帽子に関する言葉は、日本文化に定着していないため、一つの言葉がいろいろな意味で使われることがあります。 特に、ハットは歴史が長く用語の種類も多いため混乱するような言葉遣いが見られることも。 本来なら形や素材・飾りで分けて使われるべき言葉が、実際は形のみを指す言葉として使われています。 なので、「カッチカチに固いソフト帽」「麦わらじゃない麦わら帽」といった不思議な帽子もあります

帽子には、形状や素材によってさまざまな呼称と専門用語があります。 お店やオンラインで「こんな感じの帽子が欲しい」という時にも、ベーシックな帽子の形と名称さえ知っておけば、自分の欲しいタイプが探しやすくなります。あとはほんの少し専門用語さえ分かれば、もうあなたは立派な帽子通です

もっとも定番的なハットと言えば、この帽子。「ソフトハット」、「中折れ帽」など、その呼称もさまざま。素材はウサギの毛を固めたラビットファーフェルト、または羊毛を固めたウールフェルトで作られている。「センタークリース」と呼ぶこともある。一般的な分、形の定義が難しく、中折れのフェルト帽は全て「ソフトハット」として総称されることが多い。

その名の通り、クラウン（帽子の山の部分）がまるで山のような形になっているのが特徴の、ハットの中でも少し変わり種に属するアートな帽子。凸凹としたこの形状を作り出すためには、もちろん型に入れて成形するのだが、この形状を作ることが熟練の技を要する。ヴィヴィアン・ウェストウッドのフェルトマウンテンハットが有名。

チャップリンなどでおなじみの定番のひとつで、近年再び脚光を浴びているハットのひとつ。ウィリアム・ボーラーという職人が1850年に作ったもので、その作り手の名前と、帽子の形状がボウル（Bowl）を連想させたためボーラーの名称が定着した。ちなみにアメリカでは、乗馬の際に被ったことからダービーハットと呼ばれている。ボーラーと名称が違うだけで形は同じである。

クラウンの平らな、型入れしてあるソフト帽で、クラウンの形が「ポークパイ」という菓子に似ていることに由来している。ルードボーイたちが好んで被るなど、ミュージックカルチャーともなぜか密接な帽子のひとつ。布帛で作られているポークパイそっくりな形で、「テラピンチ」という形もある。「テラピンチ」はクラウンがつまんであり、トップがくぼんだ帽子の形。

水兵や船の漕ぎ手のために作られた帽子が発祥とされている。海や川の水しぶきで帽子が柔らかくなって損傷するのを防ぐため、麦わらを編んだ素材をプレス機で圧縮、さらにニスや糊などで塗り固めて耐久性を高めた。名前の由来は、叩くと「カンカン」と音がするほど固い帽子であることから。和服や着物に一番相性のいい帽子で、昔は男性が中心だったが、最近は日本の女性が被ることが増えた。

狩猟（ハンティング）用の帽子として19世紀半ば頃から用いられた帽子で、日本では「鳥打ち帽」、「ハンチング」と呼ばれる。昔の人が「ハンティング」と言えずに、「ハンチング」と言ってしまった名残がそのまま名称になっている。なだらかに前傾したクラウンと、短いひさしが特徴で、クラウンは１枚の布や革でできた"一枚天井"、もしくは頭頂をボタンで留め、複数枚のハギでつくられることもある。

前にだけブリムの付いた帽子の総称の一つ。クラウンにゆとりがあるものが「キャスケット」と呼ばれる。「カスケット」ともいう。着脱しやすいのでスポーツ、作業帽として幅広く普及している。元はキャップから来たとも、「六方ハンチング」から来たとも言われている。アメリカなどでは新聞売りがかぶっていたことから「ニュースボーイ・キャップ」と呼ばれる。

ペイズリー柄をアクセントにもったベーシックなハット。内側にはサイズ調整可能なリボンも付き、ユニセックスでお使いいただけます。

Borsalino （ボルサリーノ）の、トリルビーハット（ブラック）。ラビットファー製。

１９２０年に設立のアメリカ発帽子ブランド。とくに、プロ用ベースボールキャップの世界的メーカーとして有名。プロスポーツでの使用に耐えうる高品質なキャップを実現し、独占的にMLB全選手が試合で着用するオンフィールドキャップを供給、MLBの試合で使用されるキャップはすべてニューエラ製である。数々の有名アーティストや有名人などに愛用され、ストリート・ファッションアイテムとして爆発的な人気を獲得している。 バケツをひっくりかえしたようなシルエットが特徴のアウトドア系ハットです。

アップルパイをモチーフにしたハットです♡ 「ポークパイハットがあって、アップルパイハットはどうして無いのだろう？？？」 そんな素朴な疑問からこのハットは誕生しました🍎✨ パイ生地のような春色キャメルのウールフェルトは 本物に負けないぐらい食べたくなるような可愛らしさです☆ 被っても眺めても楽しい他には無いこのハット を是非体験してみてください♪

フェルト素材のブリムハットです。 グログランテープがさりげないアクセント。 今シーズンらしいアイテムで、ニットやシャツと合わせたスタイリングにプラスするだけでいい感じです。