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【ぎっくり腰】湿布の貼り方まとめ!温冷・場所・期間などを解説!

2024.02.25

ある日突然訪れる「ぎっくり腰」。病院に行きたくても、動けないことが多いので、自宅で湿布治療を行う人が多いですよね。今回はぎっくり腰のさいの、効果的な湿布の貼り方を紹介します。湿布を貼る場所や期間、温冷湿布の種類など、早く治すためのノウハウを知っておきましょう。

  1. ぎっくり腰って何?
  2. ぎっくり腰が治る期間は?
  3. ぎっくり腰に効果的な湿布①ぎっくり腰になった直後は?
  4. ぎっくり腰に効果的な湿布②症状が落ち着いてきたら
  5. ぎっくり腰に効果的な湿布③貼り方は?
  6. ぎっくり腰に効果的な湿布④貼りかえるタイミングは?
  7. ぎっくり腰に効果的な湿布⑤コルセットと併用する
  8. ぎっくり腰に効果的な湿布⑥おすすめ湿布
  9. ぎっくり腰に効果的な湿布⑦湿布が手元にないとき
  10. ぎっくり腰に効果的な湿布【まとめ】
医学的には「急性腰痛」と呼ばれるのが、いわゆる「ぎっくり腰」の正体です。
ぎっくり腰は、重い物を持ち上げようとした瞬間、急に立ち上がろうとした瞬間、大きなくしゃみをした瞬間に、急にグキッとした大きな痛みを腰に感じてしまい、そのまま動けなくなります。
ヘルニアなどの病気が隠れていない場合は、自宅療養でも自然と治っていきますが、最初は全く動けなくなる人が多いので、家族などの介助が必要になることも少なくありません。

湿布を貼って安静に

実はぎっくり腰で整形外科に行った場合も、痛み止めの薬と湿布を処方されて症状が落ち着くまで経過観察になることが多いです。もちろん、腰痛の原因に他の病が隠れていないか、MRIなどを使って調べてもらうことは重要なので、初めてぎっくり腰になった場合は、整形外科受診をおすすめします。
何度かぎっくり腰を経験している人は、病院に行かずに自宅で湿布治療を行う人も多いです。先ほどお伝えした通り、ぎっくり腰の場合、病院に行っても、湿布治療をするしかないので、少しでも安く治療したい人は薬局などで湿布を購入して治療することが多いのです。
ぎっくり腰は2~3日すると、痛みはあるものの日常生活はなんとか送れるようになります。1週間ほどの期間で「ほぼ治った」と感じる人がほとんどです。しかし、これから紹介する湿布治療の方法をしても、悪化したり3日経っても症状が良くならない場合は必ず整形外科での診察を受けるようにして下さいね。

温冷湿布、どちらがいいの?

まず湿布と言うと、温冷、どちらがいいのか悩みますよね。温冷湿布の違いは有効成分にさほど違いがないので、自分が気持ち良いと感じる方を貼れば良いと言う人もいますが、実はぎっくり腰に有効的な貼り方があるのです。
ぎっくり腰になった直後は、患部が炎症を起こしているので温冷湿布のうち、「冷湿布」を選ぶようにしましょう。冷湿布は、患部の炎症を鎮めてくれる効果があるので、ロキソニンやモーラステープなど消炎鎮痛成分が多く含まれている冷湿布がおすすめです。

温冷湿布の種類を変える

期間は人によって違いますが、冷湿布を貼って2~3日すると少しだけ痛みが和らいでくるかと思います。症状が落ち着いてきた、痛みがある場所に炎症がなさそうなら、温冷湿布の種類を変えましょう。
症状が落ち着いたら、温湿布が効果的です。温湿布は痛みがある場所の血行を良くして、コリをほぐしてくれる効果があるからです。ぎっくり腰になりやすい人は、慢性的に腰に痛みを感じていることが多いのですが、こういった慢性的な症状にも温湿布が有効になります。
もちろん、温湿布にしたことで痛みが強くなった気がする場合は、冷湿布を使い続けるようにしましょう。湿布を貼った場所の周辺をカイロなどでゆっくり温めるのも、血流をよくするためには効果的ですよ。

痛みが強い場所を探して

ぎっくり腰になった直後は、痛みが強い場所を中心に湿布を貼ります。半分に切ったりしないように、1~2枚貼るようにしましょう。
痛みが少し落ち着いたら、いつも貼っている場所よりも5~6㎝上に貼りましょう。この貼り方をすることによって、同じ場所ばかりに湿布を貼ることで起こる皮膚のかぶれを防ぐことと、痛みが強い場所よりも少し上にある背骨の神経を鎮める効果があります。

貼りっぱなしはNG

湿布は種類によって、有効作用が働く期間が決まっています。ドラッグストアなどで湿布を購入する場合は、よく確認するようにしましょう。また、貼りっぱなしは皮膚が荒れる原因にもなるので、肌が弱い人は注意が必要です。肌の荒れや有効成分のことを考えると1日数回貼りかえるようにしましょう。
特に入浴する直後まで、湿布を貼っていると皮膚に強い炎症を起こす場合があるので、入浴の1時間程度前には1度湿布をはがすようにしましょうね。

腰痛持ちにはコルセット

ぎっくり腰が治るまで1週間程度の期間が必要ですが、仕事や家事をずっと休んで寝込んでいられない人も多いと思います。ぎっくり腰になった直後、2-3日は全く動けない人もいるので冷湿布を貼ってゆっくり休みましょう。
強い痛みが治まったあとに、どうしても仕事などに行かないといけない場合は、消炎作用が強い湿布と、コルセットの併用がおすすめです。1度ぎっくり腰になった人は、また同じような症状になることがあるので、この機会にコルセットを購入するのも良いですよ。
ぎっくり腰になる人は、普段の姿勢が悪い人が多いです。姿勢を矯正するようなコルセットを使うことで、腰痛防止にもつながりますよ。
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コルセットを選ぶときは、かさばらない薄さ、サポート力などをチェックしましょう。

腰痛の不安がある人は家に置いておこう

次はぎっくり腰のさいにおすすめの湿布を紹介します。過去にぎっくり腰をしたことがある人、腰に不安がある人は家に置いておくと良いですよ。
塗り薬や温灸、ストレッチやマッサージなどはぎっくり腰の予防に効果的ですが、ぎっくり腰になってしまったら、大判で消炎作用が高い湿布を貼るのが1番です。深夜などドラッグストアが閉まった時間帯でも、コンビニなどで応急処置になるような湿布は販売されていることが多いので、可能ならば家族などに購入してもらいましょう。
有効成分が高い湿布は、第一類、第二類医薬品に指定されています。価格も少し高くなるので、長引く場合は病院で処方してもらったほうが安上がりにすむ場合もあります。
【第2類医薬品】ボルタレンEXテープL 7枚 ※セルフメディケーション税制対象商品
価格 ¥ 1,348
大判で痛みがある周辺にアプローチしてくれます。痛みを取る成分が多く配合してある上に24時間有効成分が働いてくれるので、とにかく痛い、動けないときにおすすめです。
【第2類医薬品】フェイタス5.0大判サイズ 14枚 ※セルフメディケーション税制対象商品
価格 ¥ 1,956
こちらも大判サイズなので1枚で痛い場所周辺に効果があります。消炎作用のフェルビナクが多く配合されているので、痛みが特に強いときに。

ムリはしないで

一人暮らしの方が、急なぎっくり腰になると手元に湿布がない場合もありますよね。そんなときの対処方法も紹介します。
・冷えピタ(特にぎっくり腰発症直後の炎症を抑えるのに効果的です。湿布がない家庭でも冷えピタを常備している家庭は多いので、使えますね)
・ケーキを購入したときなどに付いてくる保冷剤(冷凍庫に1~2つ眠っている家庭が多いと思います。冷えすぎる場合は、薄いタオルなどを巻いて使いましょう)
・酢と片栗粉、もしくは小麦粉(気化熱を使って冷やす、昔ながらの方法です。片栗粉などに、ドロッとするまで酢を混ぜて痛みがある場所に貼り付けます。幹部の熱を取るとパリパリに乾くので、新しいものに変えます。冷凍庫などがなく冷やすことが難しかった昔の日本ではポピュラーな方法でした)
・氷をビニール袋に入れて患部を冷やす(最も手軽な方法ですね)
これらの方法は、湿布を長時間使いすぎて、肌がかぶれたときにも使えるので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
・ぎっくり腰直後から痛みが弱まるまでの期間は、冷湿布が効果的
・慢性的な腰の痛みは温湿布で血行を良くする
・湿布の貼り方は、痛みの強い場所を中心にする
・同じ貼り方ばかりでなく、症状が落ち着いたら少し上のほうに貼り方を変える
・腰用コルセットを併用するのが効果的
これらのポイントを注意して、ぎっくり腰になった人は養生してくださいね。また、ぎっくり腰を繰り返す人、なかなか治らない人は、他の病気が隠れていたり、姿勢などが悪い場合があります。「おかしいな」と感じたら早めに整形外科に行くようにしましょうね。