イヤホンに耳垢がつく原因
耳垢は、体質によって2つのタイプに分けられます。乾燥している乾燥性の耳垢と、湿り気のある湿性の耳垢です。普段、耳掃除のときには乾燥性の耳垢でも、イヤホンを外すと耳垢が湿っていることがあります。乾燥性の耳垢もイヤホンにつきますが、困るのは取り方に困る湿性の耳垢ではないでしょうか。なぜイヤホンを使うと耳垢が湿るのか、原因を見てみましょう。
イヤホンで耳垢が湿るのはなぜ?
耳の中には、アポクリン腺という汗腺があります。もちろん、通常は耳の穴は解放されているので、空気が通るようになっています。でも、イヤホンをつけると耳の穴を塞ぐことになり、空気の出入りができなくなるため、耳の中が湿る原因になります。その結果、普段は乾燥している耳垢でも湿気を含んでしまい、耳の中にたまってしまうのです。
イヤホンの耳垢の取り方
イヤホンの耳垢の取り方①準備
耳垢を掃除するためには、綿棒・ウェットティッシュ・爪楊枝などが必要です。また歯間ブラシがあれば、細かい部分の掃除もできるので便利です。
イヤホンの耳垢の取り方②イヤホンとイヤホンピースの清掃
イヤホンの先についているゴム製の部分をイヤホンピースといいますが、この部分が取り外せるタイプのイヤホンは、取り外してそれぞれウェットティッシュでふき取ります。小さくて細かい部分は、綿棒に水やアルコールを湿らせてふき取りましょう。一体化の場合は、ゴムの入り口部分と裏側もふき取ります。
イヤホンの隙間などは、爪楊枝にティッシュを巻き付けて取ったり、歯間ブラシを使用すると、きれいに耳垢汚れが落とせます。
イヤホンの耳垢の取り方③ケーブルの清掃
ケーブル部分は、イヤホンを出し入れする際に、耳垢や汚れがつきやすい部分なので、同時に清掃しておくほうがいいです。ケーブル部分も細かい部分は爪楊枝や綿棒、または歯間ブラシを使ってきれいにし、ウェットティッシュでふき取るようにしましょう。
イヤホンの耳垢を放置しておくと大変なことになるかも?!
耳の聞こえが悪くなる
耳を常に塞ぐイヤホンを使用していると、通常は古くなって自然に外に出る耳垢が、外に出にくくなります。そうなると、耳垢が耳の奥へと入ってしまい、耳の聞こえが悪くなってしまうのです。
耳の病気になる可能性もある
イヤホンの使用で、前述のように耳垢が耳の奥まで入ってしまうと、耳かきでは取れにくくなります。何とかとろうと、耳の奥まで耳かきを入れてしまい、粘膜を傷つける可能性があります。また、耳が塞がれることで耳の中に湿気が多くなり、雑菌が繁殖しやすい状態になります。そのようなことが原因で、外耳道真菌症などの耳の病気を引き起こすこともあります。
イヤホンにつく耳垢の対策法
イヤホンパッドの使用
イヤホン部分をガードするために、イヤホンにかぶせるカバーが販売されています。耳垢はもちろん、汚れからもイヤホンを守ってくれるので、イヤホンの劣化防止のためには使用することをおすすめいます。汚れたらすぐに交換することができるので、耳垢対策に重宝するものです。100均にも販売されているので、手軽に購入できますね。
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イヤホンを長時間使用しない
イヤホンを使えば使うほど、耳を塞いでいる時間が長くなるため、耳の中が湿る原因になります。長時間使用している人は、使う時間を短くすることで、今よりも耳垢がつくのを防ぐことができます。
こまめな耳垢掃除
当然のことですが、耳の中に耳垢が付着した状態でイヤホンを使用すれば、イヤホンに耳垢がつきやすくなります。耳垢は古くなれば、自然に外に出てくるので、耳掃除をせずに使用すれば、イヤホンに耳垢がつく原因になります。できるだけ、こまめに耳垢掃除をすることが対策になります。
まとめ:イヤホンの耳垢を対策して清潔に保ちましょう!
イヤホンに耳垢がつくときの対策法をご紹介しました。イヤホンを使用すると、耳垢が湿りやすく、取れにくいことがわかりましたね。耳垢が付着したままにしていると、イヤホンの音質低下を招くだけでなく、耳の病気になる可能性もあります。日頃から、イヤホンの耳垢を対策して、清潔な状態を保つようにしましょう。