高齢者が倒れるのは脳梗塞だけじゃない!めまいや吐き気症状・ふらつき原因とおすすめ治し方!:年齢からすぐに病気と疑ってはいけない
高齢者のみならず、めまいや吐き気、平衡を保って歩いているつもりなのにふらふらとバランス感覚がなく、覚束ないような足取りで歩いている・・・ということがたまに起こると、「これって脳梗塞の兆候では?」と疑いやすいもの。特に死亡原因のトップの中に、脳梗塞を含む脳血管系の疾患が入っているので、警戒を強めるのも無理はないことでしょう。
しかし、高齢者の場合は身体機能の衰えが始まっているために、複数の薬を服用していることも多いため、その薬同士の反応による副作用であったり、数が多いせいで飲み方をつい間違えてしまうという原因からきているものも多いと聞きます。めまいに吐き気、時にはそのせいで意識を失って転倒してしまうのは本人が一番不安に感じている症状です。周りはまず大げさに取り上げずに、日常生活から丁寧に一緒にひもといて原因を探っていく必要があります。
高齢者が倒れるのは脳梗塞だけじゃない!めまいや吐き気症状・ふらつき原因とおすすめ治し方!:めまいにも種類がある
時には不快な吐き気や頭がふわふわした状態を感じるめまい。めまいと一口にいっても種類がいくつかあります。60歳までは主に内耳や三半規管に問題をきたすことによって起こる末梢性めまい、そしてそれ以上の年齢になると脳の中枢神経系からの問題で引き起こされる中枢系のめまいの2つに大きくわけられます。またあまり知られていませんが、目はぐるぐる回らずとも、なんとなくふらふらして人やものによくぶつかってしまうのもめまいの一種で、慢性ふらつきといい、加齢性平衡障害という疾病として認識されるものです。
注意したいのは中枢系めまいの場合です。これが脳梗塞といった脳循環系の疾病につながるものになることが多いのです。一般的な特徴として朝の目覚めや入浴後、トイレに行った際などに発生しやすいと言われています。
高齢者が倒れるのは脳梗塞だけじゃない!めまいや吐き気症状・ふらつき原因とおすすめ治し方!:すべては運動量の不足から起こる
骨や筋肉が衰えてくる高齢者にとって、めまいの直接的な原因ではありませんが、おおもととなっているのは運動量の不足に他なりません。あまり動かずに長時間同じ態勢でいることが多く、そのために筋肉や骨はますますもろくなって動くのが億劫になりますが、こわいのは血流循環が十分に満遍なく全身、特に脳へ行きわたらないことがめまいを引き起こすのです。
高齢者が倒れるのは脳梗塞だけじゃない!めまいや吐き気症状・ふらつき原因とおすすめ治し方!:軽いストレッチを毎日する
予防や改善のためには、毎日軽いストレッチ運動を欠かさずにすることがベストです。眼球もぐるぐる回したり左右に動かしたり、また椅子に座ったままで、足踏みストレッチや両腕を上下にあげさげを反復する運動でも、凝りやすく血流が滞りやすい肩から頭の方への流れを促しますし、足腰を強くしてきちんと足から頭への循環をよくすることができます。
高齢者が倒れるのは脳梗塞だけじゃない!めまいや吐き気症状・ふらつき原因とおすすめ治し方!:【まとめ】
高齢者の方だと、複数の薬を服用している方もざらではありませんよね。それらが身体に合わない、もしくは飲み方を間違えているために、その副作用としてのめまいや吐き気が生じてしまっているというケースもよくあるようです。まず、めまいがよく起こったり、吐き気を頻繁に覚えるといううったえを聞いたら、まず薬の飲み方から一緒に丁寧にたどってみましょう。数が多いと服用法を間違えてしまうことはありがちなこと、すぐに大病を疑って不安を与えないようにしましょう!