ストレッチで筋肉痛になる原因
筋肉痛は、ストレッチに限らず運動後にやってきます。傷付いた筋肉が修復されるときの炎症によって起こる痛みとされています。筋肉は修復されることで、より強く太い筋肉になります。そのため、運動後の筋肉痛はどうしても避けて通れないのです。
・1つのストレッチに時間をかけすぎている
・伸ばす強度が強すぎる
ストレッチで筋肉痛になっても続けていいの?
運動不足の人がストレッチを始めると、硬くなっていた筋肉が伸びるので、筋肉痛になることがあります。軽い筋肉痛なら、ストレッチを続けることは大丈夫です。
けれども、強い痛みを感じる時や痛い部分が熱をもっているときは、症状が治まるまでストレッチは中止してください。
ストレッチで筋肉痛になったときの対処法
.休んでも痛みが引かない場合は、炎症が起きている可能性があるので、患部を冷やしましょう。
.急性の痛みは、まずは安静にします。
.痛みが引かない場合は、病院で診てもらいましょう。ひどいときには、肉離れを起こしていることもあるので、注意が必要です。
.新鮮で栄養価の高い、生鮮食品を多く摂る。筋肉痛の回復に効果がある食品は、豚肉、にんにく、ピーナッツ、うなぎ、豆、レモン、梅干しなどです。
ストレッチで筋肉痛を一時的にやわらげることはできますが、ストレッチすれば筋肉痛が治るわけではありません。筋肉痛は筋繊維がダメージを受けている状態なので、回復にはある程度時間がかかります。
通常の筋肉痛を超えた痛みを感じたときは、無理にストレッチで治そうとせず、医者に診てもらった方がよさそうです。ただでさえ治るまでに数日から数週間かかるのに、過剰にストレッチをしたことでさらに回復を遅らせてしまうこともあるからです。
急性期の対処方法
急性期は、「起き上がれない」、「ちょっと動いただけでも痛い」というような状態です。
下手に動かさずに炎症を抑えましょう。アイシングや抗炎症効果のある冷シップを貼るなどがおすすめです。
回復期の対処方法
回復期は、「痛いけれど、少しは動かせる」状態です。
炎症が治まって、身体を修復しています。身体を温めて、弱いマッサージや軽いストレッチなどで血流を良くしましょう。
腸回復期の対処方法
腸回復期は、「なんだか筋肉が付いてきたかも」と感じる状態です。ストレッチの効果が実感できるかもしれません。
焦らずに、しっかりと筋肉が回復するまで休息しましょう。回復する前に筋肉を酷使すると、疲労がたまり回復が遅れます。筋肉痛が取れるまでは、無理しないようにしてください。
ストレッチで筋肉痛にならないための対処法
.息を止めない
.無理矢理伸ばさない
.反動をつけない
ストレッチで筋肉痛にならないためには、筋肉を温めてからストレッチをするのがおすすめです。温めることで、張りや痛みがやわらぎ、楽にストレッチできるからです。
筋肉痛にならずにストレッチをするのに最適なのは、入浴後の筋肉が温まっている時間帯です。入浴後が無理でも、ある程度体を温めてからストレッチのが良いでしょう。屈伸運動や足踏みなどがおすすめです。
また、寒い時期や体が冷えた状態でストレッチを行うよりも、少し体を動かして温まった状態でストレッチを行うことで、ストレッチの効果が高まりますし、ケガの予防にもなります。
ストレッチを行うおすすめの頻度とタイミングは、1日に1回、入浴後や寝る前、スポーツ前後です。200ml程の水分を補給してから行いましょう。逆に避けた方がいいのは、食後30分以内。消化に悪いからです。
ストレッチは、気持ちいいくらいでやめておくのが良いでしょう。1部分、30秒~1分位が適当です。
まとめ
筋肉痛は、普段使わない筋肉を使いすぎると起こります。ストレッチを始めたばかりの人には、避けて通れないものです。
けれども、筋肉痛の正しい対処法を知り、予防することで、ストレッチを楽しく続けることができるようになります。継続すれば、ストレッチの効果は必ずあらわれます。
ぜひ、ストレッチで、あなたの理想とする健康や美しさを手に入れてください。