭くこじんまりと見えたりと印象が変わります。スタンダードはあっても、小顔メイクでは眉毛もポイントになります。丸顔さんはカーブが無く細くない方がおすすめです。面長さんは太めのまっすぐ眉毛がおすすめです。エラ張りさんは太めでしっかりした自然な眉毛がおすすめです。
小顔メイクにシェーディングとハイライトは必須
ここまで小顔メイクに押さえておくポイントをご紹介してきました。それでも最低限小顔メイクでは、光があることで影ができるという原則は外せません。メイクでは必ず意識していないと不自然になりますので、シェーディングとハイライトはセットとして使うのがおすすめです。
顔型で違う小顔メイク
顔の形は人それぞれです。でも、理想とする小顔は、小さな卵型の顔が一番美しいバランスになります。その形と自分の顔型と合わせると、同じ場所にシェードやハイライトを使ってもバランスが悪くなります。面長さんなら顔の長さをできるだけ短く見せて、アゴをほっそり見せるとか、エラ張りさんならエラの部分を顔の奥にあるように見せて輪郭をなだらかに見せます。顔の形によってシェーディングする場所や広さは変えるのがおすすめです。
誰でもできる小顔メイクの基本
顔の形で小顔メイクは変わってきますが、もっと簡単に、感じた通りにできる方法もご紹介しておきましょう。ご自分のもっとも気になる部分を3~4か所ピックアップしておきます。たとえば笑うと頬が大きく見える丸顔さんなら、頬の横にシェーデイングをする、小鼻の横幅が気になるなら、小鼻のサイドの膨らみに塗るという感じです。そしてしっかりのばしてぼかします。
ハイライトは基本、額、鼻筋、目の下から頬骨上、アゴ先に入れます。キラキラ感をプラスするなら目頭です。額の下半分の眉間を中心にハイライトをくるくるのせる、そして鼻筋の凹んだ部分から鼻筋の半分もしくは2/3までハイライトをのせる、目頭から瞳の下のくぼみまでハイライトを乗せる、アゴ先にハイライトを丸くのせます。これだけでも時間はかからずメリハリおある引き締まった顔に見えますのでおすすめですよ。
丸顔さんの小顔メイクのポイント
ここからは顔型別の小顔メイクのポイントをご紹介していきましょう。
丸顔さんは、フェイスラインに沿って細長くまわりをシェーディングします。また頬から耳までは幅広く、横から見ると数字の3の様な面積になります。
スタンダードと違って、丸顔さんはハイライトは鼻に注目がいくように、眉間の鼻筋の上部と、鼻筋の細くなった所にもハイライトを使います。頬の上にはごく細く斜めに入れます。チークはピンクだと丸顔に見えがちです。オレンジ系で頬骨からこめかみに向かって、斜め上に入れましょう。眉毛は丸っぽいアーチではなく、自然な太さのまっすぐでだんだん細くなる、少し上がった形がシャープに見えます。
面長さんの小顔メイクのポイント
面長さんは顔の縦幅が長いので、生え際とアゴ先にシェーディングします。チークは頬の高い所に横長に入れると面長が短く見えます。額と頬を高く見えるよう、眉間のすぐ上とチークの上側にハイライトをのせます。眉毛は太めで小顔効果を出しましょう。眉山を作るとさらに面長に見えますので、まっすぐ横に伸ばすように描くのがおすすめです。濃いと不自然になるのでアイブロウパウダーのブラウンやグレーでナチュラルにします。
エラ張りさんの小顔メイクのポイント
エラ張りさんは、まず輪郭を囲むようにシェーディングしていきます。額は生え際近く、アゴのラインは耳下からアゴ先に向けて薄くのせていきます。エラの部分のシェーディングは幅広くなりますね。アゴ下も全部シェーディングすると、光がどこからあたっても顔の大きさが目立たなくなります。チークはオレンジ系で小鼻に向かって三角形にのせると大人っぽく顔にシャープさが出ます。また頬が目立つことでえらが目だちません。
ハイライトは鼻筋が目立つように少し太めに入れます。眉は、眉と目の間を狭くするように濃い目にした側に太くなるように描きます。眉の半分から眉山に向けて1本1本書き足していきます。眉山からは緩やかに下げるように描いていきます。目尻と小鼻を結んだ延長線まで描きましょう。眉頭はブラシでぼかしてふんわり仕上げます。
まとめ
小顔メイクはいかがでしたか?メイク自体はむずかしくなく、理想の卵型を、丸顔さん、面長さん、エラ張りさんそれぞれの顔型に重ねて、顔のはみ出た部分をシェーデイングで少し暗く見せればいいんですね。そして立体的に見せたいところにハイライトをのせます。ハイライトはツヤやかに見せてくれます。チークは顔の形ふっくらさせたり引き締めてもくれます。眉毛は顔のフレームなので顔型に合う形にしましょう。
付け加えるなら、丸顔さんでも面長さんでもエラ張りさんでもない方で、目や鼻、口の作りが小さくてなんとなく地味めな印象の方におすすめのメイクの仕方があります。
生え際周りと耳からアゴまでの輪郭にシェイディングします。顔の中心部の眉間からあごまでと目の下にハイライトを乗せて、中心に顔のパーツがあるように見せます。チークは外側寄りではなく、顔の中央部に近い頬に、外向き上がりの楕円にのせます。眉毛はスタンダードに眉尻までしっかり描きます。これで各パーツが小さくても、中心に寄った小顔に見えます。メイクで簡単になりたい小顔になっていきましょう!
引用: https://res.cloudinary.com/macm/image/upload/v1533135008/jec98q6d48suqdpnmbj1.jpg