【故障?傷?CDが再生できない!原因と直し方】はじめに
さあCDを聴こうと思ったら再生できない。そんなトラブル、ありませんか? そういう場合、CDに問題があるかプレーヤーに問題があるかのどちらかなのですが、たいていは専門のお店にもっていかないと直らないことが多いです。
でも、そんなの面倒だし、お金もかかりますよね。できたら自分で直したい。そう思う人も多いはず。実はCDが再生できない場合であっても、誰でも比較的簡単に直せてしまうパターンがあるのです。しかも家にたいていあるものを使って。
そこで、CDが再生できないとき、自分でできる対処法をご紹介していきます。
【故障?傷?CDが再生できない!原因と直し方】CDに傷がある場合
CDは、レーザー光線を当てその反射光を読み取ることでデジタル信号を読みとって音を出しています(データ用のCDやDVDも同じ原理です)。したがって表面に傷があるとレーザー光線が乱反射してうまくデジタル信号を読みとることができません。表面の傷は、うまく再生できない原因のひとつです。
そういう場合は、歯磨き粉を使って丁寧に磨いてやると、直ることがあります。歯磨き粉には細かい研磨剤がはいっているからです。
用意するのはペースト状の普通の歯磨き粉。ただし、スクラブ(つぶつぶ)の入ったものはダメです。それからTシャツの古着など、けば立たない柔らかい布。できればメガネ拭きのような布があればベターです。
まず、布に少量の歯磨き粉をつけ、磨きたいCDをやさしく拭いていきます。このとき、中心から外側に向けて、放射線状に磨いていってください。力をあまり込めすぎると逆に傷が多くなります。優しく根気強く磨いてください。10~15分ほど磨いたら温水で洗い流します。タオルなどで拭くと傷になるので、基本的に直射日光の当たらない場所で自然乾燥です。乾いたら、もう一回柔らかい布で軽く拭きます。
こでもまだ再生できないようであれば、もう一度磨いてみましょう。CDは繊細なので、注意深さと根気が必要です。
【故障?傷?CDが再生できない!原因と直し方】プレーヤーが故障している場合
もう一方のプレーヤーに問題がある場合です。たいていは部品の交換が必要で、素人がすぐに直せないことが多いのですが、ピックアップレンズにほこりがついている場合は、それを掃除するだけで直ることがあります。
レンズはカメラや眼鏡用のレンズクリーナーと綿棒を使い掃除します。ただし、プレーヤーのレンズも繊細なので、力まかせにゴシゴシ磨かないようにしてください。ほんの少しでもレンズが歪むと、もう音が出なくなります。撫でるように、やさしくやさしく拭いてください。また、よごれが落とせたら、今度は乾いた綿棒できれいにクリーナーをふき取ってください。レンズ表面にクリーナーが残っていると、そこにほこりがついてまた再生できなくなります。
【故障?傷?CDが再生できない!原因と直し方】番外編・車のデッキで再生できない!
車でCDを聴こうとしたら再生できないというトラブルが意外と多いようです。原因はいろいろあるのですが、そのひとつが、パソコンで焼いたCDが再生できない、というものです。どうも車を運転する際、ドライブ用に自分で編集したCDを聴きたいという方が多いのが一因のようです。
これは車のデッキだから、というわけではありません。普通の音楽プレーヤーは音楽CDしか再生できません。もし、入ってる曲がmp3とか、wmaといった拡張子になっていたら、それは単に音楽データをCDに保存しただけで、音楽用CDを作ったことにはなりません。ちゃんと音楽CDになっているなら、拡張子は「cda」です。
CDをパソコンで焼くときは、ちゃんと「オーディオCD」を選択して焼いてください。ただし、そもそもCD-Rが使えないデッキであれば、どんな拡張子でも再生できません。
【故障?傷?CDが再生できない!原因と直し方】まとめ
いかがでしたか? まとめると再生できない原因は、ディスクに問題があるか、プレーヤーに問題があるか、CD-Rの焼き方に問題がある、の3つです。それぞれ原因を見極めて対処してください。
なお、CD磨きやプレーヤーの修理は、すべて自己責任でお願いします。自身がない方は、専門家に任せてください。