ふすまの防音対策に使えるアイテム
ではまず初めに、ふすまの防音対策に使えるアイテムをご紹介していきたいと思います。後程のふすまを防音にする方法で使用用途をご説明しますので、どんなものが役立つのか知っておきましょう。
・合板
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こちらはふすまに新たな壁として使用します。通常のふすまでは中の密度が薄いため、どうしても音の抜けが良くなってしまいます。ですので合板を壁にすることで音の振動を防ぎ、抜けを少なくする役割があります。本来は鉄の板が望ましいのですが、簡単に加工できないことと、自分でできる範囲を超えるため、合板が適当でしょう。同じ木材で「ベニヤ板」という合板よりも薄い板がありますが、遮音シートの重さに耐えられず、曲がってしまうので、合板を選ぶようにしましょう。
・遮音シート
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遮音シートは合板に貼り付けて更に音の振動を抑える役割があります。合板の密度はふすまと比べて高めですが、材料が木材なので多少なりと振動してしまうので、音が抜けてしまいます。遮音シートを貼ることでその振動を防ぐために必要です。
・遮音テープ
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ふすまに壁を作ってもふすま自体が建物やふすま自体の歪みからふすまとふすまの間や壁との間に多少の隙間ができてしまい、そこから音が漏れてしまいます。遮音テープを壁や天井、ふすま間に貼ることで音の漏れを遮り、音漏れを防止するために使います。
・吸音ボードとジョイナー
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吸音ボードは吸音ボードジョイナーという工型のジョイナーというアイテムと併用します。名前の通り、音を吸収する役割があり、これをつけるのとつけないのでは大きな差があります。
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それ以外に、必要な道具として、タッカーやマスキングテープ、両面テープやのこぎりといった日曜大工で使うような工具や資材が必要となってきます。では実際にふすまを防音にする方法を見ていきましょう。
ふすまを防音にする方法
ここからはふすまを防音にする方法について手順をご紹介します。こちらの方法なら自分で簡単にできるので、「自分で費用を抑えてやりたい」という方は是非参考にしてみてくださいね。
【ふすま防音方法その①】ふすまを並べた時にできる隙間を埋めるための壁を作る
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まず初めに、先ほど上記で出てきた「合板」をふすまの壁として使用します。合板サイズは通常だと約180cm×90cmになるので、家のふすまに合わせてカット、もしくは継ぎ足しを行い、ふすまと同じサイズを作りましょう。
【ふすま防音方法その②】遮音シートを隙間埋めに使った壁に貼りこむ
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合板で壁を作ったら、遮音シートを壁に貼りこんでいきます。両面テープで壁とシートを固定したら、タッカーでシートが落ちないよう止めておきましょう。テープだけだとシートが落ちてくる可能性があります。タッカーですが、付属の針だけだと恐らく不足するので、タッカーの芯も購入しておきましょう。
【ふすま防音方法その③】壁や天井などの隙間埋めをするために遮音テープを貼る
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壁に遮音シートを貼り終えたら、次にふすまと壁の隙間やふすま間、ふすまと天井などの隙間を遮音テープで隙間を埋めていきます。この隙間を埋めることも防音をする上では大事な工程ですので、隙間がなくなるようにしましょう。
【ふすま防音方法その④】吸音ボードを設置する
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最後に吸音ボード用のジョイナーをのこぎりで必要なサイズ分カットします。カット後、壁に両面テープで固定し、そこに吸音ボードをはめ込んだら完成になります。このボードを設置するだけで10dbほど変わるので、部屋でいうなら大きな音の差に繋がります。
まとめ
ふすまの防音方法についてご説明しましたが、少し日曜大工並みの作業になってしまいます。ただし、資材や工具はすべて市販で購入することができ、自分で簡単に行うことができる方法です。もし防音を考えている方がいらっしゃったら是非この方法を試してみてくださいね。