ロープワークはキャンプの基本
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キャンプをする上で、ロープワークがスムーズに出来ないと周りの空気も悪くなり、イライラしてしまいますよね。なんとかテントをたてられたとしても、結びが弱くてテントがたるんだり、すぐ解けてしまってロープが解けてテントが倒れてしまったり、万一怪我をしてはせっかくの楽しいキャンプが台無しです。ですので、今回は簡単ロープワークの結び方を5種紹介しますので、ぜひともキャンプの参考にしていただければと思います。
【ロープワークその①】もやい結び
木などにロープの片側を輪っか状にして結びつける アウトドア実用結びの王者「もやい結び」の簡単な結び方です。
もやい結び(ボーライン・ノット)は、「結びの王様」と称され、アウトドアで頻繁に使用されるロープワーク。ロープの端に輪を作る結び方です。メリットとしては、ひとつえつぎ同様、結ぶのも解くのも簡単で、幅広く応用できます。
立ち木にハンモックをかける場合など、大きな負荷がかかるケースにピッタリです。
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①まずは、木などの結びつける相手にぐるりとロープをまわします。
②長い側にひねりを入れて小さな輪を作ります。この時モノの側のロープが上に出る形にします。
③モノをまわしたロープを、先ほどの輪の下側から通し,長い側のロープの下側へ通します
④通したロープを上に折り返します。
⑤輪に上から通します。
⑥ロープの両側を絞り完成です。
もやい結びは出来上がった輪が縮むことなく安定する、ロープワークとしては基本的な結び方になります。
【ロープワークその②】自在結び
テントを設営するときは、ロープの長さを調整することが重要になります。この自在結びは、タープやテントを設営する時に、金具がなくてもロープの長さを調節できる結び方ですので、テントを設営するときに重宝します。
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①ペグや木などにロープをかけて輪っかを作ります。
②回したロープの端側を、元側に下から上へ通してひと回しする
③2の結び目からある程度の長さを取り、再度端側を元側に下から上へ一回しする
④先ほどの輪っかにもう一度通します。
⑤端側の2カ所のひと結びの外側に持っていき、ここでもう一度ひと結び作ります。
⑥最後に引っ張って結び目を締めれば完成です。
自在結びともやい結びは、ロープワークの中でも基本的な結び方ですので、覚えてしまえば意外と簡単で、いろいろと応用がきく結び方なので必ず覚えてしまいましょう。
【ロープワークその③】ひとつえつぎ結び
ひとつえつぎ結び(シート・ベント)は、2本のロープをつなぐ場合に使う結び方。とてもシンプルで、結ぶのも解くのも簡単なのが特徴です。
立ち木と立ち木の間にロープを張って、タオルなどをかけたい、なんてときがありますよね。そんなときにロープの長さが1本だと足りず困ることがありますが、このひとつえつぎ結びで張って、ちょうど良い長さに調節するときなどに活躍します。
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①片方を二つ折りにし、もう片方を下にくぐらせます。
②今度は、青いロープを白いロープの先端側に通して、もう一度白いロープの下をくぐらせます。
③白いロープの端を持ち、折り返しながら青いロープ自身の下をくぐらせ、青ロープAの上になるように通します。
④そのまま左手で白いロープをまとめて持ち、右手で青いロープをまとめて持ち、それぞれのロープを左右に強く引っ張れば完成です。
【ロープワークその④】棒結び
ロープを適当にまとめると、いざ使うときに絡まって解くのが面倒になります、そんなことにならないように、使い終わったロープはきれいに棒結びで束ねておくと、解くときはロープを元側を引くだでほどけます。
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①まず、ロープを折り返し、まとめたい長さの棒状に束ねます。先端部分は、棒状のロープに巻きつける分だけ残しておきましょう。
②棒状に束ねたロープに、余った端側を巻き付けていきます。
③巻きつけるロープが重なったり、間に隙間が空かないようにしつつ、下へ巻いていきます。
④下まで巻いたら、1の棒状の輪に端側を通します。
⑤棒状に束ねた上部の輪を引くと、端側を入れた輪が締まり固定されて完成です。
【ロープワークその⑤】トラッカーズヒッチ
ドラッカーズヒッチは、車のキャリアやトラックの荷台などに積んだ荷物をしっかりと固定するための結び方です。
テンションを掛けて締められるので、まずはとりあえずロープを回し、その後にきつめに結びます。結び方は複雑ですが、頑丈で解くのも簡単な結び方です。
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①ロープ用固定具などにロープを掛け、端側で輪を作り、その輪を真ん中で矢印方向にひねり、8の字にします。
②8の字の輪の中に、途中を束ねたものを矢印の方向に通し、元側を引っ張り固く締めます。
③2で作った輪に端側を下から上に通します。
④端側を下方向に強く引いて引き締めたら、端側を矢印のように通して、ふた結びで固定します。
⑤ふた結びをしっかり絞めて、余ったロープはフックに挟んで完成です。
ロープワークは体で覚える
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ロープワークというのは、一度画面や本で読んでも覚えれるものではありませんし、中途半端に覚えてテントが飛んだり、倒れてしまって怪我をしてしまってはいけませんので、実際にロープを使って何度も何度も練習し、体で覚えるようにしましょう。
他にも使えるロープワーク
ロープワークを覚えることは、なにもテントを設営するときだけのためではありません。ここでは、少しではありますがロープワークでの他の使い方を紹介したいと思います。
簡易タープを作る
テントが無くてもレジャーシートさえあれば、簡易的なものではありますが、タープを組むことができます。
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ロープで物干しを代用
キャンプにいって食器や調理道具が邪魔になりますよね、かといって地面に置くわけにもいかない、そんなときもロープワークを覚えていれば、簡易の物干しになって便利ですよね。
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キャンプの王道ハンモック
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ハンモックは、子供の頃に一度はやってみたいと思ったことがありますよね。
そんなハンモックも、吊るす木とハンモック用の布とロープさえあれば簡単にできます。
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ハンモックの両端のループしているところに、ロープを後ろから手前に通します。
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通したロープを後ろに回します。このとき、写真のように輪っかを作っておきます。
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先程作っておいた輪っかに、後ろに回したロープを輪っかにして通します。
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最後に引っ張って完成です。緑色のテープを貼ったロープを引っ張れば、簡単にほどけます。
そして、ハンモックの先につけたロープを、最初に紹介したもやい結びで木にくくりつければハンモックの完成です。ロープの長さを長めにすれば、ゆらゆら感が長続きしますし、市販されているスタンドタイプのハンモックのように、振り子の往復が短いなんてこともありません。
このように最低限の道具とロープワークの知識さえあれば、災害時など緊急のときにも応用が利きます。
まとめ
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いかがでしたでしょうか、キャンプに役立つロープワークの簡単な結び方を、紹介させていただきましたが、いきなり実践するのではなく、本番前に実際に練習することをおすすめします。
そして、ロープワークを簡単にこなしてテキパキとキャンプの設営ができれば、羨望の眼差しで見られること間違い無しです。
今回の記事を参考にしていただき、きちんとロープワークをマスターして、楽しく、安全に遊べるようにキャンプライフを過ごしてもらえればと思います。