CPUとは
CPUというのはいわゆる「スマホやパソコンの心臓部分」のことを指します。ですので、ここの性能が悪ければ全体的なパフォーマンスは落ちますし、ゲームをする時やネット接続に問題が出てきてしまう場合があります。パソコンでCPUと言えば、有名なのは「Core iシリーズ」です。非常に高性能で多くの高性能パソコンに搭載されています。
一方でスマホCPUでも有名所というのがあって、iPhoneの「Aチップシリーズ」とAndroid機に搭載されている「Snapdragon」です。iPhoneのAチップシリーズは詳細を公開していないため謎に包まれていますが、ベンチマークという方法を用いることである程度の性能を測ることができます。
「Snapdragon」というのは最もAndroid機のCPUのシェアを誇っていて、大きくハイエンド・ミドルハイ・ミドル・エントリーというレベル階層があります。今回ご紹介する「MSM8998」というのは別名「Snapdragon 835」と呼ばれていて、非常に高い性能を誇っています。
もちろんスマホにしてもパソコンにしてもCPUがすべてではありません。RAMと呼ばれるメモリやコア数なども関わってきます。ですが、ある程度の性能は推し量られてしまうのでまずはCPU選びからというのが定石になります。是非今回ご紹介するCPUが搭載されているスマホも使ってみて下さい。
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MSM8998とは
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MSM8998というのは別名「Snapdragon 835」と呼ばれ、2016年の最高性能スマホに搭載されたSnapdragon 821, 820に比べても1~2割くらい高いAntutuベンチマークスコアを叩き出すうえ、各社が命運をかけた最新技術・機能をつぎ込んだモデルになっています。
モバイル端末の最先端を体感してみたい人は、MSM8998が搭載されている端末を使ってみるといいでしょう。非常に高性能であることに気がつくとと思います。
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MSM8998のベンチマーク
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MSM8998のベンチマークはAnTuTuの総合スコアでは「209251点」で、3Dの方では「84276点」を叩き出しました。これはレベル帯で言うと、「ハイエンド」の数値となり「スマホCPUの中でも最高レベル」と言えます。
MSM8998のベンチマーク比較:Aチップシリーズ
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iPhoneのAチップシリーズと比較してみましょう。iPhoneXでは総合スコアは「223457点」、3Dでは「81007点」と、いい感じに張り合っているイメージです。他にもiPhone8 plusでは総合スコアは「213088点」、3Dでは「74965点」という具合です。ということは、基本的な性能で言えばiPhoneXやiPhone8のほうが良いということですが、ゲームを行うのであればMSM8998の方がいいということになります。
MSM8998のベンチマーク比較:その他のSnapdragonシリーズ
その他のSnapdragonシリーズと比較してみましょう。Snapdragon 845の総合スコアは「266713点」、3Dは「91994点」です。こちらの方が全然性能が良いことになります。Snapdragon 821の総合スコアは「173911点」、3Dは「8071」と、こちらの場合は圧倒的にMSM8998の方が性能が良いことになります。これを考えてもMSM8998の性能というのはSnapdragonの中でも上位中の上位ということになります。
ここでわかったことは「MSM8998」はゲームに強いということでした。このCPUはタブレットにも搭載されていることから、タブレットでゲームをする方にもおすすめなCPUということになります。タブレットでは基本的には映像を見る方が多いかもしれませんが、ゲームをする方もいると思います。このスペックが搭載されたタブレットは非常にサクサク動くでしょうから非常におすすめです。
MSM8998が搭載されている端末
ここからはそんなMSM8998が搭載されている端末をご紹介したいと思います。是非デザインや価格などで気に入ったものがあれば検討してみて下さい!
MSM8998が搭載されている端末:①Samsung Galaxy S8
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Samsung Galaxy S8という端末にはMSM8998が搭載されています。このスマホの最大の特徴は大部分を覆う有機EL(OLED)ディスプレーです。同社の有機ELディスプレー技術を最大限に生かした、他の端末にはないオリジナリティーを持ったスマホとなっています。
価格は25920円から購入可能です。新規加入や乗り換えなどをご検討の方は一案にいれてみて下さい。
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MSM8998が搭載されている端末:②Samsung Galaxy S8+
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前項のスマホよりも少しサイズが大きくなったSamsung Galaxy S8+にも搭載されています。こちらのスマホの最大の特徴はデザインにあり、アスペクト比が18.5:9のディスプレイを搭載しています。つまりのスマホの画面がほとんどディズプレイだということです。市場の多くのスマートフォンはアスペクト比が16:9のディスプレイを搭載しているので、それらとはかなり違うということがわかると思います。
こちらは53400円からの購入が可能です。こちらも新規加入・乗り換え等の一案に入れてみて下さい。
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MSM8998が搭載されている端末:③SONY Xperia XZ Premium
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この「SONY Xperia XZ Premium」にもMSM8998が搭載されています。こちらのスマホの最大の特徴は何と言っても「4Kディズプレイ」が搭載されていることです。高精細な4K解像度に加え、輝度表現の幅が拡がり明暗を緻密に表現できるHDR動画に対応しているところが最大の特徴です。他にもカメラの機能で、オートフォーカス機能が加わったりと最先端のスマートフォンになっています。
価格は39528円から購入可能です。こちらも上記のスマホと同様に、新規加入・乗り換え等の一案に入れてみて下さい。
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MSM8998が搭載されている端末:④HTC U11
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HTC U11にもMSM8998が搭載されています。このスマートフォンの特徴は本体デザインとカメラにあります。光の反射を活かした美しいガラスボディと、本体を握って操作できる新機能が非常に注目を浴びている特徴になります。その他、カメラ機能も秀逸で世界的なカメラ評価機関「DxOMark」のモバイル端末部門で世界最高の90スコアを獲得しています。レンズもF1.7と非常に明るいため、暗所撮影にも強いです。
価格は10800円から購入可能です。こちらも上記同様、新規加入・乗り換え等の一案にいれてみて下さい。
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MSM8998が搭載されている端末:⑤SHARP AQUOS R
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HTC U11とよく比較されるのがこの「AQUOS R」です。こちらにもMSM8998が搭載されています。丸みのあるボディに5.3インチ・WQHD解像度のIGZO液晶ディスプレイが搭載されているのが特徴で、120Hz駆動のハイスピードIGZOやHDR表示技術なども非常にレベルが高いものになっています。
その他にも、背面には2,260万画素のメインカメラが搭載されているのも特徴です。広角22mmのレンズなので、普段であれば1枚に収めるのが難しいような被写体でもバッチリ写すことができるため、風景写真などをダイナミックに撮影することができます。
価格は20736円から購入可能です。こちらも上記同様、新規加入・乗り換え等の一案にいれてみて下さい。
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注意点
注意点としてはCPUだけでは一概には性能は決まらないということです。RAMなどのメモリや端末によって数値は変わってきてしまいます。ですが、大方の性能はCPUで決まってきます。ですのでCPUから判断するのは正しいですが、もっと深く調べてみるのもおすすめです。
MSM8998が搭載されている端末は発熱してしまう?
MSM8998というのは非常に高スペックのCPUであることは分かりました。しかし問題になってくるのは「高スペックスマホは使っていると発熱してしまうのではないか?」ということです。高スペックスマホに限らず、iPhoneやAndroid端末ではよく使っていると発熱してしまうことがあります。電池パックが膨張してしまって、液晶の線に触れてしまってタッチができなくなるという問題をxperiaシリーズは持っています。
一旦発熱してしまうと、やけどするくらいに発熱してしまうものもあり、非常に危険ではあります。しかしMSM8998は「発熱量が少ない」という評価があります。高スペックではあるけれど、発熱量は少ないようです。しかし発熱量というのは端末などによって変わってきてしまいます。基本的には大丈夫だとは思いますが多少注意する必要があります。
最後に
いかがだったでしょうか?今回は「MSM8998」というCPUについて比較などを行ってまとめてみました。非常に高スペックで、特にゲームに強いということがiPhoneなどと比較することで分かりました。ゲームなどに強いということはタブレットなどで行う方も対象になり非常に良いと思います。
タブレットをPCなどに使う方も出てきて、非常に楽しみではあります。タブレットでも4Kディズプレイなどが搭載されるようになればとても重宝してくるのではないかと思います。MSM8998が搭載されているスマホ・タブレットは非常に高スペックなのでいろいろ見て回って、自分にぴったりなものを選んでほしいと思います!