日常的に使えるドイツ語の挨拶＆自己紹介に使えるフレーズをご紹介！
挨拶の文化が盛んなのは日本だけではありません。ドイツも日本同様に挨拶文化が根付いている国のひとつで、街を歩いていると多くの人が「おはよう」「こんにちは」などと声をかけてくれます。せっかく現地の人に声をかけてもらったのなら、こちらもドイツ語で「おはよう」「こんにちは」と挨拶を返したいですよね。
今回は、「おはよう」「こんにちは」「おやすみ」「さようなら」などの基本の挨拶を始め、自己紹介や初対面の人に対して使えるフレーズなど現地で役立つこと間違いなしのドイツ語情報をお伝えしていきます。
ドイツ語で伝える基本的な挨拶のフレーズ
基本的な挨拶は、人との友好的な関係を保つうえでとても大切なものです。笑顔で「おはよう」や「こんにちは」の挨拶を貰えたら誰でも嬉しいですよね。朝から気持ちいい挨拶をされると「今日も1日頑張ろう！」と思えます。
現地の人と気持ちの良い挨拶ができるよう、まずは「おはよう」「こんにちは」「おやすみ」「さようなら」などの基本的な挨拶の言い方からチェックしていきましょう。
ドイツ語で挨拶①「おはよう」
ドイツ語の「おはよう」は「Guten Morgen(グーテン モルゲン)」と言います。「gut」は「よい」、「Morgen」は「朝」という意味です。朝から人と会うときや電話をするときは、その意味を意識して元気よく「Guten Morgen(おはよう)！」と言いたいですね。
ドイツ語で挨拶②「こんにちは」
日中の基本的な挨拶である「こんにちは」。ドイツ語で「こんにちは」を伝えるときは、2通りの言い方があります。
ドイツ語で「こんにちは」①Guten Tag(グーテン ターク)
「Guten Morgen(おはよう)」の「Morgen」を「一日」という意味の「Tag」に変えた、丁寧な言い方の「こんにちは」です。
ドイツ語で「こんにちは」②Hallo(ハロー)
友達同士や家族間など親しい間柄の人に対しての「こんにちは」には「Hallo(ハロー)」という表現が多く使われています。お店のスタッフに対して「こんにちは」と挨拶する時にも使われます。「Guten Tag」よりも軽めの印象を与えるフレーズです。
ドイツ語で挨拶③「こんばんは」
夕方以降の挨拶「こんばんは」は、「Morgen」や「Tag」を「Abend(夕方)」に変えて「Guten Abend(グーテン アーベン)」と言います。
ドイツ語で挨拶④「おやすみ」
眠る前はもちろん、夜遅い時間に人と別れる時や夜間の電話やメールなどでも使用する「おやすみ」。この「おやすみ」にも様々な言い方があります。
ドイツ語で「おやすみ」①Gute Nacht(グーテ ナハト)
基本的な「おやすみ」は「Gute Nacht(グーテ ナハト)」と言います。
ドイツ語で「おやすみ」②「Schlaf gut(シュラーフ グート)
「よく眠ってね」という意味のフレーズです。ただ「おやすみ」というよりも、気遣いが感じられる言い方ですね。
ドイツ語で挨拶⑤「さようなら」
人と別れるときは「さようなら」だけでなく「またね」「バイバイ」などと様々な挨拶を交わしますよね。ドイツ語にも、日本同様色々な「さようなら」のフレーズがあります。
ドイツ語で「さようなら」①Auf Wiedersehen(アウフ ウィダゼン)
直訳は「またお会いしましょう」という意味になる「さようなら」の基本的な伝え方です。丁寧に「さようなら」を言いたいときに使います。
ドイツ語で「さようなら」②Tschüss(チュース)
親しい間柄の人に対して「バイバイ！」というような感覚で使うのが「Tschüss(チュース)」です。「Auf Wiedersehen」よりも軽い印象になります。
ドイツ語で「さようなら」③Bis dann(ビス ダン)
「またあとでね」「じゃあ、またね」などの意味で使われます。「また明日ね」と言いたいときは「Bis Morgen(ビス モルゲン)」となります。
ドイツ語で「さようなら」④Schönen Tag noch(シェーネンタークノホ)
「素敵な1日を」という意味で使われるフレーズです。「素敵な週末を」は「Schönes Wochenende(シェーネスヴォッヒェンエンデ)」と言います。直接「さようなら」を伝える言葉ではありませんが、別れ際に相手を気遣う意味で使える素敵なフレーズですね。
ドイツ語で相手の体調を訪ねたいとき・頼みごとをしたいときに使えるフレーズ
「おはよう!元気？」というように、「おはよう」や「こんにちは」に続いて相手の体調を訪ねる一言を言えたら、ドイツ語での会話がより楽しくなりますね。「元気ですか？」の言い方、人に物を頼むときに便利な「よろしくお願いします」の言い方を合わせてご紹介します。
ドイツ語で挨拶⑥「元気？」
「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「おやすみ」などの時間ごとの挨拶に加えて、人と会ったときに使いたいのが「元気？」と相手の体調を気遣う言葉ですよね。挨拶のあとに加えるだけでグッと気遣いの心が感じられるものになります。
ドイツ語で「元気？」①Wie geht’s? (ヴィーゲーツ)
こちらも主に2通りの言い方があり、伝える相手との間柄によって言い方が変わります。「Wie geht’s? (ヴィーゲーツ)」は、親しい間柄の人に対して「元気？」と尋ねるときのフレーズです。
ドイツ語で「元気？」②Wiegeht’s Ihnen? (ヴィー ゲーツ イーネン)
目上の人や立場が上の人に訪ねたい時は「Wiegeht’s Ihnen? (ヴィー ゲーツ イーネン)」というフレーズを使います。こちらは「お元気ですか？」という、丁寧な尋ね方です。
ドイツ語で挨拶⑦「よろしくお願いします」
日本人にとって馴染み深いフレーズといえば、「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「おやすみ」「さようなら」などの日常的なあいさつに加えて「よろしくね」「よろしくお願いします」があります。
日本では人に頼みごとをするときによく聞かれるフレーズですが、実は「よろしくお願いします」は日本人独特の言い回しなのです。そのためドイツ語では直訳になりにくいのですが、「よろしくお願いします」という意味を込めて丁寧に伝えることはできます。
ドイツ語で「よろしく」①Bitte(ビッテ)
【魔法の言葉 Bitte】ドイツ語って難しいとお思いの方！とりあえず「ビッテ」と言っておけば大抵の場合うまくいきますよ〜。さあビッテ（どうぞ）！ pic.twitter.com/fPxZdzSrwD
— ドイツ大使館 (@GermanyinJapan) April 9, 2018
「どういたしまして」などの意味で使われる「Bitte」は、人に頼み事をするときの「お願い！」「お願いします」という意味もあります。「よろしくお願いします」という気持ちを伝えられる、一番簡単なフレーズです。
ドイツ語で「よろしく」②Ich möchte〇〇bitte(イッヒ メヒテ 〇〇 ビッテ)
「〇〇が欲しいのですが」「〇〇がしたいのですが」という意味で使うフレーズです。「Bitte」に続き、人に何かを頼みたいときによく使われます。
ドイツ語で「よろしく」③Kannst du mir bitte helfen?(カンスト ドゥー ミア ビッテ ヘルフェン)
何かを手伝って貰いたいときに「手伝ってくれる？」と伝えるためのフレーズです。こちらは比較的カジュアルな言い方で、親しい間柄の人に対して使用します。
目上の人に対して、又はかしこまった言い方をしたいときは「Können Sie mir bitte helfen?(ケネン ジー ミア ビッテ ヘルフェン)/私を手伝っていただけますか？」となります。
ドイツ語で「よろしく」④Schöne Grüße an 〇〇(シェーネ グリューセ アン 〇〇)
「〇〇によろしく伝えてね」という意味のフレーズです。その場にいない人に対して自分の気持ち・気遣いを伝えて欲しいときに使います。日本でも様々なシーンで使う機会の多い言い回しですね。
挨拶の次に覚えたい！ドイツ語での自己紹介に使えるフレーズ
ドイツ語で「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「おやすみ」という時間に合わせた挨拶や「よろしくお願いします」が伝えられるようになったら、自己紹介もできるようになりたいですよね。挨拶に加えて、自己紹介に使えるドイツ語のフレーズをご紹介します。
ドイツ語での挨拶・自己紹介で自分の名前を伝えたいとき
日本での自己紹介でも、初めに相手に伝えるのは「自分の名前」ですよね。まずは「私は〇〇です」という自分の名前の紹介の仕方をチェックしていきましょう。
ドイツ語で自己紹介①Ich bin〇〇(イッヒ ビン 〇〇)
「私は〇〇です」と自分の名前を伝える時に使います。〇〇に入る名前の言い方は、英語と一緒でファーストネームが先、ファミリーネームが後になります。
ドイツ語で自己紹介②Ich heiße〇〇(イッヒ ハイセ 〇〇)
「〇〇と呼ばれている」という意味を持つ「heiße」が加わることで、「私の名前は〇〇です」と伝えるフレーズになります。同じ意味を持つフレーズに「Mein Name ist 〇〇(マイン ナーメ イスト)」があります。
ドイツ語での自己紹介でよく使われるフレーズ
ドイツ語にも、初対面の人に対してよく使われるフレーズが存在します。「Ich bin〇〇」や「Mein Name ist 〇〇」を使った自己紹介に慣れたら挑戦してみるのも良いですね。
自己紹介でよく使われるフレーズ①Freut mich. Sehr Angenehm(フロイト ミッヒ ゼーア アンゲネーム)
お互いに初対面のときによく使われるフレーズです。「初めまして、お会いできて嬉しいです」「初めまして、どうぞよろしく」という意味があります。
自己紹介でよく使われるフレーズ②Ich freue mich, Sie kennenzulernen(イッヒ フロイエ ミッヒ ジー ケネンツーレルネン)
こちらも初対面の人同士での自己紹介に使われるフレーズで、「初めまして、お会いできて光栄です」という意味を持ちます。
慣れない言葉でも心を込めて伝えることが大切！
ドイツ語を勉強し始めたばかりという人は、慣れない言い回しや言い方、発音の仕方などに戸惑うことも多いかもしれません。確かに不安な気持ちになりますが、挨拶は何よりも心を込めて伝えることが大切です。
笑顔で気持ちを込めた挨拶・自己紹介を行えば、現地の人にも「挨拶してくれてるんだな」「この人の言いたいことはこれかな？」と感じてくれるはずですよ。まずは日常的な挨拶を笑顔で伝えてみましょう！
ドイツ語での挨拶・自己紹介のフレーズをマスターしよう!
「おはよう」「こんにちは」「おやすみ」「さようなら」などの基本の挨拶と自己紹介のときや初対面の人に対して使えるドイツ語のフレーズをご紹介しました。ドイツ旅行で現地の人と挨拶が交わせるよう、基本的なフレーズを押さえておきましょう。
「基本的なフレーズ以外のドイツ語も気になる！」という人は、ぜひ他のドイツ語のフレーズについても調べてみて下さいね。
